キク科、Asteraceae、エダウチニガナ(コンドリラ)属、地中海沿岸地方原産、多年草、
学名:Chondrilla juncea、和名:エダウチニガナ(枝打苦菜)、
英名:Rush Skeletonweed、Gum Succory、Devil’s Grass、Nakedweed、Hogbite、
葡名:Leituga-branca、Lentuga、Rabos、
2016 年 9 月 21 日、10 月 16 日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016 年 9 月 25 日、2017 年 8 月 2 日、アレンテージョ地方で、2017 年 7 月 12 日、ベイラ地方で撮影
コンドリラ・ジュンケア Chondrilla juncea の花。草丈は 30-90 センチ。僅かにしかない葉は披針形。
黄色の頭花(径15ミリ程)は舌状花のみで舌状花の数は 9-10。頭花は1個、時に 2-3 個が枝の脇や先につく。黄色の舌状花だけで、舌状花の先端は概ね浅く5裂する。茎を切ると白色の乳液が出るのでニガナの名がある。果実の冠毛は白色。
種小名の juncea=juncus=jonquilla はラテン語で、アシのような、イグサのようなの意。
和名の「枝打ち」の由来は、若い茎には短い披針形の葉が付くものの、伸びた枝にはわずかにしか葉がなく、枝打ちされた幹だけの木に似る。
コンドリラ・ジュンケア Chondrilla juncea でした。
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(GKZ植物事典より)和名はニガナに似た花をつけ、葉を殆どつけず分枝した枝が目立つことから。属名はギリシャ語でキクチシャやキクニガナを意味している語を用いている。種小名は「イグサに似たの」の意。
エダウチニガナは、キク科の多年草である。草丈は30~100㎝程度となる。根生葉は長楕円状で、縁部は深裂して粗い鋸歯状となり、ロゼットを構成するが、茎の生長と共に間もなく消えてしまう。茎葉は披針形の小葉が僅かに1~2個程度つく、専ら分枝した枝ばかりが横方向に広がりを見せる。本種は、全草が灰白色の細毛に覆われている。9~10月頃、分枝する枝元部位に、径15㎜程度の黄色い花をつける。花被片は10個程度で、先端部は5浅裂する。本種の花は舌状花のみで構成される。花後につく冠毛は白色である。本種は、北米やオーストラリアでは帰化状態にある。我が国では、平成18年(2006)静岡市で帰化状態にあるのが確認されている。(GKZ植物事典より)
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