文章を書くのにPCを使っていると、手書き作業がなんともかったるく
感じられないだろうか。
今、大学時代の仲間向けに近況報告のようなものをまとめているのだが
手書きではもう無理。ワードで打っちゃ消しを繰り返している。
「回覧ノート」に載せるためにだ。
とまとは大学時代、クラシック系音楽サークル-と言えばいかにもおしゃれだが、
まちがいなく部活道と呼ぶ方が当たっている、厳しい「道」だったのだ-
に所属しており、学部学科の壁を越えて全部で18名の同学年の仲間がいた。
この18名がとにかく仲良く結束しており、キツい日々にもかかわらず、
ただの1名も退部する子がいなかったのが自慢だった。
何のキッカケだったか忘れたが、当時この18名の中で交換日記ならぬ回覧日記が
始まった。
さすがに18名同時にはなかなかコミュニケーションがとれない状況で、
メンバー個々の行動や意見が書き込まれているA4版のノートが回ってくるのが
とても楽しみだった。
携帯やPCでEメールを駆使する現在ではたぶん成立しないであろうこの
「情報発信」「意見交換」は、今もその時のノートが存在するおかげもあって
各人の心の奥底にずっと留まっているようである。
そして数年前、当時メンバーの中心だったKちゃんが
「あのノートを復活させよう!」と言い出して、本当にノートが回覧しだしたんである。
学生時代と違って住むところもばらけてしまい、仕事に家事に育児に、
そして介護にと多忙を極めるメンバーも多く、回覧のスピードは恐ろしくのろい。
それでもちゃんとノートが回ってくるという事実は、とても嬉しいし励まされるものだ。
PCで仕事をするとまとは、直筆で何かを書くという作業が苦手になってしまい、
ワードにぱたぱた打ち込んで印刷しようとしている一方、
手書きをしている人も多く、その筆跡が学生時代からほとんど変わっていない
のには思わずニンマリしてしまう。
人間、何十年生きてきたって変えられないことはあるのよね。
ノートを読んでいると、40代のオバちゃんが瞬時に乙女の気分に戻る。
あれこれ情報を発信したって絶対少数派のシングル仕事人の話が、
奥様方の共感を得られるかどうかは不明である。
興味・関心事がかなり異なるだろうしね。
でも何でも自由に書いてよいというのがルールだから、
それはそれで受け入れてくれるんだろう。
と思えるほど、やはり学生時代の友人というのは気の置けない存在である。
こういう時代だから、ネット上で内輪のコミュニティでも立ち上げようかと
考えてはみたのだが、この亀さんノートをできれば死ぬまで回覧し続けるのが
良いのかもしれない。
スピードという点では優れていても、きっとどこかでうっかり「ワンクリック」で
消えてしまうかもしれないデジタル記録より、
その筆跡に温度の感じられる紙媒体を大事にしていくことが
絆を保つことになるのかもしれない。
やっぱり、最後は手書きで清書するかな。。。
感じられないだろうか。
今、大学時代の仲間向けに近況報告のようなものをまとめているのだが
手書きではもう無理。ワードで打っちゃ消しを繰り返している。
「回覧ノート」に載せるためにだ。
とまとは大学時代、クラシック系音楽サークル-と言えばいかにもおしゃれだが、
まちがいなく部活道と呼ぶ方が当たっている、厳しい「道」だったのだ-
に所属しており、学部学科の壁を越えて全部で18名の同学年の仲間がいた。
この18名がとにかく仲良く結束しており、キツい日々にもかかわらず、
ただの1名も退部する子がいなかったのが自慢だった。
何のキッカケだったか忘れたが、当時この18名の中で交換日記ならぬ回覧日記が
始まった。
さすがに18名同時にはなかなかコミュニケーションがとれない状況で、
メンバー個々の行動や意見が書き込まれているA4版のノートが回ってくるのが
とても楽しみだった。
携帯やPCでEメールを駆使する現在ではたぶん成立しないであろうこの
「情報発信」「意見交換」は、今もその時のノートが存在するおかげもあって
各人の心の奥底にずっと留まっているようである。
そして数年前、当時メンバーの中心だったKちゃんが
「あのノートを復活させよう!」と言い出して、本当にノートが回覧しだしたんである。
学生時代と違って住むところもばらけてしまい、仕事に家事に育児に、
そして介護にと多忙を極めるメンバーも多く、回覧のスピードは恐ろしくのろい。
それでもちゃんとノートが回ってくるという事実は、とても嬉しいし励まされるものだ。
PCで仕事をするとまとは、直筆で何かを書くという作業が苦手になってしまい、
ワードにぱたぱた打ち込んで印刷しようとしている一方、
手書きをしている人も多く、その筆跡が学生時代からほとんど変わっていない
のには思わずニンマリしてしまう。
人間、何十年生きてきたって変えられないことはあるのよね。
ノートを読んでいると、40代のオバちゃんが瞬時に乙女の気分に戻る。
あれこれ情報を発信したって絶対少数派のシングル仕事人の話が、
奥様方の共感を得られるかどうかは不明である。
興味・関心事がかなり異なるだろうしね。
でも何でも自由に書いてよいというのがルールだから、
それはそれで受け入れてくれるんだろう。
と思えるほど、やはり学生時代の友人というのは気の置けない存在である。
こういう時代だから、ネット上で内輪のコミュニティでも立ち上げようかと
考えてはみたのだが、この亀さんノートをできれば死ぬまで回覧し続けるのが
良いのかもしれない。
スピードという点では優れていても、きっとどこかでうっかり「ワンクリック」で
消えてしまうかもしれないデジタル記録より、
その筆跡に温度の感じられる紙媒体を大事にしていくことが
絆を保つことになるのかもしれない。
やっぱり、最後は手書きで清書するかな。。。