前回の稿で触れた穴子飯のお店は、日本橋高島屋の裏手にある「玉ゐ」。
ぱっと見かなりの老舗を思わせる店構えなのだが、古いのは建物だけで
お店自体は2年ぐらい前にオープンしたニューカマーである。
一番の売りは「箱めし」といううな重に似たご飯もので、上に乗せる
穴子を焼き上げか煮上げで選べるようになっている。
これに追加200円で「ダシ」を注文して、最後の方で茶漬け風の食べ方もできる。
サイズは大中小と揃っていて、単品ランチなら中サイズ、つまみで一杯やった後なら
小サイズあたりだろうか。
親子ともども「ぶっかけ」系が苦手なため、茶漬け風では食べなかったけれど
まあうな重よりは品のよろしい味だな、というのが第一印象。
オトンはちょい物足りなそうな感じだった。
穴子の身が小さいというか薄いというか、酒のつまみとして
穴子の「さんじょ焼き」を頼んだが、食べ応えはあまりなく、
だから箱めしでは「煮上げ」を選んだが、これが正解だと思った。
薬味のワサビと葱と柚子がアクセントになって良かった。
穴子の旬は夏だとかで、こんな暑い中じゃあ脂も乗らないのではと思うが
養殖ではなく天然ものだそうだから、安心して食べられるということか。
席数が少ないので開店早々に入るか予約をすすめます。
HPあり。