とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

いい仕事してますか 

2008-02-24 14:37:07 | Weblog
先週は、大プロジェクトの一貫で、書類の翻訳に取り掛かっていた。
あまりに量が多いということで、外部のエージェントに大部分をまかせ
内部事情に根ざす内容のものを我々社内通訳者たちが担当した。

ボリュームが大きいのと納期が短いということもあって
クオリティにはあまり期待はかけていなかった。

けどね。

”そりゃあないでしょ”というのがあったのさ。

”(岐阜県)高山支店”が ”high mountain branch office”

”三重(県)”が”three folds”

時間がなくて機械翻訳にかけたことは責めるべきじゃないよ。
結果さえ良ければ手段はどうでも良いわけだからね。

問題は、そうやって出てきたアウトプットをちゃんとチェックする
手間を惜しんだことだと思うのよ。
実行者つまり翻訳者と、取りまとめのエージェントの担当者の
二重ポカでしょ。

とにかく時間がないということで、こういう間違いを
仕事を依頼した我が社の社員が訂正しなくちゃなんないのが
どうも納得できないし。
「英語できない僕だって、こんなマチガイはしませんよぉ!」と
前に座る担当者は叫んだ。

この程度の仕事でお金を貰えるなんて実に甘ったれたきゃつらだわ。

おまけに
あきらかに人名なのに
”○○○子" が ”......it is a child”

見方を変えれば、大方のことは機械やロボットがこなしてしまう現代でも
翻訳・通訳者はまだ当分の間、仕事にあぶれる心配はいらないって
ことかしらね。


覚悟はできてるわよ

2008-02-11 17:09:32 | Weblog

去年、売れてる本のランキングにけっこう長くとどまっていたこの本。
遅ればせながら読んでみた。

大学教授の書いたものだからどれだけ小難しいかと覚悟して開いてみたら
あらら、とんでもない。
勢いよくささーっと読み通せるほど軽かった。

その理由は、決して読みやすい書き方がされているからだけではない。
とまとは勝手に「指南書」のようなものかと想像(期待)してたのだが
どっこい、あてがはずれてしまったんである。
今のこの生活からその延長線を描いてみれば、「おひとりさま」の老後は
かなり高い確率で待っている。
そういう覚悟をもっている人間にとって、この本からは新しく発見するものが
あまりなかったからだと思う。

どちらかというと、独り老後について不安を感じていたり、そもそも独りで
老後を過ごし最後を迎える、ということがどういうものか描けないひとたちが
読んだらよいのじゃないだろうか。そういう意味ではお勧めします。

ただし、著者はかなりな水準のお仕事をしておられるし、仕事に限らず
趣味や生活、華やかな知識人との付き合いなど、どーしても庶民には
真似できない世界におられるので、いまひとつ「そう簡単に言うけど、、、」
な部分もあったことは否めない。

友人との付き合いをちゃんと構築せよ、とおっしゃるが仕事に追われていると
なかなかマメなメンテナンスはできなかったりする。
身体が不自由でもパソコンがあればできることは多い、のは確かだが、
皆が皆パソコン使いが達者でもなければ、パソコンを持っていないヒトだって
いるわけで。

まあごちゃごちゃ言うのはやめよう。
実際、女性が晩年おひとりさまになる可能性は高いのだし、
だれかから介護を受けるのもほぼ確実だ。
おひとりさまで終わりを向かえ、その後は誰かの手によって
後の整理がされていく、という事実は間違いなくあるのだから。
世話してくれるヒトの手を煩わせることにはなるだろうけれど
あまり手こずらせることなく大往生できればよいのだけどねぇ。。。



自分の食生活を反省

2008-02-05 23:53:53 | Weblog
日本全国「ギョウザ」で大騒ぎですねぇ。
早く原因(犯人?)を特定して、安全を確保してくれることを
待つほかないわけだが、でも今回の事件で改めて自分の食生活を
振り返ってしまった。

ちょうど2005年8月に本ブログにも記載したのだが、
スーパーで加工ギョウザを買ってきて、晩御飯に焼いて食べた後に
めまいがしだして気分が悪くなったことがあった。
うなりながらも一晩寝るとなんとか収まったのだが、
別に今回の件とは関係ない。
ただ、なぜギョウザが原因だろうと決めつけたのかといえば、
それしか加工ものを食べなかったからだ。
後はすべて材料を買って(下手くそだけど)自分で
調理したものばかりだったから。

国内であろうが輸入物であろうが、加工ものは口に入るまでに
どれだけの見も知らぬ人の手が入っていることだろう。
入れば入るほど時間もかかるはず。
時間がかかるということは、食品が傷まないように
なんらかの処置がほどこされているはずだし。
事件のニュースによれば、たかがギョウザがとてつもない
フードマイレージになっていたし。

これって、自分で食材買ってきて、こねて、包んで
焼いて食べれば、何の心配もおきないわけで。
世の中の多忙を極めるお母さんにはそれをするだけの
時間が取れない。のはわかる。
だが、翻って自分のことを顧みれば明らかに怠慢だったと思う。
料理ベタだとあれこれ作ってみようというモチベーションは
上がらないし、食べさせなきゃならない家族もいないとなると、
どうしても手を抜いてしまうんだねぇ。
でもって、買ったほうがむしろ経済的だったりする。

思い起こせば子供の頃の食卓には、お母さんの手作りの
ものしか並んでいなかった。
漬物、梅干にいたるまで、時にはおやつまで簡素だが手作りだった。
ぜいたくじゃあないが、安心して食べられるものだったね。
もちろんそういう「時代」だったってこともある。
とまとと同世代以上の皆さんのとこも似たりよったり
だったんじゃないだろうか。
そういう時代には、こんな食品偽装だの毒物混入だのの
騒ぎは聞かなかったような気がするが、単なる記憶違いか。

やっぱり手作りしてなるべく添加物を排除しながら
旬のものを食べるようにしなきゃなぁ。
いわゆるスローフードを実践するかえ。

しかし、、、今週は飲み会で外食が続くんだよなぁ。
言うのは簡単だが。。。

はがゆいのよね

2008-02-03 16:11:28 | Weblog
朝起きてカーテンを引いてみると、まあ見事な雪景色である。
午後になっても武蔵野地方ではしんしんと降り続いているが
皆さんの地域ではどうでしょうか。

先週末、会社で隣に座ってるゆりりんから、彼女の同僚みーちゃんが
会社を辞めることにしたらしいと教えられた。
みーちゃんの役割は、海外赴任してくるガイジンさんたちを
主に経費面で管理することである。
といっても、英語ができるみーちゃんをガイジンさんたちは、何やかやと
その他のことでも頼ってくる、というのはありがちな話だ。
ガイジンだけにあらず、ガイジン関係の細々を英語のできない日本人からも
頼まれてしまうことまでは想定外だったようだ。

まだ20代前半のみーちゃんは、これに参ってしまい、採用数ヶ月で
めげてしまった。
自分の領域外のことまで課してくることと
それに対応するチカラが自分にない、ことで二重につらいんだと思う。
それに最近は朝寝坊した、体調がよくない、と言っては、
頻繁にゆかりんの携帯に連絡して遅れて来るようになってきた。

元々働く意欲があまりないようだから、努力してスキルを獲得するとか
ステップアップを目指す、という志向性に欠けている。
なにもエラくなることだけが最終到達点でなくて良いのだが
少なくとも一緒に働く人たちに迷惑をかけてはいけないよね。
我々おじさんやおばさんだって、どんなに夜遊びしようが深酒して
愚痴をこぼそうが、つらいけれど朝はちゃんと出勤してくるんだからさ、
オトナとして最低限のけじめはつけようよ。

確かにガイジンの世話には手を焼く。
無理難題を頼んできて、やってあげれば感謝はそこそこ、それを
前例として自分にインプットして、何でもやって当たり前、という
態度を決め込む彼らに、「骨折らせて悪いね」の一言は期待できない。
だから、範囲外のことなら「無理だ」、あるいは「許可されていない」と
突っぱねればそれで済むのだ。
「できない」ことは自分の責任ではないのだから。
それができないならこのポジションに居てはいけない。

ましかし、ちょっとホテルのインターネット予約を頼まれて
「やったことなーい」とオタオタすること自体が、すでにNGなんだよね。
20代で、PCにも慣れ親しんでるのに、そんな事でとまとが
借り出されても面倒は見きれないよ。
彼女は性格も良いし普通の子だが、事務や総務の経験もないし
やはりこの仕事は無理なんだろうね。

だけどそれだけじゃないような。。。
辞めれば今はとりあえず済む話だが、でもみーちゃんがこの先長い人生で
どんな仕事をしても、こんな調子で行き詰まりはしないかどうかが心配だ。
楽な仕事なんてないし、どこに行ったって理不尽な目に遭うことはあるだろう。
それから逃げないで頑張ること、頑張ってもできなかったら
それはそれで受け入れること、そんな経験を積んでヒトは大きくなるってことを
話してあげたいのだが、話したところでわかってはもらえないかもね。