無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

「BLOF理論」講座2(千葉:農業実践教室)に、勉強に行ってきました。

2019-03-11 10:50:31 | 出張菜園教室

自然菜園スクール2019 募集中~ 


【3月の講演・自然菜園セミナーのお知らせ】
1)3/2(土)新春・無農薬・自然菜園セミナー 第2回 「都会でもできる!自然菜園プランターの始め方」
2)3/6(水)長野(長野市)城山公民館『自然菜園入門講座』
3)3/14(木)長野(千曲市)戸倉創造館『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
4)3/16(土)17(日)自然菜園スクール【自然菜園フルコース】踏み込み温床など
 ※3/17(日)【自然育苗タネ採りコース】同時開催
5)3/21(木・祝)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
6)3/23(土)自然菜園スクール【自然育苗SWコース】
7)3/24(日)自然菜園スクール【自然育苗タネ採りコース】
8)3/30(土)31(日)自然菜園スクール【自然菜園東京・大月校】


本日、のち


昨日まで、先月もブログでご報告させていただいた千葉県にある農業実践教室主催の「BLOF理論」を学びに行ってきました。

トータル4日間の濃密かつ化学的視点からの自然の仕組みを勉強させていただきました。

開場であるハウス内に入るとすでに開始時間まえから、pHメーターの校正をはじまっており、化学実験機材が各テーブルに揃っておりました。


BLOFとは、生態系調和型農業技術理論( Bio Logical Farming)の略で、著書がたくさんある(株)ジャパンバイオファーム代表の小祝 政明先生の有機農業理論です。






先月の講座で、ミネラル資材、BLOF堆肥など仕込んで、先月太陽熱養生処理をしたハウスは、レンズが曇るくらいの暑さでした。

支柱を差し込むと、通常よりも45㎝深く差し込めるほどに、土が柔らなくなっておりました。




土壌診断をするのが3日目の内容だったので、土の採取から教わりました。


左側は未開拓のゾーン。右は、鶏糞+ソルゴーで開拓中でも麦がよく育たない、畑。その土をみんなで土壌分析してみました。






ハウスに入る前に、現在作っている廃菌床堆肥の色や臭い、現状分析を教わりました。

廃菌床とは、キノコなどを育てる菌床(米ぬか、木片チップや、トウモロコシの芯)の産業廃棄物です。










採取してきた土をフルイ、試薬を作って、その試薬でpHメーターでpH(土の酸度)を測ります。

これがなかなか一致した数値が出ず、苦労しました。






化学の実験です。中学校、高校以来の実験になりました。各成分を適度な濃度に薄めて試薬を使うと、カラフルに色の濃度で硝酸態窒素やミネラル成分が見えてきます。




それらをパソコンで数値化していくと、土の化学性が数値として見えてきます。




それらを各班で、代表者が持ってきた土の分析で実際に追実験してみて、小祝先生による解説。数値から読み取れる地質の性格や数値の関係など教わり1日目は終わりました。

2日目(トータル4日目)





ハウスの中に、一人1台パソコンを持参で、1日目に算出した土壌分析結果を施肥設計ソフトを使い、実際に、施肥設計の仕方を堆肥設計、ミネラル資材でシュミレーションしながら学びました。


4日間の確認テストもありました


時間のある方々は、実際に1日目で見た廃菌床堆肥を切り返しをしました。

4日間の基本BLOF理論講座。濃厚な4日間でした。

自然の仕組みを化学した理論体系、そして微生物を駆使した堆肥、太陽熱養生処理、ミネラル資材、土壌分析に基づく施肥設計。
これからの有機農業の最先端を垣間みました。


自然の仕組みや実際に畑で起こっていることが、化学的な側面から学べたので、スッキリした部分と膨大な知識で頭がクラクラ酸欠気味でした。

その道のプロから直接教えてもらえること、実際に実践している農家さんの話、これから新規就農しようとする熱い想いがセットで仲間たちと学ぶことで、立体的に学ぶことの素晴らしさを痛感しました。

今回は、初級編でありながら、最新の理論も惜しみなく紹介され、かつ中学生が二人も参加していたので、とても分かりやすく講義をしていただいたこともあり、最高でした。

実際にやってみないと分からないこともあり、今年試験区を作ってやってみたいと思います。

来週から自然菜園フルコースがはじまり、いよいよ自然菜園スクールも本格始動しはじめるので、この2年間新たな師匠たちに教わった知見を活かして自然な家庭菜園、自給菜園『自然菜園』が楽しみです。


自然菜園スクール2019 募集中~ 



◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答

「これならできる!自然菜園入門講座2019」が2019年1~3月は、土づくりと菜園プランの講座を以下の通り予定しております。

3/ 6(水)-土づくりできる菜園プラン「夏野菜で土づくり」「春・秋・越冬やさいで土づくり」

新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。

4/ 3(水)-「キュウリのコンパニオンプランツ」「カボチャのコンパニオンプランツ」
5/ 1(水)-「トマトのコンパニオンプランツ」「ナスのコンパニオンプランツ」
6/ 5(水)-「ピーマンのコンパニオンプランツ」「トウモロコシのコンパニオンプランツ」

座学は、野菜の栽培の流れをイメージしやすくなるだけでなく、失敗した本当の原因や準備ができるようになります。
菜園が忙しくなる種まき植え付けのラッシュ4~5月、草刈りと収穫が忙しくなる6~8月、あっという間に過ぎる9~12月とならないように、
1~2月に備えておくことをお勧めします。


お楽しみに~



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。



場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


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