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とみーのにっき&おえかきちょう

ふたりはプリキュア 第5話 『 マジヤバ!捨て身のピーサード 』

2012年06月14日 | ふたりはプリキュア
おいしいところをほのかが持っていくとはなぁ。

 そんな今回のお話は…
 いつもと変わらない平和な日曜日…。メップルはあい変わらず、朝食を食べるとすぐに、”ミップルに会いに行 く!”と迷惑顔のなぎさを尻目にワガママの言いたい放題。
 おだてにのせられて雪城家に向かい、待ち侘びていた ミップル・ほのかと共に公園に向かうが、ナンパにあって逆切れしたり、恋人に自分が考えもしなかった理想を求めるほのかや、たこ焼屋であかねに言われた一言にお互いの世界の違いを感じてしまう。
  …その頃ピーサードは度重なる失態に、仲間の嘲笑をあびて、一人最後のチャンスに挑もうとしていた。
 なんとなく世界は違うけど…一緒にいる事に楽しさを見出したほのかに比べ、どうしても相手との違いを気に掛けて、困惑気味のなぎさ。今一つ通じ合えない二人に、ピーサードが襲い掛かる!!
 一人では変身できずに逃げ惑い、 負傷して追い詰められたほのかは、ピーサードにコミューンを奪われ、最後の意地で対抗するも絶体絶命のピンチを迎えていた。
 だが…「ちょっと待ったぁ!」危機一発でなぎさが駆けつける!ピーサードは己のプライドを守る為コミューンをほのかに投げ返し、二人でプリキュアに変身、 絆を確かめる様に再び戦いに向かう。
 以上公式のあらすじから抜粋。

 物語の本筋としては、サブタイ通りカブキマンことピーサードを撃退しプリズムストーンを手に入れる、という話なのだが、むしろそっちはオマケなような気がしないでもない(笑)。
 どちらかと言えば、日常パートでのなぎほのの距離感の方に注力している節が見られ、今ひとつほのかを掴みきれていないなぎさに対し、ほのかはなぎさという人物を理解しようとかなり歩み寄ってきいて、なぎさと一緒にいることに楽しさを見出している。しかしなぎさは、全く共通項のないほのかに気を使われてているような気がして今ひとつ噛み合ないのだ。
 一緒にプリキュアになっちゃったからとは言え、これまで全く接点のなかったふたりである。最初に比べるとかなりお互いの距離が縮まった感じはするものの、まだまだ距離感を計りかねている。といった微妙な友達関係を表していて、後にラブんラブんになるふたりを知っている身としてはかなり新鮮である。
 ほのかがピーサードに追われている最中、借りたハンカチを返し忘れたなぎさがほのかを探すも見つからず「もう明日にしようよ」などと言ってしまう辺りの微妙な距離感がこそばゆく、一人でピンチなほのかになぎさが来ないんじゃないかとやきもきさせられる。
 まぁ来ないわけがないのだが、ピンチにちゃんと来てくれたという事実の積み重ねをしていっている最中であるふたりの関係を見せようと、さしてイベントのないホントただの日常を長い尺で見せているんだから、今回はピーサードの退場よりもふたりの距離感の方が物語的にも重要であったという事なんだろう。

 個人的には、上記したようになぎさがほのかを探すのをあきらめるような言い草を見せておきながら、ほのかのピンチに「ちょっと待ったぁ!」といきなり現れるのがもったいなく、どうせだったなら、なんだかんだでほのかが心配になるなぎさを見たかったところであるのだが、今この時点でということと、劇中「雪城さん、愛の力ってすごいね」という台詞から、おそらくなぎさはメップルに促されてというふうであったことが窺える。
 むしろこの段階では、なぎさが積極的にほのかに対して行動を起こさないことが重要であったように思う。つまり現在はこのくらいの間柄なのだということを見せたかったのではなかろうか。そういうふうにとれば、その間がなかったのは狙ってやっていたのかもしれないなぁ。
 もひとつ、ピーサードとの決戦なのだが、主役っぽい台詞をホワイトの方が持っていくんですよね。戦闘でもどっちかと言えばホワイトの方が積極的であったし。
 これもまた現状でのふたりを鑑みるに、割と自分を出してきているほのかを印象付けたかったのだろうと今なら読み取れる。こういう事から言っても、物語のこの段階では、ドツクゾーンとか光の園とかよりも、全く接点のなかったなぎさとほのかの線が、どう絡み合っていくかの方にクローズアップしているような気がしますな。

 しかし8年も前ということもあって、今のプリキュアとは全然印象が違っているなぁと思わざるを得なくて、ここ数年のプリキュア(というよりは、なぎほのプリキュア以外)はパートナーとはすぐ仲良くなっちゃうのですけど、ふたりが本当にプリキュアたるところへ行くまでに、8週も使って近づいていく様子を描いていくんだから、かなり苦心したんだろうなぁという気になる。
 またドツクゾーンとか光の園とか本筋に関わる部分が全く見えて来ないのもあって、「巻き込まれている感」があるのも新鮮。この段階ではまだプリキュアということに対して、ふたりとも自発的ではないものなぁ。どの辺からそういうことになっていったのかを、これから興味深く見守りたい。

 しかしアレだなぁ。敵幹部一人を消す話だというのに、結構な盛り上がりの無さではあるよなぁ(笑)。戦闘もどうなったかがよく分からなかった所もあったし、割りかしアクションもモッサリしていたりと、随分と「思い出補正」が入っているのもよく分かったよ。
 なんかもっとキビキビ動いていたような印象があったのだけどなー。まぁこれから増えていくのかもしれませんが。

 どーでもいーけど、前回の感想から1年も間が空いてしまいました(笑)。これからはもうちょっとがんばって書いていきたいです。


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