畑のフキノトウはまだまだだけど、陽当たりのいい道路わきにでていたフキノトウをちょっぴりいただいく。食べるにはすでに遅いが、手が先に出てしまっていた。
天ぷらが一番うまいと思いさっと揚げてみる。食べるとほんのり春の苦みを発していた。むかしは5月の北のキャンプ場で見つけてはよく食べたものだ。わが畑では収穫し過ぎたせいか、つまり食べ過ぎたせいか繁殖が弱くなってしまった。
早春といえば、このシソ科のホトケノザとオオイヌノフグリが常連だ。両者とも畑のあちこちで群落を形成している。「蓮華座」と言われる「仏の座」が確認されるので、わかりやすい。春の七草の「ホトケノザ」は、これではなくキク科の「コオニタビラコ」なので紛らわしい。
オオイヌノフグリ(オオバコ科)は帰化植物だった。青い花は1cmほどの大きさだ。いわゆる「イヌフグリ」は在来種で紅紫色の花が3mmほどの小ささで、絶滅危惧種にもなっている。今までこの違いにあまり気がつかなかったのでこれから注意してみよう。