残念ながら、今回で山里コンサートは最終回となる。高齢にはさすが勝てず尾上さんの勇退とともにコンサートもまさに終演。あ・うんの呼吸でスタッフもそれほど打合せしなくても準備と運営を蓄積してきた経過がある。また、地域づくりにかかわる人どおしが久しぶりに交流する場にもなっている。
尾上ガーデンの界隈には梅や桜の花びらが散っている。春の山野草がところどころ芽や花を出している。演奏・食事・売店とともにこの庭の魅力が欠かせない。尾上さんの草花への思い入れがこもっている。スタッフはそれを側面からサポートするというわけだ。
したがって、きょうが最後の打合せとなる。いつものように緩やかに当日の運営体制やお弁当の献立案を決めていく。この緩やかさが長く支えてきた秘訣かも知れない。