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安倍に中国包囲網を主導させ対米自立に導くトランプ>田中宇サン

2017-11-30 00:03:11 | Weblog

引用させていただきました

安倍に中国包囲網を主導させ対米自立に導くトランプ

2017年11月13日   田中 宇

https://tanakanews.com/171113abe.htm

中国は、自国中心の経済圏として、ユーラシア広域の経済開発事業である「一帯一路」も推進している。安倍は、今年6月5日に行った講演で、日本が主導するTPP11と、中国が主導する一帯一路の貿易圏を融合させることを提唱している。海洋アジアと中国は、範囲が隣接しているが、重なってはいない。南シナ海と東シナ海に領有権紛争があるが、東シナ海(日中。尖閣)は紛争の棚上げが可能で、南シナ海の方は多くを中国が占領してしまう形で決着がつきかけている。米国がアジア支配をやめていくほど、日本など海洋アジア(インド太平洋)の諸国は、中国と対立せず共存し、住み分けする傾向を強める。日本は海洋アジア諸国(日豪亜)の主導役に押し上げられていく。 (中国と和解して日豪亜を進める安倍の日本) (Beijing seen poised for fresh South China Sea assertiveness

 トランプは表向き、マスコミに対する演出・軍産に対する目くらましとして、中国包囲網をやっているように演じながら、米国がTPPを離脱し、2国間貿易協定もやりたがらないことによって、日本など海洋アジア諸国を対米自立の方に追いやり、米国がアジアから出て行く中で、海洋アジアと中国が接近・協力していくように仕向けている。トランプが安倍から借用して開始したインド太平洋戦略は、中国敵視に見せかけた、アジアの自立誘導策、世界の多極化推進策となっている。

 安倍は、今年中に日中韓の首相会合を日本で開き、来年には習近平(中国皇帝)に訪日してもらいたい。対米従属したまま中国と協調したがる安倍の策は、琉球王国的な「米中両属」なのか。それとも日本を、米国と中国の間に位置する海洋アジア圏(日豪亜+印?)の(豪州などと並ぶ)盟主として位置づけ、日本が米中と肩を並べうる大国として生きていくことを意味するのか。繁栄を維持するには後者の方だ。

 だが、戦後教育(大東亜共栄圏=極悪)を信じる日本人は、国際影響圏の設定などとんでもないと言うだろう。その姿勢を変えないなら、前者の琉球型になる。日本は、世界の10か国ぐらいになりそうな大国の一つでなく、その下の、地域覇権国(東アジアは中国)に支配される、中規模な国家の一つになる。今後、米国覇権の衰退が進むだろうから、米中両属は、対中従属に変質していく。日本人は、中国人より劣等・格下になる。日本人は、その屈辱に耐えられるか?。若い世代は、お得意の「見ないふり(自主的視野狭窄)」で対応するから大丈夫か(笑)。生まれた時から日本が中国より格下なら何とも思わないだろうし。「戦後教育」の人々は、これからお墓の中だから関係ないね(後輩たちに偉そうなことを言いつつ年金基金を使い切り、逃げ切る全共闘世代)。悲しき日本人。”

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