てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

三線(さんしん)

2007年03月02日 | 近辺

昨秋、豊田勇造ライヴin中学校のあと、
上の子がなんとなく楽器を弾きたい気分になり、
お蔵入りしていた私の沖縄三線(さんしん)を引っ張り出してきた。
つられて下の子も、ホコリをかぶっていた私の2本目を掘り出してきた。

それ以来、わが家では朝から晩まで三線が鳴り響いている。

「何かひとつくらい楽器ができるようになると楽しいだろう」と
今までも何度か、簡単な楽器…ハーモニカとかオカリナとか
買ってみたことはあったのだけど全然興味を示さず、
この子たちは楽器とは縁がないのかもな、と思っていたのだが。

三線はギターと違って、弦が3本しかないし
弦1本ずつを指1本ずつで押さえればいい。
ギターのように一度に何本もの弦を押さえなくてもいいので
簡単だし、手の小さい子どもでもとっつきやすい。

楽譜は「工工四(クンクンシ)」といって
一音ずつに「合」「工」「老」などの漢字があてはめてあり
覚えてしまえば、五線譜より簡単。

そんな手軽さもあり、
以前から興味があった沖縄関連のものだということもあり
子どもたちも意外なほどのめりこんだ。

朝目覚めれば、まず三線を抱え、
夜は何か食べているか、そうでなければ三線を弾いている。

おかげで、わが家のテレビ視聴時間が激減した!
別に見たいわけじゃないけど、なんとなくテレビをつけている、
ということがなくなったのだ。

ガチャガチャした雑音だらけだった居間に
三線の音が鳴り響くようになったのは、なかなかいいものだ。

ところで、同じ楽器でも、上の子と下の子ではアプローチの仕方が
全然違うのが、子どもの個性の違いなのだろう。

上の子は、自分の好きな曲(Jポップなど)を
自分で音を採って工工四に書き下ろし、自分なりにアレンジして弾く。
私が以前買い集めた楽譜がたくさんあるのだか
それを見て弾くことはほとんどない。

下の子は、たくさんある楽譜を片っ端から弾きまくる。
工工四は覚えてしまえば、初見でもたいがい弾けてしまうので
まるでクイズを次々解いていくみたいに
知らない曲でもどんどん弾いていく。

どちらも、彼らなりの楽しみ方。