「読むテレビホームドラマ」・・・・。
このシリーズをひと言で表すとこうなると思います。
舞台は東京下町にある古本屋とカフェ『東京バンドワゴン』
いろいろ大変なことがあっても大家族が仲良くワイワイと楽しく暮らしています。
その堀田家の中心は店主の勘一、そして、ひとり息子の我南人(がなと)は60歳を過ぎてなお「伝説のロッカー」、我南人の子どもたち藍子、紺、青とその家族たちの物語です。
この家族の物語のナレーター(?)は勘一の亡くなった妻のサチです。
サチは亡くなってなお家に留まり 家族の生活を見つめています。
この本を読んですぐに思い出したのがテレビのホームドラマ『寺内貫太郎一家』です。
作者もきっと『寺内・・・』を意識していらっしゃるのではないでしょうか。
大家族のワイワイした楽しさといろんな事件が起きても家族で解決していく力・・・・いつの間にか自分の堀田家のご近所になって やきもきしています
この登場人物をテレビドラマで演じるとしたらどんな俳優さんがいいかな、なんて考えながら読んでいきました。
こんなことを思うのは私だけではないようで解説を書いていらっしゃる本屋の店員さんも同じようなことを書いていらっしゃいました。 解説者は勘一を小林薫で、なんて書いていらっしゃいました。 小林薫をおじいちゃんの役に、なんて考えるのは きっとこの解説者がお若いのねえ、なんて思ったりして・・・
こんなことを考えながらこの本を読むのも絶対に楽しいです。
私もいろいろ俳優さんを思い浮かべながら読んでいます。
絶対この人以外にあり得ない!!と思っているのは吉永さゆりさん
どんな役かって?
ぜひ本をお読みくださいな
なかなか楽しい本でした。