ホームズ&ワトソン、しゃれっ気のある友情に支えられる推理とアクション

* * * * * * * *
お待ちかね。名探偵シャーロック・ホームズの登場です。
ここのところ所用が立て込んでいまして、やっと見ました。
見たい作品は目白押しなのですが、
この先年度末・年度初めの超多忙期なので、あまり見られそうにありません・・・。
早くゆったり過ごせる時期になるといいなあ・・・
19世紀末のロンドン。
この時期のロンドンって好きです。
石畳の街を馬車が行き交う。
産業革命で文化は転換期。
その街や人々の猥雑なエネルギーは、それだけで何かドラマを感じさせます。
そんな中に登場する、このたびのホームズ&ワトソン。
これまでのイメージとしてはちょっと茶目っ気のある英国紳士・・・というところなのですが、
ここでは現代風に、すっかりアクション&エンタテイメント作品になっております。
今時、安楽椅子探偵では映画にはなりにくいということもあるのでしょうか。
老舗の名探偵も例外ではありません。
自らアクション。
危機一髪の一つや二つ乗り越えなくては・・・!

ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は天才であるが故に、
常人では計り知れないところがあるのです。
行動は明らかに変だし、なんと武術に長けた格闘家でもある・・・。
この変人を通常の世間とつなぐ役割をしているのがワトソンなんですね。

ワトソン(ジュード・ロウ)は、
結婚し医師として当たり前の生活をしたい、ホームズなんかとは縁を切りたい、
・・・といいつつも、
実はホームズが持ち込んでくる冒険が大好き、と見えるあたりがとてもいいのです。
さて、事件はまずブラックウッド卿の逮捕から始まります。
彼は怪しい黒魔術を使い、若い女性を次々に殺害していた。
ホームズの手柄により捕まった彼は絞首刑になるのですが、
なんとその後墓場からよみがえり、
また新たな事件が勃発する。

黒魔術という論理を超えた事件をにおわせながら、
しかし産業革命という科学技術の進歩の時代性を汲んで、
実はもっと現実的な方向へ話が進む。
まさに、今だから繰り広げられる、シャーロック・ホームズストーリーですね。
なかなかよくできています。
そして、このストーリーのバックボーンはこのコンビ。
お互い、気に入ったそぶりは見せず、邪険にしながらも、
実は信頼しあっていて、とても好き。
ある解説には「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスを思わせる・・・とありまして、
これも頷けるところです。

この二人の雰囲気が何ともしゃれていて、
私のように、特にジュード・ロウのファンという方でなくても
十分楽しんでいただけるのではないかと思います。
2009年/アメリカ/129分
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング、エディ・マーサン

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お待ちかね。名探偵シャーロック・ホームズの登場です。
ここのところ所用が立て込んでいまして、やっと見ました。
見たい作品は目白押しなのですが、
この先年度末・年度初めの超多忙期なので、あまり見られそうにありません・・・。
早くゆったり過ごせる時期になるといいなあ・・・
19世紀末のロンドン。
この時期のロンドンって好きです。
石畳の街を馬車が行き交う。
産業革命で文化は転換期。
その街や人々の猥雑なエネルギーは、それだけで何かドラマを感じさせます。
そんな中に登場する、このたびのホームズ&ワトソン。
これまでのイメージとしてはちょっと茶目っ気のある英国紳士・・・というところなのですが、
ここでは現代風に、すっかりアクション&エンタテイメント作品になっております。
今時、安楽椅子探偵では映画にはなりにくいということもあるのでしょうか。
老舗の名探偵も例外ではありません。
自らアクション。
危機一髪の一つや二つ乗り越えなくては・・・!

ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は天才であるが故に、
常人では計り知れないところがあるのです。
行動は明らかに変だし、なんと武術に長けた格闘家でもある・・・。
この変人を通常の世間とつなぐ役割をしているのがワトソンなんですね。

ワトソン(ジュード・ロウ)は、
結婚し医師として当たり前の生活をしたい、ホームズなんかとは縁を切りたい、
・・・といいつつも、
実はホームズが持ち込んでくる冒険が大好き、と見えるあたりがとてもいいのです。
さて、事件はまずブラックウッド卿の逮捕から始まります。
彼は怪しい黒魔術を使い、若い女性を次々に殺害していた。
ホームズの手柄により捕まった彼は絞首刑になるのですが、
なんとその後墓場からよみがえり、
また新たな事件が勃発する。

黒魔術という論理を超えた事件をにおわせながら、
しかし産業革命という科学技術の進歩の時代性を汲んで、
実はもっと現実的な方向へ話が進む。
まさに、今だから繰り広げられる、シャーロック・ホームズストーリーですね。
なかなかよくできています。
そして、このストーリーのバックボーンはこのコンビ。
お互い、気に入ったそぶりは見せず、邪険にしながらも、
実は信頼しあっていて、とても好き。
ある解説には「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスを思わせる・・・とありまして、
これも頷けるところです。

この二人の雰囲気が何ともしゃれていて、
私のように、特にジュード・ロウのファンという方でなくても
十分楽しんでいただけるのではないかと思います。
2009年/アメリカ/129分
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、マーク・ストロング、エディ・マーサン