The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ダクティロリザ・マクラタ Dactylorhiza maclata

2021-03-20 10:03:34 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、アオチドリ(ダクティロリザ)属、西アジア~ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Dactylorhiza maclata、

和名:ダクティロリザ・マクラタ、ウズラバハクサンチドリ(鶉葉白山千鳥)、

英名:Heath-spotted Orchid、Moorland Spotted Orchid、

葡名:Orquidea-piramidal、

2016年7月16日、2017年7月12日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ダクティロリザ・マクラタ Dactylorhiza maclata の花。

 

花期は6月から8月ごろ。草丈は 20~60cm ほど。花の色は淡いピンクから紅紫色の変異がある。

 

花の直径は 3 センチほどで、10~30 の花を房状に付け、下から順に咲く。標高 1500m ほどの山岳地帯の水の湧き出るところに自生。

 

和名のウズラバハクサンチドリは、葉に暗紫色の斑点があるため。

 

ダクティロリザ・マクラタ Dactylorhiza maclata でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の dactylos(=指)と rhizoma(=根茎)の合成語から。種小名は「斑点のある」の意。

ダクテロリザ・マキュラータは、ラン科の多年草である。本種は、原産地の項に記したように水平分布では西アジア~ヨーロッパと広い範囲となる。更に、垂直分布においても標高0~2200mとこれまた広範囲に及んでいる。いずれにしても本種の場合、周囲にあまり丈の高くない草や樹木等のみられないような日当たりの良い草地に自生の見られる地生ランである。地下に2個の塊茎を持ち、茎は直立し、草丈は、概して15~45㎝程度であるが、最大で70㎝にも及ぶこともあるという。葉は、三角状楕円形で、縁部は全縁、先端部は鋭頭、基部では鞘状に茎を抱き互生する。葉の葉面には暗紫褐色の斑点模様がある。6~7月頃、茎上部に長さ5~15㎝程度の総状花序を出し、径3㎝程度で白地・桃色地・紅紫色地に濃紅紫色の斑点や条線模様の入った花を10~30個程度つける。(GKZ植物事典より) 

 

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オルキス・イタリカ Orchis ... | トップ | ゲニスタ・トゥリアカントス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポルトガルの野の花」カテゴリの最新記事