藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

カラスは、何処に行ったやら

2021-10-11 13:47:55 | 日記・エッセイ・コラム

五日前、早朝からカラスがやけに騒いだ。 ベランダから眺めると、等間隔でカラスが見える。その互い距離およそ30m。 そして激しく鳴いている。 どうも縄張りを主張しているような感じである。 其の数およそ30羽。 此れだけの烏が集まるのは、四年前に一度有った。 その時は、一週間近く続いた。 場所的には今回とは違い、あるこんもりした林を中心にして、激しく鳴いていた。 どうも気になるので、ヘルメットをかぶって、顔は手拭いで覆い、手には柄の長い釜を持って行った。 身を守るためだ。 此の時はある程度予測が付いていた。 此の林の中に、食料になる何かが有り、狐やタヌキと取り合っている気がしたのだ。 予感は的中。 角が三段の鹿の死体が其処に有った。 きつねが、内臓を食べようと必死で食いついていた。 私の姿を見ると木立の中に身を隠したが、気配は有った。 死体を検分したら、首筋に大きな突き傷があって、明らかに人間が刃物で刺し殺したようだ。人家からは、三十メートルも離れていないので、鉄砲は使用できない。 恐らく庭に侵入してくるので、竹竿にでも刃物を括りつけて刺したと思われる。 明らかに密漁なのだから、放置したのであろう。 それをカラスが、我が餌にしようとしていたようだ。 区役所に電話して、処分してもらう事も考えたが、犯人探しが始まると・・・。 此処は死体を、カラス殿に始末していただくのが正解であろうと、腹部を括って持って行った釜で、腹部大きく切り裂いておいた。 一週間ほどで、頭部を残して見事に姿は無くなった。 まさにカラスは、自然界の掃除屋さんである。 今回もまさかと思ったが、烏の陣取り位置が住宅街なので、よくよく見ると、見慣れないカラスが居る様だった。羽の一部が白いカラスの集団がいる様だ。 朝鮮半島から冬越しの為にやって来たのではなかろうかと思い、観察しようと準備を始めた昨日だったが、今朝は見事に騒ぎが納まって、何時もの一匹の烏だけが、電柱の上で鳴いている。 昨日までは、連日30℃を超える暑さだったが、ここらで気温が下がって来るのであろうか。 カラスの行動で、季節の動きが感じられたのは、初めてである。 しかし未だに、紅葉は見られない。 向かいの山は、夏真っ盛りの風情である。

     


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1 コメント

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Unknown (マリヤンカ)
2021-10-12 06:52:02
カラスも凄いけれど、藤森さんも凄い!
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