TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

よい年をお迎えください

2016年12月30日 | エッセイ


年の瀬になって急に寒くなりました。
上の写真は12/28の雲仙ですが、残念ながら麓から眺めるだけでした。

そして翌29日(昨日)、上山を歩きました。
およそ2か月ぶりの上山でした。
上山(122m)は私のトレーニングコースで、週に1回登ることを目標にしていますので、こんなに間があくことはありませんでした。

久しぶりに登って一番気がかりだったのが、例の「ユリ」です。
本ブログでその成長過程を何度も紹介してきましたが、はたして…



除草作業が行われていたらしく、きれいさっぱりに刈られていました。
上山は上山公園の一部になっていますので、時々このように人の手が入ります。


さて、本日より年末年始は実家で過ごします。
インターネットを繋いでいませんのでしばらくブログも休止です。
もっとも、このところほとんど更新していませんので、休止というほどのことでもないのですが…
それでもその間、多くの方に本ブログにお越しいただいたことを有り難く思っています。
ありがとうございました。

皆様にとりまして、新しい年がよい年となりますよう祈念申し上げます。


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心の中に

2016年12月16日 | エッセイ
2年半前、一人の若者が交通事故で亡くなった。
17歳という余りにも若い彼の死に、多くの人が涙した。

先日、広域農道を運転していたら道ばたに花とバスケットボールが供えられていた。



ひょっとしてとボールに目をやると、それにはまさしく彼の名前が書いてあった。



事故現場はここだったのか…



少し先の広場に車を止め、バスケットボールに手を合わせた。



事故から2年と半年。
今日の朝に誰かがお供えしたのだろうか、どれもきれいにしている。
花は造花だが、ボールには夜露を浴びた形跡がない。
みかん、カルピス、ポカリ、アサヒの発泡酒…

発泡酒?
そうか、彼が生きていれば今二十歳か…
家族のために、一生懸命に働いていただろうな…

正式雇用が決まり、そのための健康診断を終え、バイクで職場に向かう途中の事故だったと聞いている。

このお供えをしたのは家族だろうか、それとも彼の友人達なのだろうか…
1月の成人式には、彼も、そして仲間達も、豪快にお祝いをしたかっただろうな…

そういえば私は縁あって、彼とは一度だけ一緒に山に登っている。
彼の故郷の地名を冠した「吾妻岳」に。
弘法原から九州自然歩道を歩いて田代原へ、さらにそこから吾妻岳へと結構長い距離を一緒に歩いた。

お供えをされた人たちの心に彼は今も生き続けているのだろう…
そして私の心の中にも。














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