TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

命の輝き

2016年11月26日 | エッセイ
急に寒くなりました。
晩秋と言うよりも冬の初め。

11/26 今年、最後の一輪になるだろう朝顔が力をふりしぼって花を咲かせています。




例年でしたら、今の時期は春の花壇の準備をすっかり済ませているところですが、今年は夏以降まったく花壇の手入れをすることができませんでした。



初夏
昨年のこぼれ種で花壇やプランターにはたくさんの朝顔が花を咲かせました。支柱も何もしてやれなくて地をはうように、はたまた雑草やそこいらの枝に巻きつくようにしてたくさんの花を咲かせました。
残念ながらこの様子を写した写真はありません。あの頃はそれどころではありませんでした。



盛夏
多くの花を咲かせた朝顔の群落はその生を終えました。

8/28 リビングより


夏の暑さに立ち向かうべくサルスベリが赤い花を咲かせる頃、プランターの朝顔はすでに枯れ果てていました。



やがて秋に…

10/9 2次朝顔栄える



初夏に実を結んだ朝顔のこぼれ種で、今年2回目の朝顔が栄えていました。
「栄えていました」と、余所の庭のことのように書いたのは、7月以降は両親の介護に多くの時間をとられ、花壇を見る余裕がなかったからです。その頃は本ブログも途絶えていました。
秋のある朝、何気なく花壇を見たら季節外れの朝顔が青々と栄えていたのです。


これも命の輝き






11月に入り、日に日に朝夕の肌寒さが増してきました。
2次朝顔にも、いよいよその生の終わりが近づきます。


11/8 朝顔の黄葉




11/26 そして今日の朝も、精一杯の命のを輝きを発しています。










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ぎっくり腰に、 救世主「アトレー」

2016年11月24日 | 
突然不意打ちにあった。
前屈みになったとたん腰に一撃を受けた。
「やってしまった…」

腰が突然襲われるから「ぎっくり腰」である。
その日は何とか床についたが、寝返りもままならず痛みで眠れなかった。
明け方、トイレに行こうとするも立てない。あいにくその日は私一人、助けてくれる人が誰もいない。救急車を呼ぼうと思ったが、玄関の鍵が掛かっているので、救急隊が来ても中に入れない…。悪戦苦闘して立ち上がるまでに1時間を要した。

一度立ち上がると後は何とかなるものだ。
歩く際に役立ったのが山で使うトレッキングポールだ。これを使うと、腰への負担がずいぶんと軽減され、直立の姿勢を維持したままそろりそろりと歩くことができる。
しかし、洗面や靴下をはくなど前屈みになることはできない。パンツも一人でははけないのだ。

発病が土曜日の夜だったのは不幸中の幸いだった。
翌日は何もない日曜日だったので(実は珍しく何もない日曜日だったので、あれこれ自分のために楽しい計画を立てていたのだったが…)安静にして休養をとることができた。翌日の月曜日は出勤は無理と判断したので、必要な書類を近くに住む同僚に預ける手はずを整えていた。はたして月曜日の朝、思いの外歩けたのでこれならばと書類を預かりに来た同僚に乗せてもらい職場に向かった。


今日で5日目となる。痛みはずいぶんと楽になったが、気を抜くと時折激痛が走る。
通勤も自分で運転していけるまでになった。
ただ、車はアトレー限定である。アトレーのシートは直角に近く腰が沈み込まないのでこれなら運転できるのだ。セダンやスポーツタイプのように足を前に伸ばし腰が沈むタイプだと5分ともたない。








さて、アトレーは本ブログでも何度か紹介したが、私の山のパートナーである。
今年で17目になるが、先月迷ったあげくに車検を通したシロモノだ。エンジンもすこぶる快調でどこも異常なしなのだが、年式がいっているという理由で肩身が狭い思いをしている。たとえば軽自動車税、去年まで7,200円だったのが古いという理由だけで今年は12,900円に。車屋の従兄などは「いつまで乗ってるのだみっともない」とあけすけに言う始末だ。しかし、私にとっては実に使い勝手のよい車だ。今回も私を助けてくれた。
実は、アトレーのミッションはマニュアルだが、マニュアル車の方が腰には絶対にいいと身をもって感じている。このことについては後日…。(続く)


おまけの1枚
自慢のフルフラットスペース

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上山 宇都口コース

2016年11月07日 | 上山の四季
諫早市の中心部にある上山(122m)には5つの登山口があります。
今回は宇都口コースを紹介します。




実はこの地図は南北が逆です。北を上にするとこうなります。ちょっと見づらいですが



いずれにしても地図の5番が宇都口です。北口の駐車場(3番)に車を駐めて5分くらい歩くことになります。


宇都の交差点のちょっと手前



「雪山の碑」の案内が目印になります。


この石段を登ると


お地蔵様が出迎えてくれますが、この地蔵様も首を修復した痕があります。
これも明治の廃仏毀釈の名残だと思われます。「これも」と断ったのは北口のお地蔵様もそうだったように、ここ諫早では首を修復した仏像は多く見られます。



さらに石段を登っていくと左手に広場が


ここには、入口に案内板が出ていた「雪山の碑」があります。

その説明板



供養塔の正面には「雪山和尚品位」、裏面には漢文でその由来が刻んであります。



碑の右手に、「諫早八十八ヶ所霊場・第一番札所」
この時は気にとめなかったのですが、帰ってから調べてみると、一番札所は元々はお四面さま(諫早神社)傍の荘厳寺の境内にあったものが明治に廃仏毀釈で壊されようとしたものをこの地に移したものだそうです。札所と言えば「四国八十八ヶ所巡礼」ですが、その諫早版です。写真はまたの機会に。


供養塔の左にも多数の石仏が並んでいます。これも廃仏毀釈の難を逃れて移されたものでしょうか?







ここから展望台へと道は続きます。



途中木が伐採されていました。









愛宕社分岐近くの四阿(冒頭の地図 6番の近く)



来た道を振り返る 光って見えないが指導標には「宇都口300m」



愛宕社との分岐 ここを右に行きます 「展望台650m」






そして山頂 展望台



いつもの椿



いつもの「上山のユリ」



実がはぜるのを楽しみにしています。

どうですか、この往復2㎞の手頃な散歩道は。
諫早の中心部にこんな素敵なウォーキングコースがあります。登山口は5ヶ所ですが、その日の気分でいろいろとコースを組み合わせて楽しむことができます。
なお、北口には広い駐車場と水洗トイレがあります。山の中のトイレは、山頂とつつじ園の2ヶ所です。
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セカンドライフ・プラン

2016年11月03日 | エッセイ


先日、セカンドライフ・プランについての説明会に参加しました。
「セカンドライフ」とは「第二の人生」ですので、この会は退職後のよりよい生き方についての講習会みたいなものです。定年退職はまだ(まだ?)先なのですが。
(補則:この会は退職予定者だけでなく、56歳以上なら将来設計の勉強会として退職に関係なく参加できる会です。)


冒頭の写真は、会場に向かう途中で見つけた睡蓮です。


いざ会場へ。
一歩足を踏み入れて、思わず…
「わあ~、この人達年とっているな!」
でも、他の人からは私も同じように見られたことでしょう。

暖房が効きすぎた室内。
休憩時間、係の人に「暑すぎるようですが…」と言ったら
これでも寒いという人がいるとのことでした。
結局、暖房はそのまま。漂うミドル臭…

「年金」についての説明も受けました。
これまでなにげに見ていた「15日は年金デー」といったスーパー広告の意味が分かりました。
年金は偶数月の15日に振り込まれるとのこと。
支給日はそう遠くない未来か…

会場の中には懐かしい顔がちらほら。
昔の友。変わらぬヤツ、変わったヤツ…
私は間違いなく後者の方。

 「頭見て敬語使うなこの野郎」  (仲畑流万能川柳より)


さて、講演のテーマは「退職後を心豊かに過ごすためには」でした。
ポイントとして次の3点をあげられました。

1 健康 (健康がすべての基盤)
2 生きがい
3 経済の安定

ところが、この3つは何も退職後に限ったことではありませんね。
また、1の「健康」は自分の健康だけでなく、家族の健康も含めてのことだと実感している今日この頃です。


恩師の言葉が思い出されました。
20数年前の同窓会で、働き盛り私たちを前にしてニコッと笑われて

「右手に健康、左手にロマン!」


会の後も公園に立ち寄りました。きれいな睡蓮が心を和ませてくれます。









私たちの年代、ロマンと親の介護をどう折り合いをつけるかで悩んでいる人も多いだろうな。
睡蓮、何も答えず…
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安勝寺が… 

2016年11月01日 | 諫早
本日、諫早の商工会議所で開催された会に出席しましたが、会が4時過ぎに終わったので「時鐘」で有名な安勝寺を訪ねました。
商工会議所と安勝寺は本明川に架かる橋をへだてて目と鼻の先です。


(本明川)

安勝寺は紅葉でも有名ですが時期的にはまだ早すぎます。目的は久しぶりの時鐘楼見学です。「九州旅ネット」には、安勝寺の時鐘を次のように紹介しています。
「厳かに建つ鐘楼は、諫早に初めて時を告げた『時鐘』で、昭和19年までの220年余りの間、一日も休むことなく時を知らせました。」


ところが、行ってビックリです。驚き桃の木山椒の木!でした。

ないのです…


当然、正面にまわってもない…




以下は昨年の写真です。








改修工事が行われていました。
ショックでしたが、これは楼閣の土台(基礎)を見せてもらうチャンスとばかりに石段を登らせてもらいました。





先にネット資料で紹介しましたように、昭和19年まで一日も休まず220年余り諫早の地に時を告げ続けた安勝寺の時鐘です。戦争がなかったら、戦争時に鐘の供出がなかったら今日まで続いていたかも知れない安勝寺の時鐘…

この度の改修工事でリニュアルした時鐘楼を見るのが今から楽しみです。



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