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NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

三文役者

2011-09-11 08:27:41 | 映画
日曜に限って早く目が覚めてしまう。
いつまでも寝ていたいのだけれど、早く起きることにする。

昨晩、かなりいい映画を観たので感想を早めに書いてしまう。
新藤兼人監督の「三文役者」(2000年、日本映画)。
新藤監督作品で脇役として活躍した殿山泰司(竹中直人が演じている)を描いた映画。
妻と愛人との三角関係を続けながら酒とジャズを愛した殿山泰司は、皆から“タイちゃん”と呼ばれ、実際に物凄く破天荒な人だったらしく、実際に殿山が出演している映画のワンカットを随所に見ながら話は進んでいき、映画製作当時は既に亡くなっていた新藤監督のパートナーでもあった乙羽信子の突っ込みが効いた回想もいい感じでした。
脇役がいなければ主役も光らない。
そんな脇役ながらも人間味に溢れる殿山泰司に焦点を絞ったことで新藤監督の殿山への想いもよく伝わってくるし、劇中登場する映画製作の合間のシーンなんか賑やかそのもので、古き良き日の映画の臭いがするのも確かです。
本当にいい映画を観た。
評価は満点の《》です。
新藤監督は今年99歳で、最近まで現役で監督をしていたから驚きです。
そしてこの映画に脇役で大盛南朋が出ていました!
さらにさらにびっくりなのが、殿山泰司の父親と義母が創業したおでん屋が“お多幸”だったこと。
行ったことのある店だからさらに嬉しくなったのでありました。

今日一番聴いた曲:Rock is dead/MARILYN MANSON