キク科、Asteraceae、キバナノアザミ属 、南西ヨーロッパ原産の多年草
学名:Scolymus hispanicus、
和名:キバナノアザミ、英名:Common Golden Thistle、Spanish Oyster Thistle、
葡名:Cangarinha、Cantarinha、Cardo-bordão、Cardo-de ouro、Escólimo-da-espana、Carrasquiha、Tengarrinha、Tingarra、
2008年6月、2014年6月12日、7月28日、2015年5月23日、6月23日、7月20日、2016年6月5日、9日、ポルトガル、アレンテージョ地方、2021年6月9日、コスタ・アズール地方で撮影、
スコリムス・ヒスパニクス Scolymus hispanicus の花。道路わきや荒地にに大株、小株で咲いている。蜜蜂の好物のようだ。
とげと硬い葉に覆われて近寄りがたい。枝は良く分枝し、草丈は80センチほどになる。
食用に適する甘い根と食用に適する葉と茎のために栽培されることもある。3月頃に株ごと掘り起こし、新葉をそぎ落とし葉脈を食用とする。肉、チョリソ、豆、カリフラワーなどを赤パプリカ味で煮込む。
鮮やかな黄色で個体差はあまりない。雨の全く降らなくなった7月、他の草花が枯れてしまった荒地に群生している。
スコリムス・ヒスパニクス Scolymus hispanicus でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、花色と花姿とから。属名は、ギリシャ語の skolymus(=アーティーチョーク)を語源としている。種小名は、「スペインの」の意。
キバナノアザミはキク科の多年草である。草丈は、80㎝ 前後程度となる。根生葉は名が楕円状披針形で、長い葉柄を持ち、羽状に裂し、先端部に刺を持つ。茎葉は革質で、縁部並びに先端部に鋭い刺を持つ。5~7月頃、径2~3㎝程度で鮮黄色の頭花を付ける。本種は、古代ギリシャ時代より、食用野菜とした栽培が行われてきている。(GKZ植物事典より)