無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

秋ジャガの収穫(試験中)

2015-11-14 03:57:09 | 日々の自然菜園
本日、

今日明日は、自給自足ライフスクールを開催します。
当スクールでは、宿泊型で自給自足できる持続可能な農と暮らしをテーマに、今年は住「土壁の再生」を強化テーマして行っております。



寒冷地の長野では珍しく秋ジャガを育てました。
というのも通常春に植えるジャガイモに対して、寒冷地では、栽培期間が半分のため、収穫も半分以下のため一般的ではありません。

それは、植える時期はジャガイモにとって暑い8月、収穫は初霜が早いので10月中旬と寒冷地では秋ジャガ栽培がむいていない上に、
不耕起でビニールマルチを使わないとのジャガイモから1~2倍しか収穫できないので、高価な種イモ(春ジャガの2倍以上の価格1㎏600円前後)を植えるだけ無駄だからかもしれません。

私も関東(温暖地)から引っ越してきた頃数年秋ジャガに挑戦してきましたが、移動可能なプランターでも収量が手間に合わず、
しかも子芋ばかりで、とても生徒さんに奨められるものではなかったので、寒冷地では封印したほどです。

しかし、去年までの例年2割挑戦、8割王道の栽培指針から、今年は4割挑戦、6割王道で攻める栽培指針にしたこともあって、
長らくの封印を解くべく、リベンチ試験栽培をはじめました。

自給自足を考えると、異常気象で夏に掘ったジャガイモの収穫が少なかったりといろいろありますし、
ネギ⇔ジャガ栽培で、交互連作したいですから、寒冷地でもネギを掘った後の跡地にジャガイモを植えたいでしょうし、
なにより失敗を恐れず、創意工夫して学ぶことが大きく、今回は、理屈上では、理に適った過程の元、挑戦してみました。




まずは、芽出ししたジャガイモの苗を植えた後、10月に入ってから不織布をかけて保温して、栽培期間を長くしてみました。


初霜は10月後半におりましたが、地上部は一部枯れましたが、以外と不織布の下で元気におりました。


秋ジャガイモの収穫後は、春にネギを植える予定をしているので、春に植えるネギの苗は中央にすでに植えてあります。





実際にジャガイモを収穫してみると、平均的な株で、左の色が悪いジャガイモが種イモなので、1個の種イモから同じくらいの大きさのジャガイモが約4個平均でついておりました。


結果は上々のようです。

1割の欠株は仕方ないとして、芋の大きさもほどよいですし、実が締まった新じゃががこの時期にしてはいい数採れるのも、予想以上に嬉しいものでした。


種イモ


収穫新じゃが

収量調査の結果、1㎏の種イモから、種イモを除くと6kgの新じゃが(大きな芋は4kg、種イモよりも小さな芋は2kg)と上々な結果となりました。



予想外に驚いたのは、1株に最低1匹以上の太ミミズがからみつき、多いもので写真のようにとぐろを巻いてジャガイモにからみついていたことです。

元々3年前はこの菜園はまだ田んぼだったので、水の中で死んでしまうためでは太ミミズをはじめ畑でのミミズは皆無だったこと。
太ミミズがこんなにも根にからみつく経験は初めてだったからです。

元々秋ジャガを始めたのは、来年のネギを植える場所を空けたくなく、できれば秋ジャガを前作(リレー栽培)として、土づくりとして入れたかったのが動機だったので、
今回の太ミミズの繁殖は、来年のネギの土づくりになったのでは?と満足な結果をえることができました。


しかも、ジャガイモを植えた場所は、やわらかくなっていたものの、株間の土は固く。
中央のネギもジャガイモ跡地に比べるとやや生育が悪い感じがしたので、今回は、来年のネギ栽培のために、自然堆肥(草質堆肥)を浅く敷き、
乾燥すると堆肥の生き物が死んでしまうので、米ぬかとクン炭をパラパラ被覆して、その上に余っていた稲ワラを敷いてみました。

すぐ横に田んぼがあると、大量の稲ワラが簡単に手に入るため、元田んぼの菜園も土の乾燥を防ぎ、菜園にしやすくなりますので助かります。

来年以降も改良して、誰でもできる家庭菜園、自給菜園で役立つ秋ジャガの栽培方法の一例にしたいと思っております。

そういえば、19年前からはじめた自然菜園(自然農・自然農法)も失敗の連続で、8年間はほとんど野菜が収穫できず、ただただ眺めておりました。
その頃に比べれば野菜の気持ちがなんとなしにわかるように気もしますし、わからないことがわかったような気もします。

「初心忘れるべからず」と座右の銘の一つですが、失敗を恐れず、続けることの大切さがあると思いました。
これからも、新たな自然菜園の1ページを構築していきたいと思います。

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14 コメント

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1㎡からはじめる自然菜園 (はしぐち そうや)
2015-11-15 07:04:36
先日もコメントさせて頂いた鹿児島で自然農をしている橋口です。
竹内さんの「1㎡からはじめる自然菜園」を読まさせていただいて、とても衝撃と感動を受けたので思わずまたコメントしてしまいました。
野菜づくり初めての方が難しいと感じてしまうような連作障害(輪作体系)、作付け計画、土ができるまでの土作りなどが、とても簡単に解決できるような提案をされていて、これならすごくとっつきやすいだろうなあと思いました。
本のつくりもとても見やすかったです。
いつか直接学ばさせていただきたいなあと思いました。
まずは本やブログを参考に実践してみます。
ありがとうございました。
感想ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-11-16 07:29:57
はしぐち そうやさんへ

本を読んでいただきありがとうございます。そうですか。お役に立てたなら何よりです。

シンプルで、入門者でもベテランでも役立つ本を依頼され、編集者と1年半「野菜だより」(学研)で、連載しながら、練ったアイディアですたので気に入ってもらえて良かったです。

自然農・自然農法・有機農業を試しながら探求しながら20年近くかかりましたが、家庭菜園用に組み直したリレー栽培(連作)体系です。

違うバージョンや農家さんバージョンなどあるのですが、各自で育てながら自分の暮らしと野菜との距離を近づけていただければ嬉しいです。

まだしばらくは菜園教室を行っておりますので、お越しをお待ちしております。

来年は4誌で連載させていただきますので、お楽しみに~
とても分かりやすく、役に立ちました。 (松岡環)
2015-11-16 18:25:39
私の畑は遊びのようなものですが、親しくしている有機農家さんの青年が、アジア野菜に興味を広げていて、つい先週もネギの話が出て、ちょうど今日、ネギの種と苗を分けに行くところです

今までも大根等、スペイン人に馴染みのない野菜を分ける際、竹内さんの本をコピーしてスペイン語訳を簡単に付けて渡していました。大根は今では彼らの大事な生産物で、竹内さんの教えに従って作られています。
今日ネギを渡す際、この写真を見せることができるので、とても嬉しいです。
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-11-16 18:39:37
松岡環さんへ

そうですか。
スペインでも裏側でも役立てるとは、翻訳ありがとうございます。

スペインの野菜について教えてほしいですね。

スペインの方は、ダイコンをどんな食べ方するのでしょうか?気になります。
スペイン人の大根の食べ方と日本にない野菜 (松岡環)
2015-11-18 20:09:50
スペイン人はヨーロッパの中では野菜をよく食べる人びとと言われてますが、アジア人から見ると量や種類はずっと限定されています。それでも畑をしている仲間たちの多くはベジタリアンとかマクロビオティックを実践している人が多く、そういう人はDaikon、を知っているし、いろんな野菜をたべようと努力しています。
ほとんどの知り合いは、サラダで食べるようです。細長く切って塩とオリーブオイルを流しかけて食べます。
日本人にとっての醤油のように、地中海人にとって塩とオリーブオイルは、何にでもかける万能ソースです。
チーズスライスにもオリーブオイルをかけるし、ゆで野菜(しお油をかけて、フォークでマッシュポテトのように潰して食べる、離乳食みたい)にも、生野菜にも。
鉄板で外は少し焦げ目、中はまだ生、くらいに火を通したきのこや魚介類に、お皿に並べてからソースのように塩とオリーブオイルを回しかける、絶品です。お皿に残ったオリーブオイルはパンにつけながら食べて、お皿はきれいになります。できればバージンオリーブオイルのほうが美味しいです。

もう一つのポピュラーな大根の食べ方が、煮込み料理です、
マドリード周辺でコシド、バレンシア地方でプチェロ、と呼ばれる、澄んだスープと具を分けて食べる煮込み料理です。
私が知っているのはプチェロなので、紹介します。
基本は豚と牛の骨と鶏のぶつ切りなどと根野菜、キャベツ、ひよこ豆。カルドというアーティチョークの葉の柄の部分を食べる品種のモノ、数本(フキに、食感が似ている)。
味付けは塩とサフランだけ。
人参、人参の仲間のチリビーヤChirivíasと言う煮ないと苦い根。ルタバガRutabagasというカブの仲間、煮るとオレンジ色になり少し里芋っtぽい甘さがある、を、半分か四分の一くら位に大きく切ります。
たくさんの友人は、これらの代わりか、一緒に大根を使います。
キャベツ玉半分か四分の一くらいに切る。
好みでジャガイモも、かわをむいて丸ままか大きく切ったもの。
ひよこ豆は一晩水につけて戻したものを用意します。サフランを10本くらい(作る量によって違う)コップの水に浸しておいて、色を出しやすくしておく。
手に入る牛や豚のぶつ切りの骨、4つくらいに大きく切った鶏の骨付き肉。サフラン以外の材料を大きい鍋に放り込んで、タップリの水を入れて、ぐつぐつグラグラ、3時間から四時間くらい煮ます。途中で味見をしながら塩を入れていきます。
以前は骨だけだったようですが、今は豊かなので、ぶつ切りの牛の赤身やロールキャベツなども一緒に煮込むことが多いです。
別の地方ではこの中にソーセージ、パプリカのチョリソソーセージ類も入れるのですが、ソーセージを入れると素材の味がわからなくなるので、私はバレンシアのやり方が好きです。
あと、骨からたくさんアクが出ますが、スペイン人はアクを取らない、私はしっかり取ります。
すべてがホクホク柔らかくなった頃、火を止めてサフランを浸してあった水とともに入れて、しばらく煮物が落ち着くまで置いておきます。サフランは、グラグラ煮ている時に入れる人もいます。また、高価で、香りは知らないと分からないようなほのかなものなので、たいていの人はターメリック原料の食色を使っています。
日本の煮物と同じく、一晩おけばなお美味しい、と言われます。
この出来た煮物を濾して、澄んだ黄色いスープと煮ものに分けます。そのスープはそのまま飲むか、米か米粒大のスープ用のパスタ(いろんな形があって可愛い)をそのスープ、煮汁で茹でなおして、最初のお皿として頂きます。その際好みでレモンを絞り入れます。私は断然レモン派です。スープを飲んだあと、メインディッシュとして、煮られた中身を肉と野菜に分けて大皿で供します。
各人好きなものを取り分けて、塩とオリーブオイルをかけていただきます。ここで多くの人がフォークで野菜を潰して混ぜてから食べます。美味しいけど味が混ざってしまって、私にはいまひとつ。
たくさん作ればもっと美味しいと、作るときは結構大量に作ります。スープはわざととっておいて、次の日に、オーブンで作る炊き込みご飯アロス,アル,オルノを作ります。パエリヤよりサッパリしていて、とても美味しい。プチェロの次の日は必ずこのご飯が出ます。
長々書きましたがようするにぶつ切りのごった煮です。
スペインでは肉が大量に入りますが、モロッコではほぼ同じですが野菜だけの煮込みが庶民の料理です。肉は金曜日とかお客さんとかの時しか、まだ庶民は消費しません。さっぱり健康、日本人にすごく合いますし、サフランの味と香りが一番分かります。ただし庶民の食堂でないと食べれません。観光客用レストランには普通はないです。
長々、読んでくださってありがとうございました。
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-11-19 07:14:27
松岡環さんへ

へーそうなんですか。
知らないことばかりで勉強になります。

今度やってみますね。
ありがとうございます。
秋ジャガの保温栽培 (ちなっぺ)
2015-11-21 14:50:34
いつもブログ楽しみにしています。とても勉強になります、ありがとうございます。

秋ジャガの不織布でも保温をされていましたが、いわゆる一般地で、植え遅れて成長が遅れている場合でも、有効でしょうか?ビニルトンネルをする方が成長を促せますか?今年は少し遅くなって、今ひとつです。
あと、記事の写真に、種芋が沢山写ってましたが、何か使い道があるのでしょ?
お時間あるときにでも、アドバイス頂けると幸いです。
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2015-11-22 05:57:09
ちなっぺさんへ

そうですね。
ジャガイモの栽培最適温度は、15~24℃なので、15℃以下にせず、24℃以上にならないようにすれば、収量は増えるといわれています。

秋ジャガは、最初が肝心なので、今年のように8月下旬が涼しくジャガイモにとって葉や植えした人の方が収量が上がっているようなので、来年は植え遅れないように準備をしてみてください。

私はもったいないので種イモはそのまま来年まで保存してみて、来年もう一度同じ種イモで収穫できたら面白いなーと思っております。まだまだわかりませんが。
ジャガイモのそうか病 (樹心)
2016-01-06 00:28:51
初めて投稿します、よろしくお願いします。

家庭菜園を初めて5年、自然、不耕起栽培にしてから2年になります、野菜作りを始めてから雑誌の野菜だよりを参考に栽培してましたが、2年前に竹内先生の本に出会い安心安全で美味い野菜を作ろうと決心し、畝を全部作り変え、てこ入れをし畝間に緑肥を植えました。
土は未だ固い様で人参等の根菜類は大きくなりません、ミミズはかなり増えてきました。
野菜作りを初めてから畑でカマキリを見た事が無かったのですが、昨年6匹のカマキリと2個の卵鞘を見つけ感動しました、これが自然栽培か。
益虫のくも、カエル等敷いている緑肥の下に一杯いるのですが害虫が多く葉物野菜が虫にやられ育ちません、やむなく防虫ネットでカバーしてます。
コンパニオンプランツ、ストチュウ、唐辛子エキス、あまり効果は無いです、未だ時間が掛かるのでしょうか、教えて下さい。

昨年秋ジャガイモを植えたのですがそうか病で全滅になりました、初めてネギとの交互作をしたのですが(ネギは一杯植えました)連作障害でしょうか、今後どの様にすれば良いか教えて下さい。(植えた量、畝1m×7mに2列)

不耕起栽培は難しいですね、でも出来た野菜は味が全然違います、美味いです、野菜を放置してても中々腐りません、これが自然なのでしょうね。
これからもあきらめず、頑張って続けようと思ってます。

(読んでる本)
1.自然菜園で野菜つくり。
1.これならできる自然菜園。
1.野菜だより。

ご指導よろしくお願いします
ご質問ありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2016-01-08 18:51:43
樹心さんへ

年末年始忙しく、ご返信大変遅くなりました。
もうしわけございません。

2つのご質問ですが、

1)まず、虫害の問題ですが、自然菜園などに切り替えて、2~3年目がもっとも被害が多くなり、

①それは、害虫が増え、それに伴い害虫の害虫(益虫)が増えるものの、害虫>益虫ということと、

②不耕起2~3年目がもっとも腐植や団粒構造の発達がいまいちで、野菜の生長よりも虫害のスピードの方が早いからだと思います。

つまり、土が生き物によって自然耕され、草マルチが腐植化し、土が団粒化して豊かになるにつれて、生き物がどんどん種類も、数も増えてきているにもかかわらず、まだ野菜が育つようになる過程にある状態だという感じでしょう。

生き物のバランスがよくなり、野菜も育ちやすい土になってくれば、自然に解消する過程だと思います。

あと1年やっても被害が止まらないようであれば、何か別の原因があると思います。

なお、防虫ネットはやり方によっては、虫の食べ放題の環境(益中が入らず、害虫だけが入れる環境)になるので、虫害が拡大する場合もありますのでご注意ください。

2)2つ目のジャガイモのご質問は、いまいち不明な点があり、教えていただきたいのですが、

①ネギの後にジャガイモをやったのでしょうか?
②ジャガイモを植える際に、生えている草や有機物を一緒に土に埋めてしまったことはないでしょうか?
③以前からそうか病がでていたのでしょうか?
④本当に「ジャガイモそうか病」ですか?似たような症状に、「ジャガイモ粉状そうか病」「象皮病」があります。
⑤ジャガイモを植える前に、土をアルカリ化させる石灰や草木灰、鶏糞など入れたりしていませんか?

もう少し原因を特定できるよう教えてください。

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