笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
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背中を「横」に丸くする!

2015-02-02 18:26:42 | 日記
寝返りのブログは今回で、おしまいです。




今回は、寝返り動作で頭が上がり、首が寝返る方向を向いた後の話を書きます。



人間の身体が丸太のような作りであれば、寝返りはスムーズだと思いませんか?


しかし、人間の上半身は、丸太と言うよりは、むしろ平面に近い形をしており、寝返りには不向きな形状です。

この不向きな状態から寝返るためには、どうしたら良いか?

それは、丸太のように丸くなれば良い話です。


具体的に寝返りの邪魔をするのは左右にあるです。

が外側に飛び出していることが、厄介です。

で寝返りを邪魔させないために、背中を丸くします。

丸くすると言っても、猫背にするわけではありません。


まず、あおむけに寝た姿勢で両手で「前ならえ」をして下さい。

出来たら、そこから出来る限り指先を天井の方へ伸ばしてみて下さい。

そうすると両肩がそれぞれ前に出てきて背中が丸くなっている事が実感できると思います。



この姿勢が寝返りを楽にしてくれます。


寝返りで頭を挙げた後は、寝返る側とは反対の手を寝返る側に、上記のように背中を丸くするイメージで伸ばします



もし、この手を身体の横に残したまま寝返りをしようとすると、手の重さで寝返るのは困難になります。


また、反対の寝返る側の手も、身体の横に真っ直ぐに置いておくだけでは、寝返った時に身体の下敷きになってしまいますから、

少し横に開いておくと、寝返るのが楽になります。


以上、述べてきた「前ならえ」の姿勢は非常に重要です。

この動きが出来ない場合、首から肩周りへと流れてきた寝返りの流れが、骨盤まで繋がらずに、ここで動作が止まってしまいます

寝返る側とは反対の手を「前ならえ」の状態で寝返りを行う事によって、

背骨が頭側から骨盤に向かって徐々に捻じれていき、最終的に骨盤がついてきて寝返りをしていきます。


頭を挙げて、寝返る側を向いた後は寝返る側とは反対の手で「前ならえ」を意識して寝返りを練習してみましょう




ここでは詳しくは、書きませんが、

この絵の水色の矢印を書いた筋肉の流れを利用して、

肩から骨盤の動きを誘導するのが「前ならえ」目的です。


いかがだったでしょうか?

寝返りについては、今回で最終回です。

次回は起き上がる動作について書いていきます。





夢は長い文章を読むのに、疲れて腹ごしらえです








股関節の不安を一緒に取り除きましょう