The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

サキシフラガ・グラヌラタ Saxifraga granulata

2020-12-31 10:48:34 | ポルトガルの野の花

ユキノシタ科、Saxifragaceae、ユキノシタ属、ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Saxifraga granulata、

英名:Meadow Saxifrage、Fair maids of France、Mountain rocket、西名:Saxifraga blanca、

2016年6月16日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

サキシフラガ・グラヌラタ Saxifraga granulata の花。

 

石灰岩質の岩場の尾根、草地、雑木林、牧草地などの幾分湿潤地に自生。花の直径は2センチほど。

 

 

草丈は15~50センチほど。多くは斜めに倒れかけていることが多い。

 

葉は円腎形でやや厚く、わずかに毛がある。葉はロゼット状に根生するのと茎の下部に互生するのとがある。

 

5月から6月ごろ、白くて芳香のある花を3~10個、散房花序に咲かせる。果実は2部分に分かれた卵形の蒴果で、花後、植物体は枯死し、零余子だけが残る。サキシフラガ・グラヌラタ Saxifraga granulata でした。

 

©2020 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は,学名の音読みから。属名の saxifraga とはラテン語の saxum(=岩)と frangera(=割る)の合成語で、「石を割る」の意となる。クモマグサが胆石などの結石を除去する薬用効果があると考えられたことによる。種小名は「顆粒状の」の意。

サキシフラガ・グラヌラータは、ユキノシタ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で岩礫質な土壌地帯に自生する。草丈は15~40㎝程度となる。茎は概して斜上する。茎には腺毛が密生する。地下には桃色の球根を持つ。根出した葉はロゼットを構成し、茎葉は腎円形で茎に互生する。葉縁は多浅裂する。葉には腺毛が散生する。5~6月頃、花径2~3㎝程度で白色の5弁花を散房状につける。花弁には緑色の線状紋が入る。花冠喉部は黄色みを帯びる。開花時には芳香を放つ。花後には2分室を持った卵形の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)

 

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