加齢のせいか眼がずいぶん悪くなった。そのせいか、先日模様がきれいなテントウムシがいるなとカメラを向けたが名前がわからない。図鑑で見たが全く出ていない。新種を発見したかとワクワクしたものの。
甲虫の項で図鑑を見ていたら、「イタドリハムシ」(ハムシ科)であることがわかった。ちなみにふつうに見られるということだった。ということはきっと、このハムシをうかつにも今まで「テントウムシがいるな」くらいにしか見ていなかったということに違いない。
そう言えば確かに、体の翅に並んだ「点刻」があるのと、触覚の髭が鋸状であるのが確認できる。もちろん、黒字にオレンジ色の模様が丸ではなく雲状だ。名前の通りイタドリを食草としているということだが、行者ニンニクの葉で日光浴をしていた。ハムシは6mmくらいが標準だが、このイタドリハムシは9mmくらいで仲間の中では大きい。イタドリハムシは害虫ではないが、仲間のウリハムシの食害は大いに被害を被っている。