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無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

待望の『自然菜園緑肥mix』サンプル届く

2017-09-19 06:56:40 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~

本日、の予報。
台風が過ぎて、朝寒く12℃、昼間暑い28℃陽気になってきました。

稲刈りが今後順調になるように、しっかり乾いてほしいものです。


昨日、友人の稲刈りのお手伝いに行って帰ってきたら、玄関に荷物がつる新種苗さんから届いておりました。

現在、つる新種苗さんと共同で、無消毒種子での『自然菜園緑肥mix』の商品化を開発しております。
そのサンプルが秋用に注文した緑肥作物の種子たちと一緒に届いていたわけです。

今まで、毎年菜園教室でもブレンド比を変えていろいろ10年間実験を重ねてきました。
10年かけて開発した緑肥mixのレシピを拙著には、レギュラー(多年草)と市民農園(1年草)を公表しました。

レギュラー(多年草)は、毎年出てくるように、多年草と一年草をブレンドした永年用(2~5年)
市民農園(1年草)は、1年草をブレンドしてあるので、秋鋤き込んで、秋や春先に毎年播く、短期間で返す畑用です。



いずれも好評した基本ブレンド比の通り作れば、まず問題がない緑肥になるのですが、
1)赤クロバーを白クローバーに勝手に変更して播く方
2)手に入りにくい緑肥作物(量が多すぎる、取り扱いがない)を除いて播く方
3)小規模の菜園では種が余ってしまうケース
4)地域風土に合わせて、
5)農薬コーティング(消毒種子)のある緑肥作物が届いて、ショックを受ける方が多い
など報告を受けて、

ここ数年は、特注で各地の地域風土と地力を考慮してブレンドしておりましたが、実際大変だったことと、日本全国で緑肥mixそのものが欲しいというニーズが高まってきたので、

今回、つる新種苗さんと共同開発し、250g、500g、1㎏を2種類の『自然菜園 緑肥mix』開発中です。

50m(播幅12㎝)で約400~500gの緑肥mixの種子が必要なので、10mの通路の中央に1本緑肥mixを播くとしたら、5本分で500g必要だということになります。





今回届いたサンプルのは、2種類の『自然菜園緑肥mix』(レギュラーと市民農園用)の内、レギュラー500gでした。


拙著でも紹介している基本ブレンド(エンバク、オーチャード、クリムソンクローバー、アカクローバー)に、
さらに隠し味に、イタリアンライグラス、ペレニアルライグラスの厳選品種を混ぜたスペシャルブレンドになっております。

すべて無消毒種子なので、農薬コーティングがされておりません。
緑肥作物の多くが、立ち枯れ病対策や鳥やネズミの食害を避けるために、ピンクの着色がなされた農薬コーティングされているのが一般的です。

せっかく無農薬で家庭菜園や自給菜園やりたいのに、タネに農薬がついていたのでは、玉にキズといった感じが否めませんでした。
今回は、すべて無料毒種子でブレンドできたのもよかったです。

ただし、種子が無消毒なので、ただ播いただけですと、もしくは土をかけても露出していると、すべて鳥やネズミのエサになってしまい発芽しなくなるので、ご注意くださいね。





今回は、『自然菜園緑肥mix』をより有効に活用してほしいために、種を購入して下さった方に、説明書をつけることになりました。








といったポイントがわかる両面刷りのマニュアルと


つる新さんでもネットから購入できる自費出版の拙著『自然菜園ハンドブック』から




緑肥mixに関わる抜粋を


『自然菜園緑肥mix』とセットで販売することになりそうです。
販売は、レギュラーからつる新種苗さんのホームページより間もなく発売される予定です。

『自然菜園緑肥mix』は、各地のコムギを播く適期の1カ月前から1カ月間位播けるので、秋は、9~10月位が温暖地の目安になります。
春は、梅の蕾から開花が播種目安になるので、温暖地だと2~3月位が適期です。

この『自然菜園緑肥mix』の販売をきっかけに、より多くの方が農地が緑化され、害虫の天敵のオアシスになり、通路が固くならず、無農薬栽培で、野菜が育てやすくなってくれればと祈っております。

緑肥mixに関するご質問やご要望は、このブログのコメント欄にお寄せ下さいね。
また、販売後は使ってみた感想や困ったことなどもお寄せください。よりよく改善していこうと思います。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中~

コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
畑の土 (由美子)
2017-09-21 11:13:20
つる新種苗さんで、緑肥ミックスの販売はまだでした。もうそろそろかなぁと、待っています。

今回も初歩的な質問で申し訳ないですが、裏庭で家庭菜園を10年くらいしています。が、年々土が減ってきてしまいました。畝立てをするのも難しい状態です。畑以外の所は、水で固まる土やレンガを敷いているので土はありません。
畑に土を補充するには、どうしたら良いのでしょうか?ホームセンターで畑の土とか売っていますが、そんなので良いのでしょうか?
ちなみに、30㎡くらいの大きさです。
宜しくお願いします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-09-21 12:46:09
由美子さんへ

そうですね。
庭の土は、そもそも家を建てる延長なので、庭樹は育っても、野菜を育てる素地ではなく、今回のように減ってしまいがち、固くなりがち、水はけ悪くなりがち、畑の生き物は住めないので、以下の工夫をすることをお奨めしております。

①一度掘り起こして、固い土(20㎝前後?)まで土を掘り出します。掘りだした土は、ブルーシートなど受けておくとまた元に戻すのが楽になります。

②固い土に、スコップをテコのようにして、空気が通るようにします。
※この一手間で、土に空気が通るようになり、生き物や根張りがよくなり、土が減りにくく(膨らむので)なります。

③腐葉土と赤玉土(大)を1cm位敷きつめます。(各3~6袋前後)

以上①②③をやっておくと以下の内容がよりよくなるので効果倍増です。

その上で、
④掘りだした土の25~50%の野菜用のプランタ―の土を購入したものと混ぜて穴に戻します。

⑤畝立てした後に、畝の上に、完熟堆肥(牛フン系)を1㎡当り3~5リットル入れて、米ぬか(なければ、最後にお米のとぎ汁を薄めたものをジョウロでかける)を1㎡あたり100g位撒いて、レーキなどで5㎝の深さの土とよく混ぜて、

⑥1カ月後から栽培を行うと、はじめて菜園の土(生き物と根が喜ぶ通気性のある土)ぽくなりますし、長年の連作障害も緩和できるので効果的です。

が、大変な場合は、④⑤だけにしてもいいと思います。
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内 孝功)
2017-09-21 12:48:45
由美子さんへ

補足
深く掘るのは、畝立てする部分のみで結構ですし、畝立てしてあるところの土だけプランターの土を混ぜるのでもOKです。

通路(50㎝あれば)は、耕した後に緑肥mixがお奨めです。
返信する
ありがとうございました (由美子)
2017-09-21 17:18:26
早速のお返事、ありがとうございました。
また、とても丁寧でわかりやすくて感激です。
色々、ネット検索とかして調べていたのですが全て解決しました!ヤル気が出てきました!

少しづつですが、自然菜園に向けて準備して行きます。本当にありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-09-22 07:35:48
由美子さんへ

そうでしたか。
ネット検索は便利ですよね。

30㎡は、しっかり根本からやり直すには広く深い面積です。

身体をご自愛ください。
返信する
待望の緑肥MIX (Unknown)
2017-09-22 08:43:32
はじめまして。
市民農園での野菜づくりに著書を参考にさせていただいております。緑肥MIXの販売はとても嬉しいです。
一年目に緑肥MIXを揃えるのが本当に難しくて、ブログにも書かれていましたとおり、赤クローバーが無くて白クローバーを蒔いてしまい、後日畑内に白は不向きと知り、慌てて掘り返し(削り取り?)を行った事を思い出しました。
私の借りている市民農園は更新可能なのでレギュラーでも大丈夫そうですね。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-09-22 23:05:09
Unknownさんへ

そうですね。アカクローバーとシロクローバーを間違えて播いて大変な目に合った方が良くいたことも今回のコラボ商品の開発きっかけになりました。

市民農園の場合、更新可能でも返す際にちゃんと消えるように、返す1年前には鋤き込んで、最後の年は市民農園用の1年草に切り替えておくなどしてあげた方が次に使う方のためになります。

根っこが残ると毎年出てしまうので、あとの人にためにマナーは必要かと思います。

レギュラーは、踏まなければ3~5年はもちます。手入れの仕方によっては、1年で消えてしまいがちなので、消えたら、その部分に新たに種を播き足すことがお奨めですが、

3年以上続いた場合は、消えた場所に自然草が入り込むので、特段更新(種を播き足さ)しなくてもいいですね。あとはお好みです。
返信する
市民農園の質問に返答頂き有難うございます。 (三宅)
2017-09-24 21:16:55
先日は名無しで投稿してしまいすみません。
更新可能な市民農園の返還前のマナーについて教えていただき有難うございます。終了するときは1年前から計画が必要とは、教えていただいた今は納得ですが、これまで考えていませんでした。

つる新種苗さんにまだ市民農園MIXは販売されていませんでしたが、しばらく更新する予定なので様子を見ながら、レギュラーMIXを使っていこうと思います。
ありがとうございました。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内 孝功)
2017-09-25 08:04:59
三宅さんへ

そうでしたか。

市民農園用の自然菜園緑肥mixも現在進行中で近日には販売できそうな感じですね。

今最終チェックやホームページアップの準備中なので、もしお急ぎでなければ、市民農園用とレギュラーをお選びください。
返信する
草マルチ?いいえ生ゴミです。 (犬太郎)
2017-09-27 22:22:59
竹内さん。

こんばんわ。造成地で家庭菜園を目指す犬太郎です。
素人考えでは野菜も草である以上、捨てる部位も草マルチになるのでは?との思いがあります。(カイワレの根とか)
現実はそのような行為を良しとする書籍は見当たりませんのでNGな理由があるはずです。竹内さんはどうお考えでしょうか?
ネズミやゴキブリを誘引するからか?と推測しますが…

以上よろしくお願いします。
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