山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

廃校は茶工場となりそして

2018-03-04 20:50:03 | 歴史・文化財

 春野町の歴史といえば、その中心の町は「犬居」だった。歴史に出てくる資料の殆んどが「犬居」で、往時を偲ぶ旅館もいまだに残っている。その隣の地域に「廃校」があった。言われてみてはじめてそこが小学校であることがわかった。その玄関の屋根を見ると、「学」の文字がある瓦を発見。

 

           

 山に囲まれた学校としてはL字型の校舎だったので、そこそこ生徒は多かったに違いない。タンクや煙突は廃校後に茶工場に活用された痕跡がある。瓦葺の校舎が珍しい。今は倉庫になっているようだ。

 

           

 木造の教室の周辺はさすが荒廃が目立つ。少子化を克服する対策に効果を出してきたフランス・スウェーデンは、保育充実・育児休業制度・年金加算・所得減税・高校までの学費無料などきめ細かな対策を打ち出している。それ以上に、地元に仕事がないというのが致命的だ。

 その意味では、自分の生き方をどの照準にあわせるかが問われているともいえる。ただし、最近は生活は貧しくとも自分にあった生き方・働き方をあえて自分で選択している若者がちらほらでてきているのが頼りだ。  

 

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