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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

「チャンネルはそのまま! 2」 佐々木倫子

2010年03月21日 | コミックス
ドジとピンぼけが呼ぶ好展開

           * * * * * * * *

チャンネルはそのまま! 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル)
佐々木 倫子
小学館

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第2巻がでていて、はりきって購入。
さてさて・・・。
「バカ枠」採用でテレビ局に採用となった雪丸。
実は、私「1」の時にこんなことを書いております。

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この「バカ枠」ですが、何も本当に頭が悪いというのではなくて、
なんだか規格はずれ、というか変わっているというか、
思考や行動が普通じゃない。
まあ、大抵はピンボケであり、ドジであるわけですが、
時としてこれが思わぬ好展開を見せる。
そんな役回りの雪丸さんです。
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それで、この巻を見て思ったところが、
どうもこの雪丸さんに生彩を欠くといいますか・・・。
なんだか本当にただの「バカ」に思えてしまいまして。
単に私の思い過ごしでしょうか。
・・・非常に微妙なところではありますが、
大事なところでもあると思います。
ピンボケでもいいけれど、どこか光るところがないと・・・。
では前巻では光っていたのかというと・・・う~む、
やっぱりただの思い過ごしでしょうか・・・?


さて、そんな中で私が好きなのは、
同期採用で年齢も同じなのに、なぜか皆に敬語を使われてしまう北上さん。
23歳なのに見かけがすっかりオジサンなので、
同期どころか他のスタッフにまでベテランと思われて頼られてしまう。
四苦八苦しながら地味な努力でこつこつ・・・って、
こういうキャラ、なんかいいですね。
こういう人は今時貴重です。


「海幸・山幸」
ここでは、市町村合併がテーマとなっています。
これは北海道が舞台の作品ですが、昨今日本中で起こっている話ですね。
海の町と山の町との合併話。
果たして勝算はあるのか。
TV局としては双方の住民の話を平等にインタビューし、まとめるだけですが、
雪丸が現れると何かが起こる・・・?!
あのカレーライスが妙においしそうなんだなあ・・・。
今度、北海道物産展で出してほしいくらいです。


というところで、この佐々木倫子さんの職業シリーズ。
TV局篇は・・・どうも、あまり長くは続かないのでは???
というのが私の勝手なる予想です。

満足度★★★☆☆