とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

すっきりするけど疲れる。。。

2006-04-30 21:04:04 | Weblog
(大きくなあれ)


行きつけの美容院は、やや大きめのお店で、
時としてお客の数より店員さんの数の方が多いことがある。

それぞれ役割分担が決まっているようで、とまと担当の
スタイリストさんはカットだけしてシャンプーやブロー、
マッサージは若手にまかされる。
しかも全部違うヒトたちだ。

これが意外とストレスものなのである。

担当者とは長年の付き合いになるので、いろんな話ができるのだが
毎回変わる若手さんたちとは中々親しくならない。
だから話をする気にもなれない。

でも皆さん気を使われて、
「今日はおでかけですか~?」
「お天気がいいですね~。」
と、ドライヤーの爆音にもめげずに語られる。
たのむ。ブロー中の会話はあきらめてちょうだい。
「え?え?」と聞き返さなきゃならないし、大声を
張り上げてまで話をしたくはないのだよ。

雑誌を読んでいるのに話しかけるウザいヒトもいる。
グラビアページじゃなくて、文章のページを読んでいてもだ。

待ち時間にマッサージをしようとしてくるので
これは全て断っている。
だって、彼らはプロじゃないから「ヘタクソ」なんだ。
女性の指だとかえって肩が痛む。

シャンプー中は
「お首の位置はよろしいですか?」
「苦しくないですか?」
「お湯加減はよろしいですか?」
「おかゆいところはありませんか?」
「流し足りないところはありませんか?」

何かあったらこっちから言うから、静かに洗え。

聞いてくる割には、耳にお湯が入ったりするのには
気が付かない。
あのね、サービスはマニュアルじゃないんだよ。
リップサービスさえすればいいってものじゃない。
まあ、お客の中にはおしゃべり好きなヒトも居るだろうけど
静かに放っておいてほしいヒトも居ることを忘れないでね。




やめられないとまらない

2006-04-26 21:26:58 | Weblog


輸入食材のお店にふらっと入り込んだら
乾燥いちじくのパックが目に入った。
「ワインのための白いちじく」と書いてある。
あらまっ。

ちょっと前に、友人Mちゃん宅で、乾燥いちじくと
ゴルゴンゾーラのパスタをよばれたところ。
前に行ったピザ屋でもこの組み合わせはかなり
美味しかったもんね。

ということで、さっそく購入♪

空けてみると、しっとり半生タイプのいちじくは
けっこう大きめサイズ。
「塩気の強いブルーチーズと一緒に食べなされ」
という指示に従い、冷蔵庫にあるブルーチーズを
載せて食べたら、う、うまい~~~~(後引いてます)。

イチジクの甘みとチーズの塩気がものすごくマッチしている。
これはやめられない旨さだ。
あいにくワインがなくて、ジントニックのツマミにしたが
洋酒ならなんでも合いそうだど。
おすすめします。



ヤなものはヤだよね

2006-04-19 22:49:22 | Weblog
(これもby Mちゃん。いいねー。)


仕事が終わり、会社を出て交差点の信号待ちをしていると
横手からオバサンがレットリバー君を連れて近づいて来るのが見えた。
オバサン、レット君の力に勝てずオロオロしながら進んでいる。
レット君が先を歩いてそれにひきづられるようにしているのだ。

そしたらレット君がとまとの所でピタリと止まり
太もものあたりに顔を近づけた。
「あらっ、すみません、ダメよー。こっちこっち。」とオバサン。
んん、とまとはイイ匂いがするかい?
するとレット君はお座りをしてテコでも動かなくなった。
そうかそうか、イイ匂いだろ?

野良犬とか知らないヒトの犬は触らないことにしているとまとだが、
(だって、衛生面が信用できないじゃん)
たまらず空いていた左手で
なでなでなでなで、すりすりすりすり。

間違いなくきちんと手入れの行き届いたレット君は、とても手触りが良い。
なんとも言えない哀愁の目線を、東京タワーの方角に注いでいる。
「この子は散歩がキライなんですよ。だから家の方を見てるんですよ。」
へー、こんな所に住んでいるのなら、セレブ家族なんだろうか。
「運動しないと太っちゃうよ。」
なでなでなでなで、すりすりすりすり。

そしたら、レット君は長い舌をベロリと出して、
とまとの指を舐めようとする。おっと、それはアカン。
と、たくみに避ける。だってやっぱり衛生面が信用できないもん。
でも、レット君は可愛かった。
信号が変わり、オバサンは
「ごめんなさいねー。さよなら。」と言いながら、
よろけながらもレット君を望まない方角へ引いて行った。

なんか、かわいそうになっちゃった。
犬だって「ため息」をもらしてると思うけど
そっとしておいてはもらえないのかな。

前言撤回だー

2006-04-17 22:48:10 | Weblog
(まるでモネの絵-by Mちゃん)


ダ・ヴィンチ・コードの映画、観に行かないと
宣言したものの、やっぱり行きたくなりました。

作中、いろいろ出てくる美術品の細部や教会の印が
どうも自分の中ではっきりしないんだね。
ルーブルには何度か行ったが、とうに記憶はボケてるし。
そこはやっぱ、映像の技術でドラマチックに見せてくれるんでは
なかろうか。

キリスト教の知識がまるでないもんだから
いきなり映画を観ても、理解できない部分が多いと思う。
ということを考えれば、先に本を読んでおくのはムダじゃない
ような気もします。

人物については、期待しないでおこう。
こればっかりは自分の描いた像とぴったりなんて
あり得ないだろうから。

というわけで、誰か一緒に行かな~い?


追記:
大きなお世話だけど、マツケンの奥さん、ウェディングドレス
着てそんな厚化粧したら顔が浮いちゃうよー。もちっとアイメイクは
清楚さを出した方がいいかと。。。



奥深すぎっ!

2006-04-14 21:41:53 | Weblog
(自宅近くのお寺の桜。まだ若そうな木だ。)

今週から、ワインスクールが再開している。
まだまだ入門レベルながら、だからこそ、知識を
増やせるので毎回楽しみ。

試飲した中でボルドーの1本があり(名前は忘れた)
ヴィンテージが1997年だった。
すると先生が「オリが溜まっているかもしれないから」と
デキャンタージュしだした。
確かに最後の方にオリを確認したね。
そっかー、10年前でもオリは溜まるのか。

じゃあ、明日友達のMちゃんを呼んで開けようと思っている
ボルドーはサン・ジュリアンの1996年もそうなわけ?

で、先生に聞いてみたら、
「ううーん、難しいなぁ。。。溜まっているかもしれないけど
デキャンタージュしちゃったら、もうそれで終わりっていう
ワインもあるんですよね。」

へえ?終わりって、味も香りもお陀仏ってことぉ?
飲みもしないうちに。。。。
せっかく頭の中が”どんなデキャンタ買おうかな”と
買いモードになっていたのに、風船を割られた気分だ。

要は、熟成に耐える高級ワインのみが、その価値があるって
ことのようで、とまとが買ってきたクリュ・ブルジョワだと
なんとも言えないそうである。
じゃあ、決められないじゃんか。
でも、なんだかデキャンタの必要はなさげな予感がするので
そのままいただいてみまする。
ネットで調べてみると今が飲み頃のようだからね。
さあ、4000円がムダになるかどうか。。。

ワインって、一筋縄でいかないものだわ。

情熱があればできるよ

2006-04-12 20:53:24 | Weblog
(お堀に浮かぶ点はカルガモ。多分)


とまとのチームには英語ができるヒトがほとんど居ないのだが
その中で、かなりやる気をもつ男子がひとり。
さっそく某有名英会話スクールに申込み、授業をあれこれと
選んでいた。

「セミプライベートあたりどうすか?」と振ってみると
「いやいや、それじゃあ、しゃべる時間が足りないんですわー。」
しゃべりとボケで社内に名の知れた彼が言いそうなことだ。

ということで、プライベートレッスンに決まり。
週2回通いだした。
「でもねー、なんかねー、足りんのですわ。一時間があっという間。」

(全然話せないのにどうやって時間を埋めてんだろ。)
と思いかけたが、彼にしてみれば、下手でも何でも
「これを言いたい。伝えたい!」という想いにいつもかられている。
とにかくしゃべくり倒したいのである。

言葉の習得にはこれが何より大切だ。
表現したい思い、共有したい面白い出来事。
とまとの顔を見つけたらいつも「飴玉」を持って
話しに来てくれる。
どんな辞書を買えば良いか、講師にこんなお願いをしてもよいか、
最近はそういう相談事がいっぱいだ。

そういや、最初はEメールも全て日本語で通していたのが
最近は電子辞書片手に少しづつ英語が並びだした。
作文の文法だけはきちっとしてほしいという気持ちから
添削をしているが、たいへん素直に吸収してくれる。

こういうヒトの上達は早いぞ。
今は他のヒトよりできてないけれど、時間の問題だろう。
とまとは、こんな商売をしているが、実はあまり
しゃべるのが得意ではない。だから、ウラヤマシイ限りだ。

「やっぱり週4回に増やそうかなぁ、と思ってるんですわ。」
あっぱれ!

今年の桜と共につらつらと

2006-04-09 12:30:14 | Weblog


今週あたりで桜ともさよならのようだ。
でも例年よりも長くとどまってくれたような気がする。

とまとも友人たちと先週末にお花見に行ってきた。
これぞ日本一!と言いたい千鳥ヶ淵。
言葉で説明するのは多分ムリなので、写真でご紹介しまする。

さて、本ネタが続きますが、
今読んでいるのは「ダヴィンチ・コード」。
ひねくれ気味のとまとは、あえてブーム絶頂時をはずすよう
心がけている。時には皆が読むから読んでいたりもするけど
それがちょっと気恥ずかしかったりするんだね。

でも、今読むのは失敗だったー。
ちょうど映画も出来上がって封切りを待つばかり。
主役のラングドンがどうしてもトム・ハンクスなんだ。
それ以外の風貌が思いつかなくなってしまった!

通常、とまとは原作を読んだら映画は観ないことにしている。
大体が”はずす”からだ。
時間をかけて自分の想像力全開で作り上げた頭の中の世界を
映画は見事に打ち消してくれるんですな。

例外はありますよ。ハリポタのようなファンタジーもの。
この手の映像作りのプロには自分のイメージ創造力もかないません。
でも、自分で想像するという作業はとっても大事なんじゃないかと
思います。
ビジュアルだけでなく感と情の想像を自分のペースでめぐらすというのは
本が与えてくれるプレゼントだという気がします。

そういえば前回書いた「東京タワー」も夏にドラマ化されるそうで。
「ボク」が大泉なんとかという北海道出身で時々テレビで見るヒトで
「オカン」が田中裕子らしい。
これだけで、もうダメぽい。九州弁がちゃんとできんやろ。
じゃあ誰ならOKかといえば、多分いないだろうけどね。

トム・ハンクスに文句はないが、多分観ないと思うので
誰か観たら「映画作品」としての出来栄えを語ってくださいね。


ぜひ読んでください

2006-04-05 21:08:01 | Weblog
しばらく更新がご無沙汰になってしまった。
本を読んでいたからだ。
正確に言うと、本一冊を読み終えるのに、そうとうな
時間がかかったからだ。
何日もかかるような厚さではないんだが、
ページをめくっては止まり、まためくっては止まり。。。

「東京タワー」
 リリー・フランキー著

まいったよ。やられた。

店頭で平積みされたその1冊を手にとってみると
とまとと同郷の福岡出身で同世代のリリーさんが
とっても大事なオカンの話を書いている。
正直、イラストを描くヒトだ、ぐらいしか知らなかったのだが
(初めはガイジンだと思ってたし)
他人事には思えなくなった。

こんなに泣かされるとは予想もしていなかった。
箱入りティッシュが必要ですぜ。
ほぼ同い年のリリーさんの、オカンもとまとのオカンと同い年。
おまけにガンを患ったとこまで一緒だ。
違いといえば、とまとのオカンがまだ生きていること。

リリーさんとオカンの二人三脚人生。
泣かずにはいられない話。
に加えて、全編に地元の方言が溢れている。
思わず笑っちゃうひと言。
正確に書かれた北九州弁。
とまとの出身の博多では「キタキュー弁」と呼んでいる。

「オカン。今日は天気がいいで、よかったねぇ」

博多弁だと”今日は天気がいいけん、よかったね”となるが
小倉出身の友人もおんなじように言っていたな。
文字では表せない抑揚や語尾がきっちり耳に再現される。
みんな思うだろうが、やっぱ地元の方言はいいもんだ。

ほぼ同い年のリリーさんの子供時代。
食卓で晩御飯を食べながら見ていた「ヤンボー・マーボー天気予報」。
おばあちゃんが買ってくれた「プラッシー」。
小遣いで買った駄菓子。

自分の幼少期がぴったり重なり、いろんな記憶が広がっていく。
だから全然ページが進まないのだ。

とまとのオカンは大阪出身だから、まあ言葉も完璧な博多弁ではないと思う。
でも、リリーさんのオカンと同じことを言う。

「オカン、今年は七十やないね」
「どうするかね。あんたもう、いつ死ぬかもわからんばい」
「オカンは死にゃあせんわ。百まで生きるばい」

切ない会話だ。
いつかはその日がくるんだろう。
それまでちゃんと大事にしなきゃ。

来月の帰省には、たくさんお土産を用意していこう。