とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

動物性たんぱく質

2011-03-31 08:01:31 | Weblog

震災以降、家と会社の往復ばかりだ。
いわゆるイベント・行楽関連は軒並みキャンセルされ
個人的にも友人らと食事に出かけることもなくなった。
それが2週間続くと気分も下がる。活力も出ない。

ということを会社で話してみると、同僚たちも似たようなものだった。
「んじゃー元気をつけに焼肉でも食べにいこ!」ということになり、
先週は世田谷・用賀の「らぼうふ」という焼肉店に繰り出した。

焼肉好きには有名な店らしい。
以前は予約不可でずらずら~っと並んで待ったらしいのだが、
そのうち予約できるようになったそうだ。
震災の影響なのだろう、当日でも予約が取れた。
店構えは地味で「肉」をイメージするような感じもない。
肝心のお肉は、色々な部位を注文してみたがどれも「厚い」が柔らかい。
焼肉といえば薄めの肉をぺろりんと裏がえして焼いて食すものだと
思っていたが、ここのはころんころんと転がす感じ。
写真はサーロインステーキに相当する肉だそうで、まさにステーキを
いただく感覚だった。サシがいい具合に入って美味しい。
普段なら脂身は~、、と言うところだが今日はおかまいなしに
ばくばくいただく。

むしゃむしゃ食べながらも「こうやって美味しいものをいただけるのは
ありがたいことなんだ」といつも以上にしっかりかみ締めた。


地域のつながり

2011-03-23 21:39:55 | Weblog

この震災で被害を受けた東北の人たちが海外で絶賛されているという。
悲劇をじっと言葉少なに耐えている。
物資を奪い合わない。
声かけあって助け合っている。

確かに。

とまとのエージェントの担当者から聞いた話では、とある企業で働くガイジン社員さんが
これにいたく感動して、国外退去勧告を無視してとどまっているそうだ。
この国で皆と一緒に働きたいと。

でも、これは東北という地域だからなのでは、と思うのはとまとだけだろうか。

ここ東京では、いや自分の周りについて言えば、隣に誰が住んでいるかさえ分からない。
左隣はベランダが続いているので家族構成、年齢が大体察しがつくのだが、
片方の隣人は、顔さえみたことないもんね。
「お隣の○○さんところの△△さんが見当たらない!」なんて絶対言えないと思う。
少ない物資を譲り合うなんてこと、できるかどうか自信もない。
そして「やっぱりここで暮らしたい」と東北の人は被災地を離れたがらないけれど
とまとだったら未練もなくさっさと故郷へ帰っちゃうだろうな。。。

ま、とまとが単身世帯だからというのもあるし地方出身のせいでもあるけど
日頃から自分が住む地のコミュニティ形成に参画してないとダメだわね。

当然わずらわしいことも多いのだろうが、有事の際にはコミュニティに助けてもらえるか
どうかが何か大きな分かれ目のような気がしている。


考えがまとまらないが

2011-03-22 21:34:48 | Weblog

ずいぶんと更新をお休みしてしまいました。
そう、本来なら、今月初めには前稿で書いた友人の仕事を手伝い終わって
ゆっくりして、この間に溜まっていた会社の小ネタなど披露しつつ
更新を再開する予定だった。

なのに。。。

11日のあの瞬間、とまとは休暇をとって友人と山梨でゴルフをしていました。
場所が場所だけにそこまでの規模の地震とはつゆ知らず、無事にラウンドを終えて
お風呂に入って一休み、というところだったのですが、東京がえらいことになってる!
という声に驚き、慌てて車で帰ってきた次第。
途中JRに乗り換えて自宅まで戻る予定でしたが、電車は皆ストップして乗れない。
心配した友人(神奈川在住)の家にそのまま車で向かい一晩泊めてもらった次第です。

その友人宅のテレビで目にした光景に、もう絶句するしかなかった。
都心の人たちは皆徒歩で帰宅の途についている。。。
自分たちが偶然にもその仲間入りをせずに済んだことは幸運だったが
それが逆にとても気の引ける思いに裏返ってしまいました。

それから一週間とちょっと。
会社へは2日しか出勤せず(できず、ともいえるけど)ほとんど家にこもりきり
ずっとずっとテレビに釘づけで、画面の向こう側のことだけど、まるで実際に目の前に
しているかのごとく。

多分おわかりいただけると思うが、視聴者だって「ショック」を受けたのだ。
程度に差はあれショックを受けて、ああこれが自分の身に起こったなら、
と想像をめぐらし、いや想像するまでもなく余震におびえながら東京にも同じようなことが
起きるのでは、と嫌な予測をたてる。
そして余震が収まってもいつまでもふらふら揺れている感覚。
もしも自分の家が持ち物が一瞬で流されて、家族も亡くしてしまったら、、、
とまとはまず間違いなく絶望しているでしょう。
だって自分を支えるものが何もないのだから。
こういう時、独身は誰よりも弱いのだと思います。がんばる気力などどこからも
引き出せないのじゃないかと。
やっぱり自分の家族って必要なんだろうな。

そんなことをつらつらと考えていたら、本当に自分らしくもなく暗鬱とした気持ちに
覆われてしまいました。
故郷の友人や親からもメールをもらったけれど、いつもならちゃんとお返事メールを
打つのにそれもできず。
この場を借りてお詫びします。

今日から通常どおり仕事を開始しているが、いつもの普通の生活が始まってやっと
自分を取り戻した次第です。戻れて良かった。
そうだ、ちゃんと生活しないと。東北の被災地の人たちが立ち上がって互いに
助け合いながらまた一から生活を立て直そうとしているのに情けないではないか。
事実、自分は何一つ失っていないのだ。漠然と不安に感じている場合ではない。
平凡で何気ない毎日だが、家も仕事もあることの幸せを改めてかみしめ
感謝したいと思います。

だから今まで通りの生活を再開します。更新も再開です。
電気が足りないけれど、それはそれでそういう生活も悪くない。
なんてことはないのだ。(通勤の足が混乱するのはたいへんだが)
東北の人たちの一日も早い復興を願いつつ、できることは何でも
やっていきましょう。