山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

名物「くず餅」のルーツ

2015-01-07 18:17:06 | 特産品・モノ
 昨日川崎大師で買った「くず餅」を食らう。
 きな粉と糖蜜が意外に多くて余ってしまう。
 味はさっぱりしていてお腹にどっしり貯まる。

                
 くず餅は、「久寿餅」と書かれているものがある。
 その由来は、江戸天保時代に村の「久兵衛」が雨で濡れた小麦粉を水に溶いて放置しておいたのを思い出し、これを加工して蒸し上げると風雅な餅が出来たという。
 さっそく寺の上人に試食をお願いしたところ、久兵衛の「久」と長寿の「寿」をとって、「久寿餅」とされるがよいということになった。
 それ以来、川崎大師の名物となったという。

                         
 しかも大正時代、近くにできた味の素工場で小麦粉のデンプンが大量に生産されていたので、安価で入手できたのも「久寿餅」発展のきっかけにもなったという。
 「久寿餅」を売る店も幾つかあり、それぞれ張り合っているのが面白い。

 賞味期限が短いので早く食べてしまおう。
 正月の胃袋の負担はまだ緩和されていない。
 
コメント (2)
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