よむよま

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納涼茂山狂言祭

2014-08-10 19:13:15 | 見る
今日は国立能楽堂へ「納涼茂山狂言祭」を見に行ったのです。
台風の中。

千駄ヶ谷の国立能楽堂は初めて入った。
売店があるんだけど、おみやげ売り場というんじゃなく、
「小林能装束」というお店が出てて、能楽関係の一式そろう感じ。

グッズは茂山家のほうで出していて、Tシャツがかわいかったので、
「栗焼き」(演目の一つ)の栗模様のを購入。
死神模様のもあったけどね。(^_^;)



パンフレットを買ったら、クリアファイルが付いてたし、
帰りには出口で梅果汁入りペットボトルを一人一本ずつ下さいました。
すごいサービス!



パンフレットの中に、茂山家の家系図が載ってた。
これはありがたい。
全然知識がないので、誰が誰の子どもやら従兄弟やらわからなくて。

グッズ売り場では、休憩や終演後に出演者がいてサインしてたの。
びっくり。
狂言界はそういうものなの?
それとも茂山家の方針?

生で狂言を見るのは、はるか大昔の学生時代以来。
この国立能楽堂は、屋根のついた能楽堂が室内にある。
ほかはどうでしょうか、屋根まではないんじゃないか。

本日の演目は「文相撲(ふずもう)」「伯母ヶ酒」「六地蔵」の3本。
最初に茂山童司さんの「お話」つき。
納涼狂言はリクエストを募って決めるのだそうです。
童司さんは3本の見どころをおもしろおかしく説明して、お話し上手。
ようしゃべらはるって感じ?(*^^*)

六地蔵は、仏像を注文したい田舎者を偽の仏師がだます話で、
だまされた田舎者が「ほとけほとけほとけ!」「ぶっしぶっしぶっし!」と叫ぶ中、
3人の出演者が仏像になりきってヘンな格好でかたまって見せたり、
二つのお堂の間を「それっ!」(シュッ!とか言ってた)と走り回ったり、
運動量多くて、単純におかしくて笑えた。
文相撲は大名と太郎冠者ともう一人の登場人物という、狂言らしい作り。
自分だけ逃げようとした太郎冠者も大名に投げ飛ばされる。
伯母ヶ酒(おばがさけ)は、女形が出るけど、歌舞伎と違って素顔で、
白い布を頭に結んで前に長く垂らしている定型(女ですという形式)。
この演目は、最初に解説役で出た童司さんが伯母をだます甥の役で登場。
童司さんは現代的な雰囲気かしら。
かわいげがあって、べろんべろんに酔っていくのがわかりやすい。

3本で休憩20分を挟んで2時間半。
能楽の舞台って、最後の引っ込みの段階しか拍手しないのよね。
私の席は橋掛かりのすぐ横だったので、出演者が登場してくると、
つい、拍手しそうになっちゃいました。

追記:ほかの能楽堂も室内で屋根があるんだそうです。
   能楽堂ってそういうものらしいです。音響のためとか?
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