Steel Pan 珠(たまき)

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5月最後の日〜!

2023-05-31 08:00:00 | スティールパンで童謡唱歌


先日、八ヶ岳付近に行くことができて(私は車で行ったので、パンダが乗っているキャリーバッグは、大変お世話になっている方のものでーす!w)、大感謝な3日間を過ごしてきましたが、その中で、平山郁夫サンの美術館へ行ってきました🎶

その昔、母とドライブがてら行ったら休館日で…笑
そのあと2回くらい行ったことがあるけれど、何回も行きたくなる好きな場所。

この大きな絵たちを見て心を落ち着けておりました。


昼バージョンと夜バージョン…
皆様はどちらがお好みですか?




やはり、ラクダといえば“月の砂漠"ですが、もうすでに"スティールパンで童謡唱歌"で弾いているので…!😁

5月最後の曲は、私のCD"Ja-PA Melody"にも収録した、こちらです!

5月31日。
スティールパンで童謡唱歌(151)
『夏は来ぬ』
作詞: 佐佐木信綱
作曲:小山作之助


まず、タイトルの『夏は来ぬ』は、『なつはきぬ』と読み、現代語に訳すと「夏が来た」という意味です。

《国語のお時間でーす!笑》
「夏は来ぬ」は文語で、「来(き)」はカ行変格活用動詞「来(く)」の連用形、「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形。
ゆえに、全体では「夏が来た」という意味になる…ということです。


『夏は来ぬ』は、1896年5月、『新編教育唱歌集(第五集)』にて発表、2007年に日本の歌百選に選出されているとのこと。

【歌詞】
1.卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

2.さみだれの そそぐ山田に
早乙女が(※原曲は「賤の女(しずのめ)が」) 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

3.橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ

4.楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

5.五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ

【歌詞の意味】
ウツギの花が咲いて、花の匂いがしてくる垣根に早くもホトトギスがきていて、今年初めて聞いたなぁ…夏が来たなぁ…

梅雨の雨が降り注ぐ山の田んぼで、女性が着物の裾を濡らしながら、田植えをしているね…夏が来たなぁ…

橘の花が香る軒下の窓の近くで、蛍が飛んでいるのを見ると、怠ける気持ちが引き締まる…夏が来たなぁ
→「気持ちが引き締まる」のは"蛍雪の功"をかけているとかいないとか…!?笑

楝=センダンの花…が散る川辺の宿の門から遠いところで、クイナ(=ヒメクイナ、夏の季語)の鳴き声がしたよ。月が出てきた夕方は涼しいね、夏が来たなぁ…

五月やみ= 陰暦5月の、梅雨が降るころの夜の暗さの中、蛍が飛び交い、クイナ(=ヒメクイナ)が鳴き、ウツギの花が咲いて、田植えをしている…夏が来たなぁ…
(1番から4番をまとめているような感じ…ですね!)

上記のように、
卯の花(ウツギの花)、ホトトギス、五月雨、田植えの早乙女、橘、蛍、楝(おうち)、水鶏(くいな)といった初夏を彩る風物がたくさん盛り込まれています!

もうすでに夏日で暑い日がありましたが、これからが本番ですね。

◎作詞・佐佐木 信綱(ささき のぶつな)サン
1872-1963、三重県生まれ。
日本の歌人・国文学者。

◎作曲・小山 作之助(こやま さくのすけ)サン
1864-1927、新潟県生まれ。
日本の教育者・作曲家。

5月中にやらなければいけないことが全く終わっていませんが。
まずは心身ともに元気で過ごさなければー!!!です☆
行ってきます!

コメント
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