とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

あなご

2007-08-31 08:54:35 | Weblog

前回の稿で触れた穴子飯のお店は、日本橋高島屋の裏手にある「玉ゐ」。
ぱっと見かなりの老舗を思わせる店構えなのだが、古いのは建物だけで
お店自体は2年ぐらい前にオープンしたニューカマーである。

一番の売りは「箱めし」といううな重に似たご飯もので、上に乗せる
穴子を焼き上げか煮上げで選べるようになっている。
これに追加200円で「ダシ」を注文して、最後の方で茶漬け風の食べ方もできる。
サイズは大中小と揃っていて、単品ランチなら中サイズ、つまみで一杯やった後なら
小サイズあたりだろうか。

親子ともども「ぶっかけ」系が苦手なため、茶漬け風では食べなかったけれど
まあうな重よりは品のよろしい味だな、というのが第一印象。
オトンはちょい物足りなそうな感じだった。
穴子の身が小さいというか薄いというか、酒のつまみとして
穴子の「さんじょ焼き」を頼んだが、食べ応えはあまりなく、
だから箱めしでは「煮上げ」を選んだが、これが正解だと思った。
薬味のワサビと葱と柚子がアクセントになって良かった。
穴子の旬は夏だとかで、こんな暑い中じゃあ脂も乗らないのではと思うが
養殖ではなく天然ものだそうだから、安心して食べられるということか。

席数が少ないので開店早々に入るか予約をすすめます。
HPあり。


くたくた。。。

2007-08-26 21:01:02 | Weblog
                      (芭蕉像)


福岡のオトンが上京してきた。
正確に言うと、奥の細道再現旅行で東京に立ち寄ったのだが
「深川を歩くけん、つきあわんね?」と言われ、
何のことだかわからないままOKした。

俳句を作るのが趣味のひとつのオトンは、松尾芭蕉ゆかりの地を
たどるのが今回の旅の目的だと。

朝10:00に浅草集合と言われ、前の晩、新宿ゴールデン街で飲んだ
バーボンが原因の頭痛を抱え、なんとか到着した。
で、そのルート。
浅草寺→水上バスで浜離宮→芝・増上寺→深川神明宮→江東区芭蕉記念館
→芭蕉庵史跡→江東区深川江戸資料館→富岡八幡宮。

この炎天下、とにかく歩く。いい年をしているのにスタスタ歩く。
とまとは日傘をさしてはいるものの、顔も体も髪も汗ででろでろ状態だ。
かんべんしてちょ~。この元気は何なんだ?

しかも、「青春18切符」を使って博多を出発している。
半日以上を各駅停車に乗って四日かけて到着しているのよ。

晩御飯に穴子飯を食べたけど、何よりビールが美味かった。。。
そして、明日は上野を朝6時半に出発だとさ。

この国で一番元気なのは、高齢者だわ。間違いない。


あり得な~い、と思いたいが

2007-08-21 16:59:50 | Weblog

村上龍氏の「半島を出よ」(上・下)(幻冬舎文庫)を読んでて
ブログ更新がまた滞ってしまった。

ボリュームあるんだけど、一気に読んじゃいました。
すごいストーリーです。

北朝鮮のバリバリの兵士たちが一応「反乱軍」という立場で
福岡市に潜入して、プロ野球開幕戦最中の福岡ドームを占拠するんです。
そして、福岡統治を始めちゃうという、ありそうでなさそうな、
でも、なさそうでありそうな、あっちゃ困ることが次々と展開されます。

銃を突きつけられたらあんな風に腰くだけになるんだろうなぁ、
一地方都市が制圧されたって日本政府の対応はこんなものなんだろうなぁ、
なんて妙に共感できてしまいました。
普段の私たちは、テレビニュースでテロや戦争の現場を目にしてはいるけれど、
それは遠いどこかでの出来事なわけで、そんなことが身の回りで起きたら?
起きるかも?なんて考えてはいないんですね。
そういう意味で平和ボケしている、のは事実ですわね。

村上さんは、それはそれは緻密で、でも冷徹な描写で、
殺し合いとか戦闘を現実に見たこともない読者にも文字だけで
映画のように展開してくれます。
武器だとか、殺傷力の強い虫たちの解説のくだりは実際よくわからなかったし、
過去に猟奇的な行動をしてきた若者たちの「こころ」は理解が難しかった。
でもこれら全てがストーリーの要になって後半は一気に読めます。

とまとは、舞台となった地区に隣接している場所に住んでいたし、
職場も同じ所にあったし、ホークスファンクラブ会員としてドームにも通ったから
すべて手に取るように頭に再現できました。
作中の市内の地理や実際の施設の描写は正確です。
だからその分だけ小説が色鮮やかになったとは思います。
だけど、所々で北朝鮮兵士の半生が回顧されるくだりは本当に哀しくなります。

ひとつだけ。
村上ファンからは「そんな細かいことを言うな」と怒られそうですが、
あれだけ完璧に福岡を描いていながら、地元の住民たちのしゃべる言葉が
「博多弁」じゃなくて「長崎弁」なんです。
なぜかというと、村上さんが長崎のご出身なのです。
だから、正直、違和感を覚えてちょっと残念だったけど、
ま、小さいことはいっか。

凄惨な殺戮場面が多いので、お食事の前後には読まないことをお勧めします。

準備は粛々と

2007-08-17 20:55:20 | Weblog
来月退職することについてやっと上の上まで話が通り
本決定になった。
人事担当者のはからいで、まだ他の同僚社員さんたちは
知らされていない。
なぜなら、とまとのボスが休暇に入っているので
居ない間に第三者から発表するのはどうかということらしい。

なわけで、何も知らないバンビなんかは
どんどん9月10月のミーティングを入れてくる。
はいは~い♪と二つ返事をしてはいるが、
ふふん、君はしばらく苦労するわよん、などと
心の中でにやけている。

昨日も、「また英語メールをお願いしまーす」と頼まれたが
「まずは自分で作文してみなさい。いつまでも頼っていてはダメ。
ちゃんと添削してあげるからさ」
と、谷底に落としてみる。

だって、後任のヒトがすぐ決まるかどうか、あるいは決まっても
すぐに慣れて七面倒くさい彼の業務状況が理解できるかもわからないからね。
今こそ独り立ちしなきゃいけない時なのだ。

一方で人事のヒトは、さっそく後任の募集準備を始めていて、
ボスの休暇明けに行われる面接にはとまとも同席してくれと
頼まれてしまった。
ひゃー、辞めていく人間が同席かぁ。。。
確かにとまとの業務を把握しているヒトって
他に誰も居ないもんなぁ。(それは組織としてどーかと思うけど)
でも、いろんな人材が来るだろうから人柄とスキルと料金なんかを
参考にさせていただくチャンスだわ。
ちょっと楽しみ。


ベーグル食べつつこの先を想う

2007-08-13 17:46:33 | Weblog
友人のロミ姉さんは、例のベーグル注文のコツをつかんだようだ。
6月の指定受付日にEメールで3回に分けて発注することができた。
だから次の注文の12月までに多分2ヶ月に1回、ベーグルを受け取れる
ことになるわね。
さっそくこの週末、その1回目の商品が届いたところだ。
姉さんに感謝。

ところが、である。
ロミ姉さん、そろそろ故郷の長崎に引き上げるという。
ひぇぇ、じゃあこの先ベーグルは自分で注文しなきゃあ!
いや、瑣末なことは置いといて。

翻訳の仕事を始めていて、軌道に乗れば「別にどこにいたって仕事できるし」。
実家にいれば「高い家賃の心配いらなくなるし」。
たとえ長崎に帰っても「東京で気に入ったオンサイトの仕事でもあれば、
その期間ウィークリーマンション借りて通ってもいいし」。

そーだよなぁ。これが翻訳の仕事の旨みのひとつなんだよね。
PCの環境さえ整えば問題ないし、打合せだって動画使ってできちゃうしね。
実際、とまとが以前働いていたエージェントに登録していた翻訳者に
南半球の島で暮らす日本人が居て、時差もほとんどないのであたかも
都内在住者のように、バンバン仕事を依頼し、納品してもらっていた。
(翻訳者にすれば、時差がないことで逆に仕事に追われ、島暮らしの妙味が
減っているのでは、と余計な心配をしてしまうが)

「通訳メインから翻訳メインにシフトしていけば?」
と姉さんは言うが、あいにく、とまとは翻訳の能力が足りないんだよね。
というかセンスがないと思う。
いや何より、あまり好きじゃない、というのが根底にあって、
長時間ひとりで原文と向き合って、PCに打ち込むという作業が性に合わないし
苦痛なのだね。
来月転職するのも、今の職場で翻訳がやたらと多くなってきたのが一因だし。
やはり、人と人の間に割って入ってあーちゃらこーちゃら言ってるのが
アタシの仕事、と思うんだなぁ。
となるといつまでも東京に居なくちゃならない。
でも、いつかは故郷に帰りたいというのも本音ではある。
じゃあそれはいつか。
サラリーマンのように定年退職という区切りがあればまだしも
外的内的にどこでどう線を引くかが正直みえない。
きっと線引きをして数年たたないとその結果判断ができないだろうし。

なんだか、グジュグジュ不安モードになってしまったけれど、
これもやっぱり天中殺の影響かしらねん。
どうも後ろ向きになりつつある自分が情けない。
今は深く考えずによ~く寝てやる気を取り戻すべきか。


ビミョーな土産

2007-08-08 20:36:36 | Weblog

バンビが北海道での夏季休暇から戻ってきた。
なぜかしらんが、とまとにゴマをすってお土産を買ってきてくれた。
とまとにだけ。

開けてみると↑これが出てきたんだけど。
鮭を棒状に切って干したもので、このままあるいは軽く炙って
酒のつまみにするそうだ。

うん、たしかに九州人にしてみりゃ珍味だわい。
生まれて初めて目にするし、口にする。
食べてみると意外と硬く、アゴや歯が弱いヒトには向かないだろう。
かなり脂が乗ってて、さすがに北の魚だけある。

だけどさー。土産ならまず職場に買ってくる方が良くないか。
マルセイバターサンドとかじゃがポックルならすごく喜ばれるし、
例え他に思いつかなくて「白い恋人」だったって、
ひとり一個づつおやつでいただいたら、それはそれで納得いくわよ。

このお土産を貰っても、決してお茶請けにはならないし
だいいち職場で開けるには数が全然足りない。

そういえば、バンビの前回帰省時の土産もトビウオの干物で
だから叩いてほぐして炙らないと食べられなかった。

変わったヤツだよ。


暑いのにさらに汗

2007-08-05 20:37:48 | Weblog
所要で出かけたついでに、暑気払いでビール、じゃなくて
足揉みサロンに行ってきた。
いつもの足壷リフレクソロジーだ。
ここんとこ常に足がむくんでいるような気がしたので
久しぶりに揉まれてみようという、Mぽい発想ね。

やっぱり今日も痛かった。
あまりの汗に、施術師さんがうちわを貸してくれるほど。
でも。
痛い所は確実に減っている。悶絶する回数が少なくなっているのよ。
相変わらず悪いのは、頭→肩→眼→腰。
「寝不足と疲れです」
それにプラス、今日は胃だった。
「胃が疲れてますねー」
ふーん、そうか。

だけど、前回悪かった小腸・直腸・結腸に当たる部分が全然痛くない。
つまり、悪くない、ということになる。
毎朝、青汁か手作り野菜ジュースを飲んで、肉食を減らしたおかげだろうか。
ヨーグルトも止めたし、便秘もしてないもんね。
今はそれしか考えられないのよね。
まあこのまま続けましょう。そして次回も検証しなくっちゃ。

でも、胃はどうしたらいいんだろう。
食べないわけにもいかないし、あっさりしたものだけだと
スタミナつかないしね。
胃を鍛える方法、ご存知ないですか?

気分は次へ

2007-08-03 21:56:58 | Weblog
次の仕事の開始日が9月半ばに決まった。
本当は9月の頭から始めたかったのだが、そうなると
今のボスが休暇から戻ってくる前に辞めないといけなくなり
それはいけない、と思ったので、エージェントを通じて
少し待ってもらうようお願いをしたのだ。

無事に了承してもらったので、あとは「引越し」を
考えなければならない。
いや、次の仕事もちゃんと首都圏ではあるのだけどね、
ちょっと離れてしまうので、今住んでいる所から通うのは
朝がニガテなとまととしてはちょいキツイわけ。
試用期間が済んだ辺りで少し近くに移ろうと考えている。

なわけで、次の仕事プラス物件など、あれこれ準備することが一杯だ。
それはそれとして、職場では人知れず机周りの整理を始めているのだが
ふと部長が目を留めて
「なに?かたづけ??」

ああ、やばやば。まだ上まで話が通ってなかったんだわ。
「あはは、やっと時間ができたのでファイリングをと思いまして、ほほほ」
と、ごまかした。

とまとから転職オーラがでているんだろうか。
他の社員さんからも
「あまり暇だからって、他に移らないでくださいよ~♪」
多分冗談のつもりだろうが、冗談じゃないんだよね。すんません。

きっちり発表されるまで、このカユイところに手が届かないみたいな
妙な気分が続くんだろうね。もどかしいよ。