ひと粒で二度おいしい綾戸智絵コンサート

　ラジオから流れてきた『夜空ノムコウ』を聞いて　飛び上がったのは数年前。
SMAPのヒット曲が全然違って聞こえました。
　あの時の衝撃をいまだに忘れることができません。
その時の歌手が綾戸智絵さん。

　それ以来彼女のコンサートに行きたいなあ、とずっと思い続けていたのですが
やっと念願叶ってコンサートに行くことができました。
　私が『夜空ノムコウ』を聞いた頃には　まだそんなにメジャーな人では
なかったと思うのですが　今や大人気の彼女、チケットが取れただけでも
ラッキーだとは思いますが　なんだかあんまりいい席じゃなかったのが
残念。　なにしろ、２階の上の方の端っこで　綾戸さんが豆粒のようにしか
見えませんでした。
　でも　演奏もトークもすごい迫力。
ＪＡＺＺを楽しみつつお笑いライブも楽しめるとてもオトクなコンサートでした。
あっという間に時間が過ぎてしまい残念。
　もっとゆっくり彼女の歌うスタンダードジャズを聴きたいなあ、と思いました。

　私と同世代だからでしょうか、彼女のお話は楽しいのですが　うんうん、
そうなのよね、と真剣に同意できる結構マジな話もたくさんありました。
「ここで皆さんに会えたことが幸せ。いいことも悪いこともいろいろあって今日がある。」「朝起きて、今日も生きてる、よかったと感謝する。ここに来る予定は前からあっても実際に来れたのはやっぱりうれしい。」等等。

　だんだん歳を重ねていくと　いろんな出会いは奇跡だと思うし　いろんなことに
感謝したくなります。
　そして、「永遠」ってことは絶対になくて、「終わりの時」はふいに来る、
なんてぼんやりと考えている今日この頃。
　同じようなことを考えてる人がいるんだなあ、と妙にうれしくなりました。

　しかし、本当にしつこいくらいに　彼女のアルバム「My do」（まいど）を
宣伝してましたなあ。（苦笑）