TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

由布岳に登ろうかな…

2017年10月25日 | SUWV
11月に、由布岳に登ってみようかなと迷っている皆さまへ。
今回は3年前に、有志で登ったときのデータを紹介します。

由布岳は東峰・西方の2つのコースがありますが、東峰でしたら大丈夫です。
いやしくも元ワンダラーなら、大丈夫です。たぶん…?

では3年前の様子を見てみましょう。


登り初めはなんと10時40分。



ゆっくりゆっくりマイペースで登ります。



まもなく樹林帯を抜けます。



東峰と西峰の分岐「またえ」に12時25分着



ここまで来れば東峰はもう目の前。



山頂(東峰)着、12時50分。おっと、この方達は別の人達でした…



お昼は途中のローソンで買った「焼き鯖ほぐし弁当」

写真はピンぼけですが、この年になるとこれくらいの弁当をしみじみ「うまい!」と感じます。
まして山の上なら…


下山開始 下りは楽勝(あたりまえ)



無事下山!



由布岳をバックに記念撮影 14時20分



どうです。由布岳東峰なら登り2時間、下り1時間半です。
何々、体力に自信がない?
そういう方は明日から少しずつトレーニングを開始しましょう。

ことわざにもあるではないですか、「昔取った杵柄」と。
もっと言うなら「腐れても鯛」、元ワンダラーの誇りを!

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追想 アトレー

2017年10月15日 | 
今年の8月、2011年から6年乗ったアトレーを手放しました。
私にとってアトレーはアウトドアのよきパートナーでした。
アトレーだったからこそいろいろな冒険もできました。
車検もまだ1年以上残っていましたが、事情があって手放しました。
18年モノですが、内装は驚くほどきれいで走行距離も5万㎞なので、スクラップではなく今はどなたかに乗ってもらっているのではと思っています。


以前にも書きましたが、このアトレーは1999年に父にプレゼントしたものでした。
その父から2011年に、もう乗れないからと処分を頼まれました。
この時すでに13年経過していましたが、走行距離が23000㎞。
室内が驚くほどきれいだったことから、父が大事に乗ってくれていたのが伝わってきたので、私がセカンドカーとして使うことにしました。


2012年11月 やっと30000㎞達成



2011年8月 キャンピング仕様に改造 熟睡できる真っ平らなベッドスペース完成




その後、いろんな山をこのアトレーと一緒に登りました。 















便利な後部座席
片側はいつも倒していました。この車に4人乗ることはないので。



この広い後部座席で着替えたり、靴を履き替えたり、時には食事を作ったりもしました。






テーブル代わりの板は「どこでもテーブル」に早変わり






自慢のフラットなベッドは



車中泊の他にも、自転車の積載スペースに



とにかく使いたい放題





道の駅で



雪道で





こんなドカ雪の日も


街中でも


多良岳で







調子にのりすぎて失敗も






一番の思い出は黒仁田林道の走破です。愛車アトレーの武勇伝!



最終駐車場のさらにその先まで




山のよきパートナーとして、たくさんの思い出ができました












ありがとうアトレー

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グルメな猫

2017年10月14日 | その他
前回に続いて「猫」の話題ですが、今回はある酪農家での出来事です。

これは搾乳したばかりの生乳を蓄えるタンクです。



管の下の容器の生乳は飼い猫用です。
絞りたての生乳がいつでも飲めるなんて、なんと贅沢な猫でしょうか。



と思っていたら、猫は2~3回ペロペロとなめただけで立ち去りました。



次の瞬間、バッタを見つけるや飛びついて捕まえ






あっという間に食べてしまいました。



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上山北口の猫たち

2017年10月13日 | 上山の四季
上山北口の公園にいる猫たち

ベンチに






岩の上にも



もちろん地面にも






夏場は冷んやりとした場所を選んで涼んでいます。



愛宕山登り口付近 



岩の上



鉄板の上







これだけ近くで写しても猫は逃げません。
ある人たちが毎日餌をやっているから人になれているのです。
猫好きにはいいのでしょうが、公園利用者の中には猫が苦手な人もいます。
ついにこのような看板が公園内の4ヶ所に立てられました。







おっと、これは犬用でした。
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塚崎の大楠

2017年10月12日 | その他
佐賀県武雄市の「塚崎の大楠」です。

「九州オルレ」武雄コースにも組み込まれていて、武雄市文化会館北側の丘の上にあります。



5分も歩かないうちに到着




幹は途中で折れ、しかも中は空洞になっています。
痛々しい姿ですが、それでも枝を伸ばし青々しい葉っぱを茂らせています。
幾星霜に耐え、今なお懸命に生きようとする姿は胸に迫るものがあります。



中には入ることができます。






【説明板】



冒頭に、佐賀県と断ったのは鹿児島県の肝付町にも同名の「塚崎の大楠」があるからです。
まだ行ったことがありませんので、機会があれば尋ねてみようと思っています。
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チームラボ御船山 ~ かみさまがすまう森のアート展

2017年10月10日 | 山にまつわる話
チームラボという言葉さえ知らぬまま御船山のそれへ行ってきた。
山のライトアップくらいかなと軽く考えていたらとんでもなかった。


午後5時40分頃。開園前の行列に驚く。紅葉の時季でもないのに…
「それにしても若い人が多いな…」



しばらくして後ろを見ると…。「何よこれ!」
このときおじさんは思った。「チームラボってすごいのかもしれない」と。



やっとの思いで入園


何々、「かみさまがすまう森のアート展」?


「忘却の岩群(いわむら)」


ゆっくりと呼吸をするかのように明滅していた岩が、人が近づくと神秘的な音響とともに強く輝く。
しかし、おじさんはこれくらいでは驚かない。


「岩割もみじと円相」

岩をスクリーンにして墨で書いたような文字が動いていく。何となくミステリアスのこの線は、パンフによると禅における書画のひとつ「円相」だそうだ。
おじさんは思った。
「だから?」



「かみさまの御前なる岩に憑依する滝」



「増殖する生命の巨石」



「夏桜と夏もみじの呼応する森」





「生命は連続する光 - ツツジ谷」



写真だけ見るとクリスマスのイルミネーションのようだが、クリスマスのそれとは違い、人に反応して木々が光り、その光にさらに周囲の木々が反応して森全体に光と音が伝播していくのだ。まるで森が生きているかのように。
よくできた電飾におじさんは軽いめまいを覚えた。

ここまでで十分満足していたのだが、次の池に浮かぶ小舟と鯉のペインティングでは完全に打ちのめされてしまった。
「何よこれ…」



「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」



遠くより、青白く光る小舟が近づいてくる。


船に戯れはじめる鯉






何だ何だ?


鯉が急に走り出した。


その軌跡があれよあれよという間に湖面を塗り上げていく。















まったく予備知識がなかった分、この演出に度肝を抜かれた。
おじさんは心の中で叫んだ。「ブラボー!」と、何度も何度も。

チームラボを軽く考えていたおじさんの完敗だ。
カルチャーショックという段ではない。
しばらく動けなかった。

この後、その場に留まりこの演出をさらに2回も見た。











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ぎっくり背中 ~ リハビリ散歩

2017年10月09日 | 諫早
これも魔女の一撃というのだろうか。
何となく背中に感じた違和感が、案の定激痛に変わった。
「ぎっくり背中」だ。
以前は「ぎっくり腰」だったが、ここ10年ほどは背中の方を襲われるようになった。

せっかくの休日が台無しである。午前中は寝ていたが、寝返りもままならずこれではらちがあかないと散歩に行くことにした。
10年もこの病気とつき合っていると、私の場合は、安静にしておくよりゆっくりと歩いた方が回復が早いことを経験上知っている。

カメラを片手に眼鏡橋のある諫早公園をスタートして安勝寺までの散歩に出かけた。
目に飛び込んでくる景色が心を躍らせてくれるので痛みが紛れる。
ゆっくりゆっくり歩いてきた。


スタートはミニ眼鏡橋


睡蓮






「希望」という名の銅像


ゆっくリ歩いてみて、こんなかわいらしい銅像もあったんだと初めて気づいた。
なんとも微笑ましい。


本明川をはさんで対岸のブルーシートで覆われているのが現在修復工事中の安勝寺



この屋号の飲み屋さんがあったんだと驚く。その名も「深夜食堂」!



店の張り紙を見て二度驚く!

1000円でこんなに飲めるの!


太平の世を映す本明川の流れ

いつもこのように穏やかな流れだといいのだが、時に牙をむく。


背中の痛みのため、今回は飛び石はパス。普通に橋を渡って安勝寺へ。

解体復旧工事中の安勝寺


300年の歴史をもつ安勝寺の鐘楼は、昨年4月の熊本地震で石垣にすき間が生じ倒壊の恐れが出たため、現在解体復旧工事中だ。今月末には完成するという。


本明川沿いに諫早公園にゆっくりと戻る。

諫早公園はいい香りが漂っていた。その正体はこれだ!


笹ではなく、その葉に落ちている黄色い花はキンモクセイである。
いつの間にかキンモクセイの季節になっていたことにあらためて気づく。



クジラ橋



眼鏡橋



用心しながらゆっくりと橋を登ってみた。



無事に橋を下りると足下にツワブキの花発見!


季節は確実に秋に向かっている。
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富川渓谷

2017年10月08日 | 諫早
前回紹介した五百羅漢は富川渓谷にあります。



【富川渓谷】
 諫早市の中心街から北におよそ12キロ、多良山系の奥深く入った本明川の一支流に富川渓谷があります。富川の森林は、豊富な植物群が自生し、自然環境も美しく、史跡巡りや夏の避暑地として古くから市内外の人々に「諫早の奥座敷」として親しまれてきました。
 富川渓谷には、元禄時代の大洪水、大旱害を契機に、天下泰平と死者の供養を祈願して岩肌に刻まれた県指定史跡の五百羅漢があります。磨崖仏としては、県下随一のものであるといわれています。
(諫早市のホームページより引用)





お地蔵様



お堂の横にひっそりと佇まれる木像(一木造り)






周囲の岩壁にはたくさんの磨崖仏(五百羅漢)




よく見ると文字が刻まれているのがわかります。


川原の大きな岩にも



夏は水遊びで賑わう渓流

鎖を頼りに奥まで行けますが…(しっかりした靴じゃないと滑ります)


森深く散策すると



森のつり橋

「渓谷にかかる森の吊橋は、延長30m、幅員1.5mで、川面から10mの高さがあります。
床板は木製で仕上げ、すき間からも川面が見えます。」(諫早市ホームページ)


橋の上から見た渓谷




奥の院



「奥の院の十一面観世音菩薩座像」を紹介した案内板




上の案内板に書いてあるように、この十一面観世音菩薩座像は諫早家代々の守本尊として高城の山頂に奉安してしていたものを8代茂行公が1739年にこの奥の院の本尊として奉安したものです。
7代茂晴公が五百羅漢を発願し完成させたのが1707年。その約30年後ということになります。私見ですが、五百羅漢や金泉寺の千手観音奉納を持ってしても鎮まらなかった本明川の氾濫に、8代茂行公は先祖代々の守り神を奉納して川の怒りを静めようとしたのではないでしょうか。
この十一面観音は現在は別の場所に保管されています。


カツラの木


「カツラは、北日本系の代表的な落葉高木で、白樺などと共に繁茂していますが、県内では多良山中に稀に自生しているのみです。これらの中では最も大きく高さ約10mほどを測り、根元から多数の幹が簇生しているところから、地元では、「千本木」と呼ばれ親しまれています。」(諫早市のホームページ)




カツラの木は富川のさらに深い森の中にあります。

(瀧の右側がカツラの木)

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岩壁に刻んだ念 ~ 富川の五百羅漢

2017年10月06日 | 諫早
渓谷の岩壁に刻まれた夥しい数の羅漢に
神仏にすがってでも二度と川が暴れませんようにと願う領主の切なる思いが感じられた。
五百もの羅漢を刻むのに8年の歳月を要したという。
なんたる執念。

本明川の源流近くの富川渓谷は、今でこそ観光地であるが、その昔は聖なる祈りの場所ではなかったろうか。不定期に氾濫し、暴れ川となって多くの被害を引き起こす川の源流に、五百もの羅漢を奉納し祈願すれば、川の気まぐれもきっと鎮まってくれるものと。







岩をよく見ると
















「諫早家第7代領主茂晴公は、災害による犠牲者の冥福を祈り、また今後の災害を除くため、ここ水源の地富川峡谷の岩壁に五百羅漢を刻むことを発願」とあります。
1701年(元禄14年) 着工
1709年(宝永6年)  完成
実に8年もの歳月をかけての一大事業

彫りやすいところばかりではありません。
絶壁高く刻んであるところもあります。






















余談だが、領主茂晴公の母は大陸より仏像を取り寄せ多良岳金泉寺に奉納し、領民の安寧を祈願している。

【高野山真言宗 金泉寺のホームページより】
「元禄12年(1699年)9月本明川の大洪水で死者487人を出し、民家・田畑が壊滅し、翌13年には大干ばつで作物は稔らず、諫早領民は二重の災害に遭遇した。領主茂晴はその対策に大変苦しんだ。茂晴の母堂お糸の方も同様に心痛され、元禄15年支那の商船が長崎に着いたとき千手観音を注文された。翌16年金色に輝く観音様は諫早家に届いた。自宅に安置するのは勿体無いと思われ死者の冥福を祈り、領民の安泰を願って金泉寺に一宇を建立し千手大士の聖像を祀られ女人参拝の縁にしようと発願された。千手観音は明時代(1368~1644)末の作と伝えられている。」

金泉寺の千手観音













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中秋の名月

2017年10月04日 | その他
今週は天気が悪いという予報でしたので半分あきらめていましたが、今宵きれいな月を見ることができました。本ブログでも何度も取り上げましたが、元ワンダラーにとって中秋の名月は特別のもので血が騒ぎます(オオカミ男か…)。



オートだと月がぼけてしまう。
そこでマニュアル撮影。

今宵の月アップ。


う~ん、いいね!

今宵はブランデーが飲みたくなって、古酒の香りを楽しみながらの月見酒。
う~ん、いいね!

耳を澄ませば…、虫の声。

う~ん、いいね、これぞ静かに更けゆく日本の秋!

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