笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

全ての動きを決めるのは「頭」!

2015-01-26 20:43:08 | 日記
先週は仙台に出張施術へ行っておりました。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。



現在、2月の札幌出張施術の予約受付を行っています。

残すところ1枠となりました。

2月20日(金)16時30分~90分です。

施術ご希望の方は、松本深圧院ホームページの出張施術ページから、お問い合わせ下さい。

お待ちしております。





さて、寝返りシリーズが帰ってきました。

間が1ヶ月あいてしまい、申し訳ありませんでした。

前回の記事は、思いのほか反響があり、寝返りの記事を書いてみて良かったな。と思っているところです。

是非、続きも読んでみて下さい。




寝返りをする時に、まず行う事は、頭を枕から持ち上げる動きです。



この動きが「寝返り~起き上がり~立ち上がり~歩行」の全ての源になります。

頭を上げる事で、身体に何をもたらすのか?

それは、腹筋を筆頭に身体の前側(お腹側)にある筋肉の緊張を高めます

絵の赤い筋肉の緊張が高まります。


つまり、反対に後頭部を枕を押し付けるようにして寝返りをしてしまうと、背筋をはじめとした身体の後側の筋肉の緊張が高まります。




股関節症の方の多くが、腹筋よりも背筋を使って日常の動作を行っている傾向にあります

寝返りの際に後頭部で枕を押し付けてしまうと、より背筋を使う傾向を強めてしまうわけです。

そこで、動作の動き始めに、腹筋に緊張を持たせることで、

全ての動きで無駄なエネルギーを使わせないために頭を持ち上げる事が大切になります。


頭を持ち上げて浮かせることによって腹筋が肋骨と骨盤を繋ぎ合わせてくれます。

その結果、寝返りや起き上がりが楽に行えるようになります。

まず、頭を上げてから寝返りする事を、もう一度、意識して実践してみて下さい



ここからは、上記の話の更に細かい動きの説明です。

首の骨は頭蓋骨のすぐ下から始まって、7個の背骨(頸椎)からなっています。

この7個の首の骨を、おおまかに上下半分に分けて考えます。



頭を枕から上げる時に、

2つに分けた首の下半分だけが曲がっていて、上半分は反対に曲がっていない(伸びてしまっている)事があります。



この動きでは、上記の腹筋が肋骨と骨盤を繋げる動きにはなりません。

しっかりと上半分の首の骨を曲げて、頭を持ち上げる事が大事になります。





そのためには、首の後ろの筋肉がしっかりと伸びる事が出来なければなりません。

特に頭蓋骨の後側の一番下には首の筋肉がたくさん着いています。

下の絵のオレンジで引いた斜線部分。


頭蓋骨のすぐ下の部分にある筋肉をほぐして柔らかくしておく必要があります。

この部分は、あおむけに寝てテニスボールや、らっこちゃん1号でほぐす事が可能です。

下の絵の丸印をつけたところにあててグリグリほぐしてみて下さい。


当院での施術でも、首の後ろの筋肉はしっかりとほぐします。

また、首の後ろの筋肉が固くこってしまっていると、背中の筋肉全体を固くしてしまう事になります。

背中の筋肉が固くなってしまうと、当然、柔軟な背骨の動きも失われます

とても重要な筋肉ですから、良い状態に改善しておく必要がありますね。






夢の目線の先には・・・当然、エサ








股関節の不安を一緒に取り除きましょう