キュートなバアサンになるために

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義姉の終活

2018-12-29 22:19:23 | 正しいバアサンへの道
                  
 昨日ツレアイのお姉さんから荷物が届きました。
開けてみると 3種類の生地で作られた袋が入っていました。
 これは先日ツレアイの実家の法事で集まった時、両親の残した着物をどうするかをみんなで話し合い、ほとんどは姪の友人の人形作家の方に引き取っていただくことになったのですが、いくつか義姉の思い入れのある着物は持って帰ってきただきました。
 義姉は本当に器用な人で 縫い物、編み物、手芸全般なんでも得意です。
あまりの腕の良さに甥たちが中学生くらいになった時、材料を買いに行っていた近所の手芸用品店からスカウトされ、店員兼手芸教室の先生をしていたことがあるくらいです。
 私も毛糸のベストや皮のバッグ、布製の小物類をいくつかいただいています。
 
 今回は両親の着物をほどき バッグを作ったそうで、義父の着物からはツレアイの手提げバッグ、そして義母の着物から私が使うように、と2種類の手提げバッグを作ってくださいました。
 表布はもちろん、裏地も凝っていて 青い方のバッグなどはしぼりの羽織りをほどいて裏地にしているのです。 特に青い方のバッグの持ち手は義姉が自宅にあった皮で持ち手を作りそれを取り付けたそうです。
 そして各バッグの中には共布で作られたポーチまで入っていました。
                     

 義姉は 年齢的にもそろそろ身の回りを整理し すっきりする『終活』に入ろうと思ったそうで、それまで作ってきた手作りの製品をかなり人に差し上げたり処分したりしたそうです。
そして「もうおしまいにしましょう。」と決めていたそうなのですが 今回実家の着物を持ち帰ることになったので 再度ミシンを出して作り始めたそうです。
すると デザインや色合いを考えるのが楽しくて仕方なく「ああ、私はこういうことが大好きなんだ!」と気づいたそうです。

 たしかに ある程度の年齢になったら 体が動きいろいろ考えられるうちに『終活』をするのは大切ですが 自分の楽しみを止めてしまうのはいかがなものでしょう。
やっぱり楽しく人生を送らなくちゃ、と思ってしまいました。
コメント
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