The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

テウクリウム・スコロドニア Teucrium scorodonia

2021-07-29 10:05:27 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、ニガクサ属、ヨーロッパ南西部原産、多年草、

学名:Teucrium scorodonia、

和名:ヨーロッパ・ニガクサ、ムラサキ・サルビア、セージ・リーブド・ジャーマンダー、

英名:Wood Sage、Garlic Sage、Wood Germander、

葡名:Escorodonia、Salva-bastarda、Salvia-bastarda、

2015年6月13日、2016年7月16日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

乾燥した林内や草地、海岸砂丘などに自生、草丈は30~50cmになる。

 

全体に柔らかな毛に被われている。葉は卵形で、浮き出た葉脈がある。

 

6月から9月ごろ、黄緑色の花を咲かせる。「ホップ」に似た味と香りがあり、ビールの香り付けに使われることもある。英名ではセージと名前がつくが、セージの仲間ではない。

 

 

 

葉を揉むと芳香がある。葉には利尿、強壮、収れん作用があると言われ、ティーとして飲まれるが苦みがある。傷や打ち身には、葉をつぶして患部に貼ったりする。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語で、ディオコリデスによってこの属につけられた名前teucrionを語源としている。種小名ギリシャ語で「ニンニク」の意で、本種の葉がニンニクに似た匂いを持つからと言う。

テウクリウム・スコロドニアはシソ科の多年草である。本種は、西ヨーロッパの比較的乾燥した牧草地や草原、或いは林地、海岸砂丘等に自生の見られる野草である。草丈は30~60㎝程度となる。全草が柔細毛で覆われている。葉は長さ3~7㎝、幅1,5~4,5㎝程度の卵形~楕円形で、縁部には鋸歯を持ち、先端部は尖り、基部では短い葉柄に連なり茎に対生する。葉の表面には葉脈に沿って凹凸があり、縮緬状となる。7~9月頃、茎頂に総状花序を出し、黄緑色の唇形花を10~20個程度つけ、下方から上方へと咲き上がる。 (GKZ植物事典より)

 

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