TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

「紅道をゆく」 大興善寺

2021年11月30日 | お出かけ
11月27日の午後
九州歴史資料館を見学した後、9㎞ほど離れたところにある大興善寺を訪ねました。
そこの紅葉がきれいだということで、あらかじめ行くように計画はしていたのですが、午前中に見学した「九州山岳霊場遺宝」展の仏像の中に大興善寺所蔵の広目天を見つけ、そこへの思いはますます強くなりました。

資料館を出て20分ほどで大興善寺の大駐車場に到着。
駐車場の上にある広場の紅葉が目についたので、まずそこに行きました。

駐車場の上の広場


シートを広げて、お花見ならぬ紅葉見

広場から見た大駐車場


駐車場から歩いて5分
この石段の先が大興善寺


ゆっくりと登っていきます




登りきりました。


銀杏 ほとんど落葉


さらに上があって


本堂?


その横に国宝殿があって
多聞天様がいらっしゃいました。


貼り紙が貼ってありました。


貼り紙2


心なしか一人残された多聞天様のお顔は寂しそうでした。


近くにあった庭園


説明


品のいい紅葉


ドラマに出てきそうな広縁


別の建物の玄関


これより帰路 
駐車場に向かいます。

柿の木 向こうに見えるのが駐車場


干し柿


花?


花と蝶


帰路


出店にて


柿の木


ゴール
駐車場に貼ってあった大興善寺のポスター


「紅道をゆく」

まだ時間があるので、この後さらなる紅道を求めて、神埼の仁比山神社に向かいます。
(続く)
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九州山岳霊場遺宝

2021年11月28日 | 山にまつわる話
九州歴史資料館の特別展「九州山岳霊場遺宝」を見に、はるばる福岡県小郡市に行ってきました。
長崎から遠いので、県外の山の帰りに寄ろうと思っていたら、とうとう終了1週間前になったのであわてて行った次第です。

九州歴史資料館


玄関


大きな特別展のポスターが貼ってあります。


お目当ては、ポスター右上の仏像です。
これは天祐寺にある四面菩薩坐像です。
四面菩薩(四面神)はそもそも雲仙岳の神様で、四面宮(現在の諫早神社)にあったのですが、明治の神仏分離の折に天祐寺に移されたものです。私は天祐寺の近くに住んでいるのですが、この菩薩は一般に公開されていないので見ることはできません。
ところが、「九州山岳霊場遺宝」展では、この四面菩薩坐像をはじめ、九州北西部の山岳宗教に関係するが貴重な仏像などが一堂に集めてあるのです。
期間は12月5日までで、この機会を逃したらもう見ることはできません。そういうわけで、はるばる小郡まで行ったわけです。

展示物は撮影禁止だったので、ポスターを写しました。

これが「四面菩薩坐像」


ポスターの写真では何となく目が恐そうですが、そうではありません。この仏像を下から拝顔すると、全く別の表情になります。澄んだきれいな目を見開かれて、柔和な顔で何か思索をされているような感じを受けました。
「仏像は下から拝むもの」
以前、何かの本で読んだことが思い出されました。

隣には同じく天祐寺の「如意輪観音坐像」が展示されていました。
これも他の所から神仏分離の難を逃れて天祐寺に移されたものですが、それはそれは凜々しいお顔の仏像でした。四面菩薩は女性的な顔でしたが、こちらは紅顔の美少年といったところでした。写真で紹介できないのが残念です。

ポスターの右下は、これも長崎県のもので、金泉寺の不動明王像です。



この不動明王像は多良岳の金泉寺に祭ってあるものをその場で拝観したことがあります。
今は、諫早市美術歴史館に移されているので、この特別展が終わればこちらで拝観できます。

多良岳の金泉寺


金泉寺に祭ってあった頃の写真


この不動明王については以前のブログ、「太良嶽山金泉寺(3)~ 不動明王と二童子立像」に書いているので、こちらも覗いてもらえれば幸いです。


展示は地域別に展示してありました。

多良岳、雲仙岳
宝満山や若杉山を擁する三郡地域
浮嶽や雷山、背振山や天山を擁する背振山地
四王寺山

全部で55点の展示で、約2時間、ゆっくりと鑑賞しました。


最後に、ポスター左の、木目のきれいな仏像の紹介


これは若杉山の南側に伝わる十一面観音像で、年に一度だけ、4月の第1日曜日に開帳されるそうです。このように、めったに拝観できない仏像などが観賞できる贅沢な企画展でした。
ちなみに、入場料は210円で、65歳以上は無料です。
期間は12月5日まで(月曜日は休館)、あとわずかの展示期間です。
興味があられる方はお早めに。
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天祐寺の紅葉 '21

2021年11月24日 | 上山の四季
11月22日の夕方のローカルニュースで、諫早市にある天祐寺の紅葉が紹介されました。
そのせいか、23日(勤労感謝の日)は、天気が悪かったにもかかわらず多くの人が天祐寺を訪れていました。

門前から大門へと続く参道


境内のあちらこちらが色づいていました。


紅葉のグラデーション


立派な山門 


大きな銀杏


本堂





本堂の戸には


「昇り藤」
ここは諫早家の菩提寺です。

回廊






塀の向こうは諫早家の墓所

墓所










書院では襖絵の公開(この時期だけ)があっていました。


カメラの先には


鮮やかな紅葉







天祐寺には、それはそれは静かな時間が流れていました。



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上山の紅葉

2021年11月23日 | 上山の四季
諫早市の中心部にある上山(122m)の所々に、紅葉が彩りを添えてくれていました
22日の北口周辺です。
















翌23日 北口の横にある天祐寺




その後、東口から山頂へ登りました。


山頂


背負っているのは

本麒麟?

箱の中には10㎏の石が入っています。今日から脚力強化の歩荷トレーニングを始めました。

ツツジ園








いつもの上山歩きのついでに、紅葉🍁を写してみました。
写真はスマホで撮ったもので、編集・アップもスマホでしました(慣れていないので、文字少なめ)。



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黒髪山・青螺山へ

2021年11月22日 | 山(県外)
先週の作礼山に続き、2週連続で佐賀県の山に登ってきました。
今度こそ黒髪山です。
どの登山口から登ろうか迷いましたが、結局はいつものように乳待坊になりました。

乳待坊公園は紅葉に彩られていました。







見返り峠の少し先から雄岩を臨む


そこに祭ってあった石仏


雌岩


手で削ったであろう石段


おなじみの石仏




天童岩への岩場
鎖場


梯子


山頂


山頂2


この後向かう青螺山がよく見えています。

途中の展望所より 雌岩


青螺山への登り


山頂への最後の登り



けっこう急な尾根道でしたが、トレーニングにはもってこいでした。
一月前に登った傾山で、脚力の無さを痛感してからは努めて脚力の強化に取り組んでいるところです。
来年こそは…
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上山山頂で月食を観る

2021年11月21日 | 上山の四季
上山の山頂で月を眺める構想は以前からもっていましたが、11月19日の部分月食の夜についに行動に移しました。
上山は諫早市の中心部にある標高122mの山です。

その展望台


準備完了


遠き山に日は落ちて…


東の空
満月の夜なのに、三日月が現れたのには驚きました。


欠けた月が昇るとは聞いていたのですが、ここまでとは思ってもいませんでした。

諫早の町が夕闇に包まれ、観月会の始まりです。


どんどんと月が欠けていきます。


18時過ぎ、ブラッドムーンが夜空にクッキリと現れました。


その後、少しずつ満ちだして











撮影時間は前後しますが、「欠けている月と諫早の夜景」



山頂での観月会はここまでです。
一晩月を見て明かすには寒いので、山を下り、続きは自宅の窓から愛でました。
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環境芸術の森と作礼山

2021年11月17日 | 山(県外)
作礼山に登ってきました。
当初の計画は黒髪山に行く予定でしたが、新聞に「環境芸術の森」の紅葉が紹介されているのを見て、急きょ作礼山に変更しました。それは「環境芸術の森」が厳木町に、しかも作礼山の中腹にあるからです。


厳木の道の駅「風ふるさと館」から


これから行く作礼山ですが、それよりも目をひいたのは白い女性の巨像でした。



これは「佐用姫」というそうですが、あまりにもインパクトがありました。お弁当などお昼の買い出しをして店を出たら、佐用姫が背中を向けていたのでビックリです。傾に続き、今回も怪奇現象かと思ったら、この像はゆっくりと回転しているとのことでした。


道の駅から作礼山への道を6㎞行った山腹に「環境芸術の森」はありました。



紅葉の森をゆっくりと散策しました。








黄葉も鮮やかです。


池のほとり









撮影スポットは建物の中にもありました。

窓からの景色もきれいです。




室内に置かれたテーブルの面は漆塗りで、それが鏡のように紅葉を映してくれます。


テーブルにカメラを構えると


何ということでしょう







紅葉を堪能した後は作礼山です。
駐車場からほどなくして池に到着。


懐かしい…


紅葉の下でランチ


風が吹けばハラハラと紅葉が落ちてきます。


池のほとり


作礼山山頂(西峰)


この後、とんでもない失敗をしました。神社に行こうとしたのですが、こともあろうに道を間違ってしまいました。神社へは山頂からそのまま行けると思い込んでいたので、別の登山口に向けてどんどん下ってしまいました。

こんなのあったかな?


「かめ岩」だそうです。


遠見岩


さすがに間違いに気づき山頂まで引き返しました。
さて山頂ですが、どんなに探しても神社への道がないのです。しかたなく池の方に引き返していったら、その途中に分岐がありました。何という失態、作礼山で道を間違うなんて、環境芸術の森のついでに登ったから罰があたったのでしょうか。

あらためて、神社へ





作礼権現上宮(東峰)


狛犬


秀峰天山の勇姿


そこから東峰展望岩へ


駐車場とその向こうに897のピークが見えています。


897にも登りました。


このピークは作礼山(887m)より、10mも高いのに名前が付いていません。



下りたときには駐車場は私の1台だけでした。
皆さんは午前中に山に登り、午後は環境芸術の森に行かれたようです。

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柿との戦い

2021年11月15日 | 畑・園芸・工芸・片付け
実家に一本の柿の木があります。渋柿です。
私が物心ついたときには既に大樹でした。
父や祖父の話から想定するに、樹齢は100年を越えています。



老木なのですが、例年沢山の実をつけます。
特に今年は豊作で、優に500個を越えました。1本の柿の木で…

実は、この柿の木が悩みの種でした。
週末に実家に帰るのですが、帰る度に、夥しい数の熟した柿が庭に落ちているのです。
1日に3個落ちたとしても、1週間では20個を越えます。
その後始末が大変でした。

初めの頃は、熟した柿を採っていたのですが、とても食べきれません。


(熟柿)



ジャムや羊羹に加工したのですが、そんなに食べられるものではありません。
そこで、先手を打って、柿が熟する前に柿を採ることにしました。


(小屋に梯子を掛けて採取)



生ゴミとして廃棄も考えましたが、せっかく実ったのだから何か有効利用ができないかと考え、地元の直売所に相談し、無料で引き取ってもらうことにしました。
「干し柿を作る人にどうぞ」と。
また、干し柿ができるように枝は丁寧に残しました。



いい人にもらってもらえよ…


直売所には100を越える柿を持ち込んだのですが、とても喜んでもらいました。

熟す前の柿を採取したので、しばらくは熟柿のポタポタから解放されていたのですが、2週間経つとまた夥しい柿が色づきました。
柿採取第2弾では、1回目を越える150個にもなりましたが、これも直売所に無料で引き取ってもらいました。

さらに第3弾でも150個。
さすがに直売所も迷惑だろうと、姉に電話したら
「10個なら」

落胆していたら、姉から電話が来て、「お隣さんが50個欲しい」とのことで少し捌けました。
お隣さんは干し柿用に、毎年渋柿を購入されているとのことで、この話に大変喜ばれたそうです。
さらに、ダメ元で職場に50個持っていったところ、これまた喜ばれ、即完売(もちろん無料)。
また、ものは試しにと、義父がお世話になっている介護施設に電話したら、こちらも喜んでもらってくださいました。この施設も、この時期には、入所されているお年寄りと干し柿作りをされるそうです。

そんな訳で、第3弾は身近なところであっという間に捌けました。

その頃、期せずして、ステキなプレゼントが届きました。
ジャーン!


例の直売所からです。
干し柿になって帰ってきました。
私は干し柿は好きではなかったのですが、せっかくだからと食べてみると実に美味しいではないですか。食わず嫌いだったのでしょうか、それとも歳がいって好みが変わったのでしょうか、いずれにしても、しみじみと美味いと思いました。

そして第4弾。柿との戦いの最終章です。
今回の柿はこれまでのように簡単には採れないところになっています。
放置すれば熟柿爆弾が降ってきます。
そこで、柿採取マシーンを作りました。(果実採取用高枝切り鋏は4000円~6000円もするので)

ジャーン!


じいちゃん直伝の柿採り棒!
確かこんなんだったよなと、昔の記憶をたどりながら鉈と小刀で作ってみました。
半信半疑で使ってみると
すごい!


たったこれだけで、落ちない。


反対側


昔の人の知恵はすごい!



実は、あれだけ憎々しかった柿が、このときにはそうでもなくなっていたのです。
干し柿の美味しさを知ったからからでしょうか…

今年最後の柿


この柿は自分で干し柿にすることにしました。(何という変わりよう)

柿を干す準備




物干しがないと言われていたので、園芸用の支柱で作りました。

そして皮むき
(これが苦手なんだな…)


私が剥くと、皮がポトポトとちぎれます。
自分でもヘタだなと思いながら剥き続けます。

ある光景が蘇ります。
ワンゲル初めての合宿、新歓登山でのテントの中…

あの日は雨だったので、テントの中で晩飯を作っていたのですが、そのときのU野さんの包丁さばきです。ジャガイモの皮を次から次に、瞬く間に剥かれたのです。
あまりの鮮やかさに、目が点になったのを今でも覚えています。

ジャガイモをクルクルと回しながら、つながった1本の皮が落ちたときには剥き上がりです。その間数秒。
U野さんは2期上の先輩で、佐賀の大和町のご出身です。
大和町は干し柿の特産地ですが、U野さんが言われるには、小学校に上がる前から、家の手伝いで柿剥きをしていたとのことでした。

あんな風に柿を剥きたいと思いながら剥くのですが、簡単にはうまくなりませんでした。

柿の皮(一方が私で、一方がつれ合いが剥いたもの)


熱湯につけて


完成!





長かった…
ついに柿との戦いに終止符です。

「戦い」という言葉を使うほど、柿は憎々しかったのですが、今では愛おしさの感情に変わっているので、自分でも不思議です。
私にとって柿は、初めは面倒なだけの存在でしたが、柿と関わる中で、それを有り難いと感じる人と出会い、柿の価値に気づかせてもらいました。

来年以降も、喜んでもらってくれる人にお裾分けしながらも、自分でも干し柿を作っていこうと思いました。


番外編
柿の実は無くなりましたが、今度は葉っぱが…




ドラム缶いっぱい。
柿との戦いは、後しばらくは続く…
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放浪の山旅⑥ 旅の終わりに

2021年11月03日 | 山(県外)
10月25日(月) 遠征最終日
男池駐車場はガスの中だった。
夜中に車の天井をたたく雨の音に、今日の大船行きはないなと思った。
それでも4時起床。本当はもっと寝たいのだが、遠征中に限らずいつも朝は早い。

朝食


食後のコーヒーと「多良岳 街道ポテト」


朝食後に歯を磨いていたら、先客に声を掛けられる。長崎の方で、車が同じ長崎ナンバーということで声を掛けてもらった。その方は夫婦でいらっしゃっていて、今日は黒岳に登るとのことだった。
「濡れますよ」
「カッパがあるから」
「 … 」

その通りである。自分に活を入れられた気がした。

ご夫婦で九州の百名山を登っていて、現在99峰登られたそうだ。
残りの1峰は、五島の七ツ岳で、そこには来週登られるという。
「すごいですね。何年前から登りはじめたのですか?」
「8年前からです」

歳を尋ねたら、同じ歳だった。
話をして、いい刺激になった。

態度が決まった。
大船は無理にしても、初めての男池だから、その周辺の散策をしてみようと、あわてて登り支度をはじめた。
その頃、小雨は混じるもの、ガスは随分と引いていた。



上だけカッパを着て、傘を差して出発。

まずは男池散策




水筒を名水で満たす。

山の中へ


原生林に囲まれた静かな登山道、雰囲気がいい。


かくし水




太古の昔から横たわっているような木


苔むした石


木の根にも苔が


ちょっぴりの紅葉



ほどなくソババッケに到着


なんとも幻想的な世界だ。




ソババッケ? 変な名前だな…
帰ってから調べたのだが、「そば畑」が変化したものらしい。
納得である。
島原の実家でも「ナカンバチケ」と言っていたのは、「中の畑」がなまったものだった。



今日はここまで。
ここまで来ただけでも良しとしよう。
「足るを知る」と自分を納得させる。
(実は、昨日の疲れがかなり残っていた)

途中にもソババッケに似た所があった。



男池に戻り、周囲の散策

デカい! ケヤキ


その根がたくましい。
石を乗り越えている。


これこれ、余所様のブログで何度も見た「UFOキャッチャーの木」
石を包み込んでいる。


橋を渡り駐車場へ


トイレに貼り紙あり。


ここで衣類や食器等の洗い物をしてはいけませんということだろう。
気持ちよく、きれいに使いたいものである。

去年行った生月の灯台でも、駐車場のトイレに同様の貼り紙がしてあった。






駐車場に戻ると車が増えていた。



山旅が終わった。
錦秋の大船はまたの機会にということで、陸路で長崎に帰る。

予定より大幅に早く着いたので、その日のうちに荷物の整理ができた。






1週間前のことを振り返って、いつも以上に長くなってしまいました。
タイトルに「放浪」という言葉を使ってみましたが、実際は言葉の勇ましさとはうらはらに、ブレや迷い、ノスタルジー、家族を残してきたことへの後ろめたさなど、様々な感情がつきまといます。でも、それらの感情も全部受け入れて、未知の世界を彷徨うことで得られる心のときめきこそが旅の醍醐味だと思いました。
旅に出て心の渇きを癒やすことで、自分にも周囲にも優しくなれるような気がします。

6回にわたって綴った「放浪の山旅」におつき合いいただき、ありがとうございました。
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放浪の山旅⑤ 傾へ ああ勘違いの坊主尾根(後編)

2021年11月02日 | 山(県外)
長かった山頂までの道のり。
その労をねぎらってくれるかのような山頂からの眺めは、雲が流れ様々な表情を見せてくれる。
しばらく時間が経つのを忘れ、その景色を見入る。



祖母


大崩・五葉方面


越えてきた坊主尾根


昨日の古祖母? そして祖母


噴煙を上げる阿蘇


明日行く九重


山を見ながらの昼飯



ついつい長居し、あやうく浦島太郎になるところだった。
われに返り、九折越に向け出発。

大谷山方面の縦走路


九折越に続く気持ちのいい山道


九折越に到着


ここでスマホを見たら、それまで真っ白だったYAMAPの地図が復活していた。
復活というよりも、ここは祖母の地図のエリアなのだろう。
いずれにしてもYAMAPが使えることはありがたい。
紙地図で十分と思っていたが、地図上に自分の位置が表示されるYAMAPは便利だ。
これは、車の運転のバックするときと同じで、昔はバックモニターなどなくてもバックができていたのに、今はモニターがないと何か不安である。


飛び道具を得て、九折登山口に向け下る。

こんな所に何故?


林道出合


さらに山道を下りる

こんな所に何故2
誰ですかこんなに飲んだのは。


似てませんか?


加工された倒木・ファイナル
朽ちてなお役に立っている、感謝。


本当はこんなのを写している余裕はないのだが…
日没との競争中なのだ。

下りは飛ばして、飛ばしてかろうじて17時に登山口にたどり着いた。


荷物を整理し、長湯温泉に向かう。
ナビに長湯温泉・温泉療養文化館御前湯と入力すると、ナビが「到着の頃営業が終わるかも」と宣う。
さすがに、今日は汗をかいたので風呂には入れないと困る。
近くの入浴施設を検索するもない。
仕方なく、御前湯に直接電話すると受付は午後8時までで、9時に閉まるという返事だった。
(休日は1時間延長してくれるのだろうか?)
それなら余裕である。
スマホの情報より電話の方が勝ることもあるのだなと、しみじみ思った。

御前湯


外見もだが、中もレトロで感じのよい温泉だった。
飲んでも胃腸に効果があるらしい。
胃腸が弱い私は、ペットボトルに入れて持ち帰る。
飲んでみて、確かにと効果を実感(個人の感想)する。

長湯温泉から男池までは20分とかからなかった。
本日の宿泊地、男池駐車場はガスっていた。

遅い晩飯
パックのおでんを温める。


シュラフに入り、本日の傾登山を反省。
朝早く出発したので、コースタイムの誤算が取り戻せたのだな…
計画はもっと慎重に立てないと…
一日の出来事を振り返りながら眠りにつく。

夜中に雨の音で目が覚める。
明日の大船行きはないな…
(続く)


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