わが家の居候に、「アシダカグモ」がいる。歩き回る蜘蛛では日本最大というだけあって20cm以上はある。しかし、その模様は個体差があって「あれ、誰だっけ」というほど違う。わが家ではその異様な雰囲気と大きさに「タランチュラ」と呼んでいる。
とくに、オスのアシダカグモはサングラスをつけている。突然、近くにお出ましになるのでギクッとしてしまう。しかも、ゴキブリを捕らえるほどのスピードで移動したり、じっと動かなかったり、畳の上ばかりではなく障子をよじ登る。
画像のドクロのような顔の中で、口に似たところには2列に4眼、計8個の単眼が見える。メスはサングラスはしていないが、オスの倍くらい大きい。足には「真っ黒黒すけ」のような模様があるのも新発見だ。見るたびに、「仕事をしろよ」と呼びかける。室内にいる虫たちを捕らえてもらいたいからだ。