山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

手紙を読むホタルガ

2020-10-13 21:45:39 | できごと・事件

 どこから入ってきたかわからなかったが、「ホタルガ」(マダラガ科)がわが家に居座ってしまった。飛び方がゆらゆらしているのであまり邪魔にはならない。他の昆虫だとかしましい動きになって夜の平穏が崩れてしまう。そのホタルガはそのうちに手紙を読みだした。ホタルガはなかなか好奇心が強いのがわかる。

                 

 それからは畳の上で寝てしまったように動かない。近くを歩いても逃げない。あやうく踏みそうになる。このままだと、ずっと居候になってしまうばかりか、とにかく踏んでしまいそうになるので、当局の強制執行を借りて外に排除した。とにかく、外にいるときも向うから近寄ってくるのだから不思議だ。人懐っこいのだろうか。ふつうの昆虫は警戒心が強くて近寄ってくることはめったにない。

 ホタルガは、毒のある蛍に擬態することで外敵から身を守る。その生き残り戦略が成功しているせいなのだろうか、警戒心というものがない。穏やかなホタルガのゆらゆら飛行でいつも癒される日々が続く。

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