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辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

撮影機材だって凶器になる。だからこそ、今一度、見直すことが必要だと強く感じる。

2016-09-28 05:46:24 | 撮影機材
いわゆる「バズーカ」という、舞台で使う
煌びやかな銀テープを
任意のタイミングで放出する機器の総称である。

怪我をした方の、早期、回復を心よりお祈りします。

「バズーカ」が悪く言われるが、それを含め、
機器が動作する挙動を、今一度、認識する必要が
あると思う。

圧縮空気で装飾テープが放出される仕組みだが、
遠隔操作で行われるので
今回の事故が起こったかと思うし、

とび出る方向も
思っているほど鋭角
(つまり、広い範囲と角度で放出)ではないので
本来、大丈夫だと思っていた範囲ででも
事故にあったのかと推測される。

ライヴに限らず、業界で使っている機材は
危険魔物が多い。

遊園地のアトラクションと違い、機械そのものが重量物であり
出力される挙動のパワーもトルクがあり力強い。

機構部分も、手や腕が入らないようにするカバーもあるが
最小限である。 カバーされていると、悲しいかな
使い勝手が悪いのが常である。


そして、
撮影機材も、三脚が転倒しただけでも
頭に当たれば死んでしまうこともある。

おいそれと、立てたままでその場を離れるのはタブーである。

三脚に限らず、照明、音声機材、クレーンなど
頭上で使うことも少なくないので、
落下 転倒はあってはならないし、
最悪のことを考えながら、万が一、落下、転倒しても
破損はあっても死亡事故 怪我をしないような
心構えは必要である。

まぁ、使用条件は様々で、どうしても人混みで使うこともある。

ドラマ撮影では、人を避けるように対策ができるが
一般的な芸能取材とか報道では、思いがけなく
立っている、三脚や照明の横を人が通り抜けることが多い。
そんなタイミングで事故が起きる。

これは、カメラマンだけで回避することは難しく
イベント取材や各社の協定みたいな取り決めが
ないと解決できないことも多い。

カメラ同士をあまり、ギューギューに隣接して設置しなくても済むような
場所の設定とか、狭い会場でたくさんの報道機関が
集まるのなら、人の導線とカメラ位置を完全に分離できるようにする、
できなければ、できない場所では会見をしないくらいの
意気込みがあってもいいのでは?とも、強く感じる。

カメラマンだけでは限界がある。

まぁ、カメラマンだからカメラマンに立場を熱く語るが
それぞれスタッフの立場を見据えた
ステージなり、撮影現場なりの見直しも必要だと感じる。

ソニービデオカメラ 今昔物語

2016-09-27 21:41:08 | 撮影機材
実際、仕事で使用しているビデオカメラを比較して
やはり、スイッチ類の挙動は統一してくれた方が
迷いが無い。

比較は、ソニーの定番機種

HD Cam 750 と Z150である。

まずは、収録のための「ボリューム」の回転方向である。

750は、時計方向に回すと音が大きくなる。


一方、Z150は、逆方向である。


どちらが正しいかというジャッジは避けるが、
750の方が古い機種であり、自身もこのシリーズを使う様になって
15年以上は経つ。

やはり、意識的に750の感覚があるのは明確で
急いでいる時、暗がりの時は、ついつい感覚で
ボリュームを回す。
やはり、回転の方向性は同じ方がトラブルが少ない。

あえて言うなら、クルマのアクセルとブレーキの位置関係で、
国内外、新旧問わずお互いの位置は統一されている。

そして、ホワイトバランスのスイッチも同様で
一概に、750の様な「指で動かすタイプのスイッチ」でなければ
ならないという事は無いが、、、


750に慣れているのなら、

ボタンで、ホワイトバランスを呼び起こして、設定チャンネルを選択し、
白を画面に写して設定する スリーアクションは
まどろっこしいのである。

ヘッドフォンボリュームも同様で
750は、物理的なボリュームで音量を調整できるが、、、

150には、物理的なボリュームがなく
メニュー画面で呼び起こす。


アサイン機能で、ボリュームを呼び起こす事はできるが
やはり、最初にアサインしたボタンを押して、上下のカーソルスイッチで
音量を調整する、ツーアクションは面倒である。

とかくカメラマンは長期間使用している機種に慣れているので
それを基準にする傾向が強い。
Z150も可能な限り、改修
されることを強く望む。

深さを考える。

2016-09-27 21:20:40 | 会社経営
どれだけ、一つの事に探究心を燃やすか。

あまり、広く浅くが常識化してきたので
心機一転 一念発起して力不足を補いたい。

よく「長年、この仕事をしてきました〜」と
自分は言ってしまうが、長さで無い事に気がついた。

「深さが」も大切なのである。

探究心、これに尽きると感じる。

仕事を手抜きしてきたことも無い事は無いが、
職人として、さらに、頭一つ出たいのなら
探究心を、さらに武丸必要がある。

「なぜ、どうして、そうなるのか?」

4歳になる子供と一緒に
いろんなことをさらに追求して、
理屈も答えられるようになりたい。

「深さ」を「深く」考えなかった。
もう50

高演色のLEDライトを扱っています。

2016-09-27 20:57:32 | 撮影機材
高演色のLED電球の広報を担当しています。
 
製造 販売は東京のメーカーである
KKテクノロジーズ です。

このLEDライトを用いた撮影を
群馬県の写真店である「金井写真店」のオーナー
金井氏に依頼、以下の様な条件で撮影するも
素敵な感じに仕上がりました。







E17タイプのソケットで
高演色タイプである。


撮影データはあえて割愛するが
カポックに2灯を反射させつつ
シンプルなライティングで撮影してもらう。

LED電球にありがちな、緑被りがほとんど無いので
撮影したデータそのままでも、そのまま見る事ができる。

本来は家庭用の製品であるが
撮影にも使用出来る。

もちろん、ビデオ撮影にも使えるので
ただいまデータを集計中である。

金井カメラマン曰く、「このLEDライトは、タングステンと変わらない感覚で
使う事ができる。LEDなので消費電力も少なく、熱線も少ない」
この様な規模ではあるが、十分使えるLED電球です」と、コメントを頂きました。

まぁ、消費電力は少なくても、色味が悪ければ撮影にかかわらず
照らす対象物の色が損なわれる。
そこが開発者の心意気で、色味も大切にしてからこその商品であり、
大抵は1年保証であるが、ここのメーカーは10年保証で
自然故障なら、無償交換してくれる強気な電球である。

値段は、1つ5000円だが、10年間使えるのなら
数年で元が取れる。要は10年間 切れる事の無い電球なのである。

家庭も、コストばかりではなく高演色を追求する
時代が到来する。




松武秀樹氏の「ゼロから音を作る」を拝聴して思う事、感じる事

2016-09-26 00:21:47 | DTM
日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ
× Red Bull Studios Tokyo
「マニピュレーターズ・カンファレンス」


と、題して第2回目は、松武秀樹氏をゲストに迎え
冨田勲先生の魅力を語る会が開催された。
場所は、渋谷のレッドブルスタジオで開催。
多くのシンセファンが集結した。

冨田先生いわく、音作りには「設計図」が不可欠と位置づけ、
完成するイメージを明確化して作品作りをしている事と、
日々、新しい技術をすぐに取り柄入れた事。
面白い事、新たらしい事に関してアンテナを張り巡らせる中、

突飛な構想を持ち続けたことを、お亡くなりになる
まで持ち続けていたことに、先生の偉大さ、繊細さを強く感じた。

1960年は特に作曲者として多忙な時期で、
シンセサイザーというブラックボックスを
購入して音の出し方を研究して作品を作り上げる過程を
先生を師匠と仰ぐ松武氏のお話は興味深い。

音の基礎系となる「ノコギリ波」「ホワイトノイズ」を
音色にする過程は、当時、楽器としての認識の無い
電気回路の集合体である「MOOG」を配線して録音する
光景は凡人には想像がつか無い。

現在は、パソコンで当時以上の事ができる。

録音にしても、40年前はやっと4チャンネルから
8チャンネルのテープレコーダーが世にで始めた頃である。

録音するタイミングも、「ドンカマ」という
「カッ カッ」と金属音を耳で聞きながら
手動でテープスピードを合わせていた時代である。

そんな時代の作品であるが、現在のシンセ音楽の
原点として、色あせる事なく冨田先生の作品が
強く残る。

そんな冨田先生のDNAを次の世代に残したいと
語っていた松武氏の表情も印象に残る。
途中、松武氏が冨田先生を思い出して
涙ぐむ場面もあり、講演を最前列のど真ん中で聞く私も含め
ピンと空気が張り詰める。

私は音楽家では無いけど、

そんな冨田先生の作品作りへの探究心と
松武氏のエピソードを聞くと、「クリエイターである以前に、
時代の開拓者として、いかにして未来を設計するか」を
見据える大切さをひしひしと感じるのであった。

電気回路の知識も大切だが
未来を切り開くには、どのような心構えで
「現在をどう生きるか」という事も
今回の講演で悟る事ができた。