あたし、もう秘書じゃないんだけど

株主総会で承認された新社長はさっそく社長室を使い始めた。
といっても元シャチョウの荷物 はそのまんま。
ということで、とまとが借り出され、その荷物を箱詰めした。
このカイシャに来てから、荷造り・荷解きばかりだ

元シャチョウはヒラ取締役に降格となり、個室は取り上げられた。
でも一応、デスクはちゃんと用意しなきゃならんということらしい。
ギチギチに詰められたオフィスの何処にそんな余裕があるか
あったんだな

社長室の前に、社長アシスタントと秘書の席が並ぶスペースがあるのだが
一方のデスクを取り払って半分の広さに狭めて、残りの半分に元シャチョウの
デスクを置くらしい。
で、それがちょうど前ブログにも登場した会長の息子の席の真ん前なのだ。
ひゃー、スゴイ格の下げ方 大部屋じゃん。
社長室の６分の１ぐらいのサイズだし。

どうやって自分の席までたどり着くのかというと、経理部の席の間を縫って
会長の息子の席に突き当たったら右折してさらに右折するという迷路的道順。

ほとんどイジメですな

なんだか不完全燃焼よ

今日は待ちに待った「株主総会」
さあっ、元シャチョウはどんな顔してやって来る？
と期待していたら、なんとも肩すかしのドタキャン
同じく株主でもあるご夫人だけの出席だったんである。

んもぉーせっかくとまとが英語でアジェンダ作ったのにぃ

ともかく、ほぼシャンシャンで終了した総会だったが
総務部長はかえって「嵐の前の静けさ？」といぶかしげだった。

どうもご夫人が「奥の手」を用意しているような口ぶりだったらしい。
「どんな出方をするのか想像できませんねぇ。思い当たる節は2，3ありますが
ちゃんとした証拠を用意できるのかどうか・・・」
などと で ボソボソ言っている。相手は誰なのか。
部長は参考書 まで買い込んで対抗策を捻り出そうとしているのだ。
ご苦労様です。
とにかくカイシャ側に否があってはならない。あれば元シャチョウに
突かれることは間違いないからだ。　　　

あーあ、この結末見届けたかったなぁ
一番情報に近いのは会長秘書のミス・トロピカーナだが、
秘書のカガミである彼女の口は絶対に割れないし。
皆さんにレポートできなくなるのは実に残念です。
ごめんなさい

困ったちゃんが一歩前進、違った方向に

昨日の話の続きを。
とまとの仕事が落ち着いたので
休んで溜めてた仕事にてんてこ舞い の困ったちゃんに
「何か手伝うよ」と声をかけると
「これ見てください。この書き方を教えてほしいんです」と返してきた。

彼女の の前に立って覗き込むと、なんと自分のＣＶを更新してるではないか
大胆だなあ。

「もう決めたん？」
「はい。やっぱ思い立ったが吉日 です。」

元々、困ったちゃんは”英語を活かして”営業か企画の、要するに華やかな 職種に
就きたかったんだと。
しかし、面接受けたら総務の前歴に目をつけられ、総務としてなら採用すると言われ
社員になったのだ。
なら、総務で働けよぉぉ。アンタもそれで納得して入ったんでしょー。

「だって、体質古いし、引継ぎちゃんとやってくれなかったし、部長キライだし
大雪さんにいちいち指示されるのムカつくし」
まるで３才児だな。
確かに彼女が気に入らない点は同感 できるが、それでも入社2ヶ月でここまで決心するか

「とまとさんのエージェント、紹介してください。テストありますか？」
「通訳・翻訳のトライアルがあるよ 」とオドしておいた。

だって、こんな子紹介したら、正直、とまとの信用が落ちるもん

今週もドタバタしたなぁ

昨日の通達が届いたのかどうかはわからないが
元シャチョウのご夫人から 連絡が入った。
株主総会には夫婦ともどもご出席であると。
その際個人で雇った通訳者を同席させるらしい。
あー良かった もしかしてとまとが借り出されるか とヒヤヒヤ
ものだったから、とりあえずホッとしたんだね。
そんな責任が大きすぎる役割なんてご免　です。

そして、この週末に私物　を取りにカイシャに来るらしい。
総務部長は没収した彼の仕事関係の資料が入ったダンボール箱を
念入りにガムテープで封をしだした。
テープなんてその気になれば何の意味もない代物なんだけど
それを破って持ち出せば、きっと訴えるつもりなんでしょう。

何か秘策でも持って登場するんだろうか。
他の株主を抱きこんで過半数の賛同を得るような動議でも出したりして。
あら、やっぱりちょっと見てみたいわん
カイシャとしてもそれを一番恐れているから、いろんなシミュレーションを
やっているようだ。

それより総務部長、あなたの足元の方がアブナイですわよ。
とうとう「困ったちゃん」も転職活動を開始するみたいなんですけど。

そうなると、あなたお一人の総務部、なんでございます
お気をつけあそばせ

崖っぷちに立つとヒトはどうなるんだろ

意地でも姿を見せない元シャチョウに、カイシャが通達を出した。
翻訳はもちろん、とまとが命じられた。

それによると、、、
シャチョウを解任されてヒラ取締役になったので 減給！
（ただし、ちゃんと働いたら、の話）
会社から手配されていた は返還！
住宅は今年一杯で契約を終了！

ということは、このままゴネていたら、取締役はおろか、
解雇 になるでしょ。
そして今の生活は維持できなくなるのは確実

さあ、後は株主でもある元シャチョウが月末に開催される株主総会で
逆襲 に出るのかどうか。
コケにされっぱなしの彼が最後に高笑いでもするんだろうか。
見たいようでもあり、見たくないようでもあり。

ゆく人くる人

たしか先週の初めだったよ、彼が入社してきたのは。
そして今週の初め、つまり昨日、「辞める」と してきた。
総務部長はホントに頭を抱え込んで、彼を説得した。
「・・・ともかく・・・・手続きもあることだから・・・・私宛てに
出てきてもらえませんかぁ・・・・」

ひぇー、 一本で辞められると思っていたんだろうか、新人さんは。
新人といえども30歳におなりのいいオトナであるよ。
事前に聞いていた仕事と話が違うというのが理由のようだが
いやぁ今どきのヒトってのはやるもんですなぁ。
とまとには理解不可能

「決めるなら早い方がいいんですよ」と困ったちゃんは
彼をフォローしてたが、もうちょっと 時間をかけてみんと
答えは出ないんではないだろうか。
話が違っていても、納得いかなくても、やってるうちに
目の前の霧が晴れるってこともあるはずなんだが。。。。

そうはいっても、今日また 新しい人が入ってきた。
思わず「どこの国の人？」と発してしまうような超熱帯人がお。
一応管理職なんだが、あれ、ということは、今現在同じポストの
社員がいたはずだが、彼も辞めていくってことなのかな

すごいすごい。我が社に1年もいれば大ベテラン
これで続いてくカイシャって、ある意味すごい

この梅雨空に余計ダレそう

今週の「困ったちゃん」ネタ
5日のうち3日もお休みをしてしまった。
具合が悪いのは本当だろうが、いやいや 病なのかな。

「なんかぁ、最近、日替わりで気分が変わるんですぅ。
がんばろうと思っても嫌な事があるとすぐ辞めたくなってきてぇ。」
「はりきって学校で勉強するんじゃなかったの？」
「だって、とまとさん、向いてないって言ったじゃないですか」
（それで気が変わるぐらいならやめておけ）

電話番のため、お昼休みを周りと同じ時間に取れないとブチブチ言ってたけど
何もアンタだけが我慢しなきゃならんと言われてるわけじゃないんだし。
交代制にすりゃいいじゃん。

コミュニケーションの行き違いで、お掃除のおばちゃんが「仕事にケチをつけられた～」と
ゴネてたら、「何でもかんでもあたしに言われてもぉ、あたしだって困るのぉ」
それって原因は部長なんだから、さっさと部長に投げちゃえばいいじゃん。

なんかこう、前向きに物事を解決 できんかね
もうすぐ、とまともバイトさんも居なくなるんだから
否が応でも部長と二人、さくさくとかたづけていかなきゃならんのだよ。
総務ってあれこれと忙しいのはわかるが、だからこそタイムリーに交通整理
していかないとね。
彼女のせいで最近の総務部は空気が澱んでるような

昨日の今日で何だが

きーいちゃった、きいちゃった

またまた一人、 辞めちゃうぞぉぉぉ
彼女は若いながらも中堅として仕事をしっかりこなして
周りの社員からも信頼厚かった。
惜しい人材を逃しますな。

でも、とても前向きな理由だったから、とまとは応援する
残されたチームの事を考えると、ちと気の毒だが仕方あるまい。
人生は一度きりさやりたいことやんなきゃね。

昨日レポートした社員も、今日は意を決して総務部長のところにやって来た。
やはり決着をつけたうえで、今後の進路を決めるのだろう。
そして彼だけではなく、もう一人同時期に入社してきた社員も同様に
考えているそうな。
3人で会議室に入り話し込んでいた。さあ、結果が楽しみだ。

我が社は一応「成果主義」などと謳ってはいる。
が、お給料をみるとやはり「年功序列」なんですな
上にいくほど厚い待遇をされている。
彼らは、創業以来の経営者とともに苦楽を共にしてきたんだろう。
それを労うのは悪くない
しかし、若い人たちへの劣悪な扱いはどうだろう
日本のシャカイで「成果主義」を通すのは、実は難しいんである。
言葉だけを都合良く取り込んじゃあいかんでしょ。

爺さまよ、できもしない主義主張はそろそろやめてくだされ

Thank you note...

ええと、まずはお礼です。
shikiさん、初めまして。コメントありがとうございます
会社で不快な扱いを受けてタイヘンでしたね。
ま、こんなことでめげるような私じゃないわよ、ですね
とまとも昔、いわれもないのに社長から「このヒト、会社を裏切ったヒトなのよ」と
涼しい顔して人前でけなされたことあります。
まあ、ホントにいわれがないもんで平気でしたけどね。
いわゆるボケ老人化してて、周りも「また始まった。。。」と聞き流してましたし。
井の中の何とか、社内でえばっていても世の中のヒトはわかってます。
今は将来だけを考えて行動しましょう

そして、かえるさん、励ましてくれてありがとうです
どーしてこーも毎日何か起こるんでしょう。
まだまだ続きますわよ。
こうなりゃ何でも書いてやるぅ～。だってこんなの独り占めしたら
もったいないもん。。。

ヒトは財産なり～

また社員がカイシャを去るようだ。
トップ同士の喧嘩 とは関係なさそうだが、
とまとは辞表らしきものを上司のデスクで見つけちゃった
あいにく誰が書いたものかは掴めなかったが。

そして、正式採用 となったにもかかわらず
早々にカイシャを去るかもしれない輩もいる。
どうも待遇について当初の話と 食い違っているらしい。
入社以来、ちゃんと上司にケアされてなかったし
面白くなかったのもありそう。
しかし、よくもこれだけ毎月ヒトが辞めていくものだわ。

とまとの同僚にモデル・女優の「小雪」みたいな美人 がいる。
かなり背が高いので「大雪」ちゃんなのだが、
彼女は家族から「あんた何回送別会やったら収まるん？」と
突っ込まれたとか。確かにキリがない話だよ。

そして辞めていくのにしっかり顧客をいただいていく社員もいるとか。
幹部は愚痴を言っていたが、原因はアナタたちがしっかりしていないからだよ
最近のＪＡＬじゃないが、これだとノウハウが継承されないゾ～