てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

マーミナーチャンプルー

2007年10月24日 | 近辺
「マーミナー」は沖縄の方言で「もやし」のこと。
漢字で書くと「豆菜」らしい。
沖縄の言葉は母音の e i に、o u に転化する癖があるので
mame が mami になったということですね。

しかし「もやし」という言葉とは似ても似つかない。
これは中国語のもやし「豆芽」からの流れもあるんじゃないだろうか。
「豆芽」の読み方は「douya」だから、音から入ったのではなく、文字が先に認識されたのだろう。
やはり中国との貿易関係が深かったから、言葉も漢語系の影響を受けているんだろうな。

なんてことをつらつら考えながら作るマーミナーチャンプルー。


与那国に住んでいた頃、庭に実のなる樹があった。
これは何かと尋ねたらおばあが「バンシルー」だという。
台湾に遊びに行ったらフルーツジュースショップのメニューに「番石榴」と書かれていた。
小さく英語で「guava」とも書かれていた。
この時、初めて私は庭にある樹の実の正体を知ったのだった。

そういえば、以前沖縄に行ったとき、観光客の若者たちが
「ミミガーの『ガー』って何よ」「豚のことじゃないの?」「鳴き声だろ、豚の」などと話していたっけ。
あの時私は「あれは『ガー』じゃなくて『グヮ』じゃないの?マチグヮとかセイグヮとか、漢字で書けば『小』の字になる接尾語」と思ったけど、どうもあれは「耳皮」であったらしい。単純な話だった。


【マーミナーチャンプルー我流】
・ もやしは子大豆もやしを使用のこと。
・ 高田食品の木綿豆腐はけっこう固いが、さらに水を切っておく。
・ 豚バラ肉は脂身の美味しいやつを。
・ 中華なべを熱し油をまわし、肉をジャッと炒めて
・ もやしをさっと炒めて、塩をひとつまみ(気持ち多め)入れて
・ 豆腐を入れて鍋肌で焼くような感じでざっくり温める。
・ 水が出ちゃうんだよな~。鍋を傾けて少し捨てる。
・ 強火で水を飛ばしながら数回鍋を大振りしてできあがり。