無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

サツマイモの苗育て

2014-03-30 13:35:17 | 自然菜園スクール
本日、

久々のまとまった雨です。
こんな日でもハウスがあると、Azumino自給農スクールの育苗コースはできます。


サツマイモの苗を育てます。

サツマイモと土と入れ物があり、温かい25~30℃に置いておくと、新芽が出てきます。
この新芽を土に挿すと、サツマイモになります。

サツマイモは、熱帯アメリカ出身。
暑さと乾燥に強く、枝を挿すと栄養生長で増えてくれます。


今回は、この種イモにひと手間かけてみました。






昨晩、ボールに60℃に沸かしたお湯を注ぎ、温湯消毒をしました。






寒い時期なので、ストーブの暑くならないところに置き、48℃で40分。差し湯をしながら行いました。

温湯消毒することで、病気予防だけでなく、休眠を解き、発芽を促します。




容器の下に新聞紙を敷き、土を入れた上に温湯消毒したサツマイモをならべ、土を入れ




木酢液のちょっと入った水をかけてから






温床にセットしました。

踏みこみ温床は、地温30℃。新芽が吹くのが楽しみです。

踏みこみ温床がなければ、昼間はテラス、夜はコタツなど工夫すれば比較的簡単に育てることができ、観賞しても楽しいです。

今年の育苗コースは、去年より1日多くなったので、サツマイモなど余裕を持っていろいろ学べる場になりましたが、
いつものことで、盛り過ぎなので、参加された方は、大変かと思います。

美味しいサツマイモが今年も育つこと今から楽しみです。
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久々の小麦の土寄せ

2014-03-30 03:28:44 | 自然菜園の技術 応用
本日、の予報。
春のお湿り一雨ごとに、冬から春に芽吹いていくようです。
安曇野では、日陰にある残雪も今回の雨でほとんど消えてしまうでしょう。

今日は、Azumino自給農スクールの自然育苗コースです。
もっとも濃いコース。今日は一日ハウスで野良仕事になりそうです。


さて、昨日は友人と春コムギを播きましたが、一方去年から播いて育てているAzumino自給農スクールのコムギもお手入れ時です。




去年から数えて5回目の麦踏みです。

霜で浮き上がったりしたムギを丁寧に昼間踏み戻してあげます。


その後、補いとして米ぬかを生育差が埋まるように調整しながら施します。

今回は3種類の小麦を育てているので、それぞれにも生長差が出ています。
そこで、グルテンを高めたい準強力粉や生育が悪い場所などを中心に補います。




今回は、久々の土寄せ、土入れです。

コムギほど手入れお世話で、収穫量を大幅に上がる作物も珍しく、今年は8年ぶりくらいに土寄せしてみます。

土寄せの手間は必ずしも要りませんが、自給を考えた時、農園を広くしなくても収穫量が上がる方法をスクールで伝えようと思ったからです。

昔は、ムギには手間を惜しまず、土入れや土寄せ、中耕除草を行い、自給率を上げたものです。
最近は、農薬・化学肥料で手間をかけず、収量を上げ安定する方法がとられています。

私の場合、土寄せは春に2~3回行います。
あまり大きくなってから行うと、根に与えるダメージの方が大きくなるので、タイミングが大切です。

栽培には、主に販売用と自給用があります。
それぞれに合ったやり方があるので、自分に合ったやり方が見つかるのが一番です。
当スクールでは、それを体験して感じてもらいたいと思ってやっております。

今日の雨で、ムギも一層生長することでしょう。
今年から、特に自給するためのやり方に力を入れていきたいと思います。
コメント (6)
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