山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

川崎大師に行く

2015-01-06 18:25:05 | 旅行・散策
 昨年、娘から川崎大師の健康祈願の御札をもらっていたが、「納札しに行かなきゃいけませんよ」と脅されて?いたので、急遽川崎大師に駆けつける。
 明治神宮・成田山に次ぐ300万人もの初詣がある寺ではあるが、風雨の強い平日にもかかわらず人出が多い。

              
 「仲見世」は門前町に出店の特権を与えられた商店街だが、人気の咳止め飴を切る包丁のリズムが鳴り響く。
 境内にもびっしり露天商のテントがひしめいている。

               
 大山門をくぐってすぐ横に「納札所」があり、そこに持っていく。
 規模が大きいだけに人の動線のシステムがしっかりしているのに驚く。

                           
 大本堂には立派な灯篭がいくつか天井から吊るされ奉納されていた。
それは大岡忠相が要請・設立した江戸の町火消しの伝統ある消防隊でもある。
 「筒先中」は放水の先端を引き受けた組かもしれない。
 「第2区」は、都内には11区ある消防隊のうちの新橋~高輪までの火消し組らしい。
 江戸の消防組織は関東一円にわたり活動が未だ続いているわけだ。

                            
      
                            
 境内には「八角五重塔」もあった。
 八角というのが珍しい。
 建物の多くは戦後の昭和に作られたものが多く、コンクリートの柱なのが残念。

ただし、手作りのしめ縄に出会ってホッとする。
 しかもこのしめ縄は、三つ編みでできているのが珍しい。

                            
 寺を訪れる300万人の中で、弘法大師の教えを真摯に受け止めている人はどれだけいるのだろうか。
 寺なのか神社なのか、わからない運営がある。
 建物も境内の雰囲気も世俗的で現世利益の臭いがプンプンする。
 
 自分も参拝に行っているので、人のことは言えないけどねー。
 このいい加減さが、日本や寺社や政治を支えているのかもしれない。


 

                             
 
コメント
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