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「コンフィデンスマンJP」6話

2018-05-16 22:00:29 | 見る
ドラマ「コンフィデンスマンJP」6話
前回のハチャメチャとは打って変わって、いい話だった。

悪徳コンサルタント斑井(内村光良)は村おこしのプロジェクトを持ち掛けて、
安く買い上げた村の土地を、産業廃棄物の処理場の会社に転売して儲けていた。
ボクちゃん(東出昌大)が、素朴ないい村だと思っていた場所がその舞台になっていると知り、
斑井をだまして撤退させようと意気込む。
ダー子(長澤まさみ)は、その土地から遺跡が出ればあきらめるだろうとアドバイス。
ダー子は、自分に利益のなさそうなこの話になぜ乗ったのか?

ボクちゃんが現場でバイトしている考古学の学生に扮して、
本物の縄文土器を小道具に斑井を引っ掛けようとしたのだが、
斑井はその土器を投げ落として踏んずけて粉々に!
その土器はリチャードのお宝を無理に借りた本物だったのに!
斑井の父はアマチュアの考古学マニアで、発掘に夢中になり、思い込みの論文を自費出版したりした人。
苦労したその息子である斑井は、考古学を憎んでいる?

縄文土器のレプリカをいっぱい作って、大規模な遺跡を作ってしまえばいけるんじゃないか。
3人はどんどん土器を作り始める。
このシーンで3人がなぜアフロヘアのカツラをかぶって土器作ってるのか、わからなかったのですが、
レキシというグループのメインボーカルがアフロヘアなんだって。
そしてこの場面でかかってた曲がそのグループの曲なんだって。縄文土器がナントカっていう。
なるほど。
小日向さんのアフロなんて、前も見えないくらいのボリュームだった(笑)。

リチャード(小日向)が著名な考古学の教授に化け、「ここは大変な遺跡だ、大発見だ!」とぶち上げて、
ネットでその情報を流すと、たちまち考古学マニアの素人がわんさと押し寄せて、発掘に夢中になる。
考古学はむしろ素人のマニアの世界なんだというセリフもあった。
そこにダー子も、縄文人みたいな扮装で大げさに飛び込んで来た。
父が遺跡発掘に賭けた一生で死んだ、自分はその跡を継いでいるのだ!と、
狂気の卑弥呼さまみたい!

これで話はうまくいくかと思われたが、本物の教授が現場に乗り込んで来てしまった。
ボクちゃんがこっそり知らせてしまったのだ。
なぜ?
ボクちゃんは、村のラーメン屋の夫婦が
「そんなすごい遺跡があったなんて、村の誇りだね」と喜んでいるのを見て、
罪悪感にとらわれてしまったのだ。
ボクちゃんはすぐ、情に負ける。

偽物と知られて、すべて終わったはずだったが、
山で発掘していると言っていたダー子(縄文人スタイル)のところに斑井がやってくる。
「もう諦めて、この山を売って町に出ることにした」と語るダー子に斑井は言った、
「オレが買うよ、この山」
斑井は、軽蔑していたはずの父を、自分の中にも見出していたのだ。
発掘に夢中になる素人たちの顔、ダー子の言葉が、斑井の心を動かしていた。
斑井は会社をやめて、ダー子から買った山を夢中で発掘しはじめた。

ダー子がこの話に乗ったのは、ここ?
「1億で買った山が3億で売れたわ!」

ボクちゃんがもらった分け前を持って、どんなに寂れているかと村のラーメン屋を訪ねると、
店は超満員!
結局、産業廃棄物の処理場ができて、作業員がわんさか増えたのだ!
また、ボクちゃんが肩透かしでがっくりというオチでした。

内村さんの演技がよくて、
自分の中に父親を思い起こすところとか、
ダー子に話をしに来るところとか、
最後、自分も夢中になって発掘し始めるところとか。
しみじみしちゃいましたね。
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