戦後の混乱期の政治家を二人忘れていた。 一人は、広島県竹原市出身、池田勇人元総理大臣だ。 戦後闇米が高騰して、貧乏人が買えなくなった時、「麦を食え」と言ったとか言わなかったとか、…。 本人の話では、「米が買えないのならば、麦で我慢して生き延びよう」という意味で言った言葉を捕らえて、「貧乏人は麦を食え」と言い換えられたそうだ。 今一人忘れてならないのが、源田 実 参議院議員だ。 「特攻」の発案者の一人だと言われている。 戦後、政界に進出した。 戦後の社会で不思議な現象だと地元では言われていた。 多くの若者の命を奪った「特攻」。 一体何処の何方が彼に票を入れたのだろうか。 なんだかそんな事を考えていたら、政治の世界自体空しい物に見えてきた。 「昭和二十年」を生き抜いた人たちが今の状況を見る時、「今の日本人はなんと性根が無い」と思うのではなかろうかと思い始めた。 根性がないので無くて、危機感が無いのだろう。 特に若者がそうだろうと思えてきた。 焼夷弾が空から降って来たのに比べれば、見えないコロナなど怖くもなんともないのだろう。 昨日のTVでは、「馬鹿は風邪をひかない」そうだ。 科学的に証明されているそうだ。 そんな馬鹿が増えると、コロナウイルスの配達人が街に溢れているのと同じでは・・・・。
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