藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

サリドマイドが抗癌剤?

2012-07-07 00:28:50 | 社会・経済

サリドマイドといえば私たちには薬害の典型的薬品としての価値観しかない。しかし、近年抗がん剤としての効能が検討され始めた。サリドマイドが薬害を引き起こした原因は、新しく血管を作ることに対し阻害する効能が存在した。女性の妊娠期に服用すると、胎盤や胎児の血管の発達が阻害され、その為に胎児に重大な障害を作り出した。それが、世に言う「サリドマイドベービィ」である。しかし、発想の転換をして癌を見直して見ると細胞の特徴は、自らが膨張拡大するために、周辺に大量の血管網を構築することである。増大するためには大量の栄養が必要で、それを得るためには、血管の増築をしなくては成らないのである。東京都が人口爆発にあわせ交通網が整備されたこと同じことが、癌の周辺で起こっていると思えばよい。其れならば、栄養補給路を遮断することがを増大させない一番の方策である。人間の戦争でも補給路を絶たれると軍は自滅する。其れを狙って、「サリドマイド」を使うのである。ドクターグリップでおなじみの 宇土 博 博士によると、癌の主な栄養は、炭水化物、糖分であるという。同じ兵糧攻めにするならタンパク質を主食にしたほうが効果があるという。タンパクダイエットにより癌の進行が止まった例もあるそうである。大学病院での治験でも効果が認められ、保健薬以外の薬として保険使用が認められたそうである。「毒を毒でもって制す」とはこの事である。今後の研究に期待しよう。


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