TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

大雪のあと…

2016年01月30日 | 諫早
先日の大雪で水道管が凍結し破裂しました。
そのため諫早では長いこと断水していましたが、昨日やっと全面復旧しました。
水が出るだけでありがたいのですが、個々にはボイラーがやられ、お湯がでないという家もいまだに多くあります。
わが家もそのうちの一軒です。


出水箇所を確認するため、断熱テープを切り開いたままのわが家のボイラー。
お風呂には入れない家庭も多くあり、市内の温泉施設のいくつかが無料で開放されています。
ありがたい限りです。

開花寸前だった水仙の花が雪の重みでやられました…

こんなのは農作物の被害にくらべれば些細なことかも知れません。

上山に行ったら、松の木が倒れていました。雪の重みでやられたのでしょうか。




山頂からの眺め  雲に隠れているのが雲仙の山です。


そして左に見える山が前回紹介した吾妻岳です。ここ諫早からも急激に落ち込んだ稜線、すなわち千々石断層がはっきりと確認できます。


最後に、大雪でお世話になったタイヤチェーンの手入れをしました。
次回使うのはいつのことでしょう。
コメント

世界一の大門松の奥に…

2016年01月29日 | 山(県内)
ギネスにも登録されている世界一の大門松


雲仙市の千々石町にある橘樹神社。その入口の鳥居に門松が飾ったありました。
話には聞いていましたが、実物を見るのは今回が初めてです。



角度を変えて…


う~ん、あのうっすらと雪を戴いた奥に見える山は…



吾妻岳でした



吾妻岳は、子ども達が小さかった頃、正月に毎年登っていました。
その頃は島原にいたので、有明海側から山を見ていました。
今回は反対の橘湾側から見たのですが、山の稜線がガクンと落ち込んでいるのですぐに吾妻岳とわかりました。
右肩のあのガクンと落ちているのが千々石断層です。現在でも年に1.5mmの割合で沈降しているそうです。

コメント

凍る…

2016年01月28日 | 諫早
今回の大雪で大きな被害が出ました。お見舞い申し上げます。
諫早も水道管凍結で、今も多くの家庭で断水が続いています。
どれくらい寒かったのか、あの日の凍てついた様子を記録に残していました。

本明川…



水面が凍る



眼鏡橋 池が凍る



岩が凍る

この岩には、諫早大水害があった32.7.25の日付とあの日の水位が刻んであります


大クス



道路



神社の石段



公園の池…



湖面が凍る



水道が凍る



花が凍る



わが家の台所の窓



チューリップのプランター



車(アトレー)


車もだが、右手のボイラーが凍る


フロントガラスの雪を除いても、ワイパーの付け根が凍りついていて動かない


年代物のアトレーですが、この大雪の中よく活躍してくれました。
ますます愛着がわきました。



(上山東口駐車場)

コメント

天祐寺 冬

2016年01月27日 | 諫早


上山の北口すぐの所にある天祐寺。
諫早家の菩提寺として、秋には紅葉の名所として有名である。
秋の紅葉については本ブログでも紹介してきたが、雪の天祐寺にはまた別のよさがあった。


天祐寺入口  先客の足跡が…、先を越されて残念!



背くらべ地蔵

昔の子ども達は岩を必死でよじ登り、地蔵さんと背比べをしていたそうだ。
今そういうことをしようとすると、「危ないから止めなさい!」と、お母さんから叱られるそうだ。


大門に通じる参道



「大門」 天祐寺で最も古い建物(築500年) 離れているので、二度の火災を免れている



大門に掲げられている青地に金文字の「鎮海勝境」の額 

中国の黄檗宗僧侶の独立(どくりゅう)の書


大門をくぐり参道を進む



山門(三門、仁王門ともいう) 入母屋造りの風格ある門






「坤松山」の額  天祐寺は曹洞宗の寺で、坤松山天祐寺という



仁王像



本堂 山門をくぐると目の前に飛び込んでくる。広い中庭を囲むように回廊がめぐらされ右に庫裡、左に修行堂を配置している。

私の前に先客があったのだが、この純白の石参道には足跡はついてなかった。
私もここに足跡をつけるのをためらい、遠くより拝観した。それぐらい威厳ある光景だった。


回廊と鐘楼



鐘楼  鐘は戦時中に提出され今はないまま



回廊






雪景色の修行堂



諫早家墓所



以前は自由に参拝できたが、悪戯があって現在は立ち入りできない。白塀の外より撮影



石造五輪塔

高さ6.2mの美しい塔
鍋島初代藩主の菩提を弔うために建てられたもの


諫早義挙殉難者の霊碑

「寛延3(1750)年の諫早一揆の時、諫早領を救い、農民を助けた若杉春后は、一揆の指導者として磔上の露と消えましたが、後に諫早義人、救世主と仰がれ、現在では高城神社境内に若杉霊神として祀られています。」(諫早市公式ホームページより」
これはその慰霊の碑で、若杉春后をはじめ家老、家来、側用人、百姓、侍足軽等の名を刻んだ受難者全員の慰霊碑である。


島原の乱戦没者供養碑

島原の乱の折、諫早は小藩ながら400名の負傷者を出している。
碑文に「木星三十有三たび移り」とあるので三十三回忌の供養碑


雪に埋もれた石仏群















天祐寺はそもそも、伊佐早地方を治めていた西郷氏の菩提寺であった。西郷氏を滅ぼした新領主龍造寺(後の諫早)氏もこの寺に帰依し、菩提所として今日に至っている。
奈良のお寺を彷彿させる回廊に囲まれた伽藍は、質素ではあるが風格に満ちている。
静かな境内は、諫早の歴史を見守ってきた慈愛の空気に満ちている。


【境内案内板】




コメント

想定外の寒波 ~ 水道管破裂続出!

2016年01月26日 | 諫早
めったにない大雪にはしゃいでいたら、とんでもないしっぺ返しが。
散歩の途中、水道管から水が噴き出しているのを見つけ写真に撮っていました。




そして家に帰り着くと、わが家でも…
(赤い矢印の所はよく見ると水が噴き出しています)




長崎県で、水道管破裂が原因で52,000世帯が断水。(1/26 19:00現在)
諫早だけでも12,700世帯という。

昨日から水が止まっています。
ミネラルウォータで歯を磨いたり、それを湧かして食事を作ったりで、山小屋のような生活をしています。
トイレにも困る始末…

今日、とりあえず応急処置をしてもらい、水だけは出るようになりました。
給湯はしばらく使えませんが、水が出るだけでもありがたいです。

設備やさんに原因を聞いたら、「想定外の寒波で、防ぎようがなかった」とのことでした。
わが家のボイラーは屋外にありますが、今回のような寒波は想定していない設置の仕方だそうです。寒冷地方は屋内にボイラーを入れて煙突を屋外に出したり、ボイラ自体の囲いをするなど防寒対策がなされているそうです。
ここまでの寒波を想定していなかったので、隣近所すべてやられました。順番に修理をしていくそうで、わが家は週末になるとのことでした。

コメント

雪化粧した諫早の町

2016年01月25日 | 諫早
今度の寒波で、諫早の町は一夜にして雪景色となりました。


  「雪」 三好達治

  太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。


博多から最終便で帰り、一夜明けたら大雪でした。
「屋根」はどこも真っ白で、「枯れ木残らず花が咲く」でした。




雪が降るといまだに心が躍ります。
ましてや「雪ふりつむ」となると、家の中にじーっとしていることができません。
カメラを片手に諫早の町を歩き回りました。


天祐寺


千手観音?

石仏の後ろにある木の枝が、千手観音の手のように見えませんか…

雪に埋もれた石仏






本明川


雪原で遊ぶ子ども達

「子どもは風の子」 子どもはこうでなくちゃ

本明川 反対方向




眼鏡橋 池には氷


諌早公園の大クス


川越しに見える慶厳寺


慶厳寺 真っ白!


「南無阿弥陀佛」 吹き付けた雪が残っていた


慶厳寺の磨崖仏


雪化粧した諫早の町


諫早の屋根に雪ふりつむ。
ひと夜にして雪ふりつむ。
コメント

続・雪の上山 ~ 記録的な大雪の中

2016年01月24日 | 上山の四季
長崎市では「観測史上一位の積雪」ということです。
ここ諫早も同じく、びっくりするくらいの大雪です。
雪の中、上山を堪能しています。
時には、激しく吹雪くのですが、遭難の恐怖や悲壮感がないのは登り慣れた上山だからでしょうか。上山は今回で496回目ですが、雪の中登るのは初めてです。もう楽しくて楽しくて…

北口駐車場 さすがの大駐車場もガラーンとしています


芝生の公園 同じくガラーン!

雪の中で元気に遊ぶ子ども達の姿を期待していたのですがご覧の有様で、雪だるまさえ見当たりません。








上山への登り口 今回はこちらには行きません




ここからつつじ園を目指します


四阿


屋根の氷柱


ここから緩やかな登り


吹雪はやんだのですが、時折枝から雪が落ちてきます


植林された檜林








行きにも見たベンチ 雪がさらに積もっていました


ゴール! アトレー君にもさらに雪が


帰りは寄り道して、近くのマックバリューに食糧の買い出しに


ここの駐車場もガラーンとしていました


ホームグラウンドの上山で、久しぶりの雪山を堪能しました。

今日だけで、6本のブログをアップしました。琴奨菊は優勝するし昨日から幸運続きで幸せな一日でした。
コメント

雪の上山 ~ 記録的な大雪の中を

2016年01月24日 | 上山の四季
前回の続きです。

雪の中、じっと耐えている寒椿


トイレ

吹雪の時には一番の避難所となる。
今日のニュースでも、佐賀県と福岡県の県境にある九千部で下山できなくなった中学生が、救助隊が来るまで寒さをしのいだのがトイレだった伝えていた。

山頂を後に、愛宕山(80m)を目指す。


よく見ると、木の幹に三角柱状に雪が付着していた。


スダジイ




分岐の五叉路 愛宕山へ


石造りの三重の塔






愛宕社宝殿


諫早家の家紋 上り藤


人の顔に見えるキノコ(誰かが悪戯して少し欠けていた)


石段 足跡なし


下から登ってくる登山者あり(アイゼン着用できちんとした冬山装備)




下から見た、愛宕社参道石段


めったにない大雪につき、さらに北口からつつじ園を目指す。(続く)
コメント

記録的な大雪 ~ 上山

2016年01月24日 | 上山の四季
雪の上山には憧れていた。
雪が降った日が、何もない休日でないと登れない。
今日、実現した。
しかもすごいドカ雪の中で。

駐車場を後に


いつもの東口コース


雪の重みで枝がたわんでいる


雪には、先客の足跡が


時折、木々の雪が落ちてくる。風や小鳥の飛び立ちで


バージンスノーを踏みたくて、つつじ園コースで山頂を目指す




つつじ園






ベンチ


四阿 






そして山頂の展望台












寒椿



せっかくの大雪、この後愛宕山へ縦走(続く)


コメント

記録的な大雪 ~ アトレー出動

2016年01月24日 | 
平地でこれほどの雪が降ったのはいつ以来のことか…
雪が降るといまだに心が躍る。
アトレーの出動である。



その前に、雪落とし




ドアを開けた瞬間、大量の雪が車内に入り込んだ


いつもの上山を目指す


途中トラブルを起こし、救援要請の車あり



そして、誰もいない上山東口駐車場







屋根の上の雪が屋上キャビンのよう




天山をはじめ、チェーンを巻いての雪山は何度か経験があるが、家からチェーンを巻いて出動したのは今回が初めてである。
このことが今回の雪のすごさを物語っている。
コメント