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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

トップガン

2020年03月04日 | 映画(た行)

勝利者が金髪美人を得る

* * * * * * * * * * * *


少し先になりますが、「トップガン」の続編が公開になります。
その元作品を、遠い昔に一度見たきりだったので、このたび改めて見てみました。
言うまでもありませんが、トム・クルーズの出世作。
1986年作品であります。

 

アメリカ海軍に所属する上位1パーセントのエリートパイロット=“トップガン”。
その仲間入りを果たしたマーベリック(トム・クルーズ)とグースは、
厳しい訓練を受ける日々。
そんなある日、訓練中の事故で、グースが亡くなります。
親友の死に責任を感じ、自信をなくし道に迷うマーベリックですが・・・。

 

とにかく若き日のトム・クルーズのなんとチャーミングなこと!! 
今となっては、本作はそのトム・クルーズを見ることがすべてです。
一人の青年の成長物語ではあありますが、
その内容にそれほどの意味はないかも・・・。


気になったのは、いかにも男性目線の映画だなあ・・・と。
始めに登場するマーベリック
(マーベリックはコードネームで、型破りな、とか異端者というような意味のようです)
は、いかにも自信過剰で軽薄。
美人を見ればすぐに口説きにかかる。
そんな彼が目をつけた金髪美女がなんと教官だった・・・。
始めは拒んでいた彼女もやがては彼と恋仲になります。
しかし私は思う。
自立した女性ならこんな自信過剰の軽薄男を相手になんかしないだろう・・・と。


でもこれはさすが30年以上前の作品。
「勝者が金髪美人を得る」というセオリー通りです。
マーベリックがすっかり自信をなくし落ち込んでいるときに彼女は去って行き、
そして最後に又自信を取り戻した彼のところに戻ってくる。
なんか調子よすぎですよね。
こんなストーリーはいかにも男性が書く物語だ・・・。
今度の続編がこうでないことを祈ります・・・。
戦闘機に興味などほとんどない私にとっては、感想はこの程度。

 

まあ、それはさておき、トム・クルーズ。
30年以上を経ても未だ映画界のトップ・スターであり続けているというのはすごいことです。
本作に登場して、今も名前が残っているのは
他にはティム・ロビンスとメグ・ライアンくらい。
それも昨今の作品にはほとんど登場しません。
生存キビシイこの世界で、サバイバルを勝ち抜き、
30数年ぶりの続編にこぎ着けたトム・クルーズ。
素晴らしい!!
続編は、もちろん見ますとも!!

<Amazonプライムビデオにて>
「トップガン」
1986年/アメリカ/110分
監督:トニー・スコット
出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、バル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、ティム・ロビンス、メグ・ライアン

トム・クルーズのピチピチ度★★★★★
満足度★★★.5

 



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ほいで (hori)
2020-03-04 21:25:17
このケリー・マクギリスはレズである
ことをカミングアウトしてるんですよね。
その意味でも意義深い。
っていうかトムはいつも女優の
趣味がいいっす。
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Unknown (たんぽぽ)
2020-03-05 11:14:15
horiさま
ほー、そうなのですか。
今はそういうことも公言できる、時代は変わっていきますね。そういう意味で、ブティジェッジ氏の辞退はちょっと残念でした。
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