この連休は読書三昧となった。
映画を観ようかどうしようか迷った「天使と悪魔」に
かかりっきりだったためだ。
原作を先に読むと、まあ大体の場合は映画でガッカリするので
観にいかないようにはしているんだけど。。。
結果から言えば、やっぱり観よう。観たい!
(まだどこかで上映してれば)
というのも、「天使と悪魔」は単行本でも上・下巻に分かれるほど
ページ数は多いのだけど、時間的にはたった1日ちょいでの展開なんですね。
時間の制約に追われた謎解きなのでスリル感はあるし、
まあ映像にしてもカバーできるでしょう。
そして何よりローマとヴァチカンを「目」で観たいのです。
サンピエトロ大聖堂をはじめとして数々の名所である教会や彫刻を
はじめとした芸術品の描写を読むにつれ、これはやはり視覚的に
鑑賞したくなるというものです。
ストーリーとしては、正直、結末がかなり予想できちゃったので
どんでん返しの効果は満点とはいえなかったと思う。
あれだけ登場人物が少なければ、大体見当がつくでしょう。
3分の2ぐらい読んだところで、ある人物が発した言葉に
もしや!?と思ったら案の定の結果だったし。
そんなハリウッド的わかりやすい展開を差っぴいても
カトリックの司祭の宗教と科学についての訴えは
何度も読み返すぐらい迫真に迫るものだったし
作家の薀蓄も良い勉強になった。
ごひいきのユアン・マクレガー君の演技も興味あるしなぁ。
(トム・ハンクスは、むろん「美味しい」役どころじゃん)
夏休み、行ったつもりのローマ旅行気分に浸れれば
文句なしとしましょう。