本ブログ'12.11.23の「ワンゲルと酒」でアップした写真の姉妹品。
私が1年生の時の3年生がたくさん写っていらっしゃる。
ボックス(部室)ではよく飲んだ。
冬は水炊きをして飲んだ。
季節がいいときはこのように、ボックス横で輪になって飲んだ。
その頃のボックスは、プレハブ1戸建てで、各部のボックスが建ち並んでいた。
その中でも私たちワンゲルはよく飲んだものである。他の部があきれるほどに。
それから数年後(3年後?)、部室建て替えで立ち退くことになった。
その最後の日。ボックス横では盛大に、盛大に、盛大に飲み会が催された。
新しい2階建ての部室ができるという喜びなどなかった。
みんな悲しかった。慣れ親しんだボックスがなくなることで感傷的になっていた。
その寂しさを紛らすようにいつも以上に宴は盛り上がった。深夜まで。
みんな寂しかった。自分たちの思い出までも壊されるようで。
みんな知っていた。大学の特権である自由と自治が制限されるようになることを。
不知火寮しかり、部室しかりでこの頃を境に、大学側の管理がいろいろなところに及ぶようになった。ある意味近代化なのだろうが、旧制佐高時代のよき名残までも少しずつ…。